レトルトと侮るなかれ! 本格派カレーが続々登場!
「キャンプの定番食ってなんですか?」
ひと昔前だったら、キャンプといえばカレーライスが定番だったのですが、キャンプスタイルが多様化したように、アウトドアクッキングもバラエティー豊富になりましたよね。
各キャンプサイトを覗いて歩くと、キャンプ場が多国籍レストランにでもなっているんじゃないかってくらい色んな料理と出会えます。
焚き火を有効活用して料理をする方もいれば、シングルバーナーで手軽く作る方、さまざまな調理器具を使い時間をかけて料理する方など、スタイルは本当にさまざま。
もちろん「キャンプと言えば、カレーでしょう!」って方も健在。
でもカレーはカレーでも、具材の調理方法や種類にはこだわるけど最終的な味付けは市販のルーに頼る方、いくつものスパイスを駆使して味を整える方など、これまたさまざま。
日本人はカレー好きなようで、カレーへのこだわりはひとかたならぬモノを感じます。
そんなカレー好きな日本人という背景があるからなのか、現在、無印良品でレトルトカレーがにわかに増殖中ってこと、ご存じでした?
しかも日本の家庭で古くから楽しまれているカレーライスではなく、本格的なインドカレーが増殖中なんです。
レトルトだから湯煎して温めるだけで、本格的な味が数種類も楽しめる。
ということは、それってまさにアウトドア向きな食材ってことじゃないでしょうか。
そこでワタクシ、無印良品のレトルトカレーがどれほど簡単に作れ、そしてどのくらい美味しいのかをちょっとチェックしてみましたよ!
3種類のカレーで実践!
たくさんのレトルトカレーが登場している無印良品ですが、まったく知らぬ間に「レトルトカレー人気投票」なる企画が開催され、終了していたようです。
一般消費者からの投票によるものみないなようですが、投票した方はすべてのカレーを食してからの清き1票だったのでしょうか???
そこんところはかなり不透明です。
ちなみに人気順位は1位が「バターチキン」。
2位が「グリーン」。
3位が「プラウンマサラ」。
4位が「トマトのキーマ」。
5位が「牛ばら肉の大盛りカレー」。
6位が「マッサマン」。
7位が「辛くないグリーンカレー」。
8位が「キーマ」。
9位が「シチリアレモンのクリーミーチキンカレー」。
10位が「ジンジャードライキーマ」となっていて、41位まで発表されています。
そして、そんな人気投票があったという事前情報も知らず、なんとなく雰囲気で買ってしまったのが3種類。
かろうじて10位の「キーマ」は購入していましたが、ほかはまったくベスト10に入らないカレーばかり。
人気投票で「バターチキン」は堂々の第1位だったにもかかわらず、ワタクシのチョイスは16位の「クリーミーバターチキン」。
「バターチキン」は好きなのですが辛いのが苦手なので、クリーミーと言う響きに惹かれて、こちらを購入。
喜んで購入した「マトンのキーマ」にいたっては1票も入らなかったのでしょうか?
発表された41位内にはランクインしていませんでした。
そんな、チョイスの悪いワタクシの食レポです。
フライパンで簡単に作れるナン!
せっかく本格的なインドカレーがあるのだから、ライスではなくナンで食べたいですよね。
実は無印に、ナンも売ってるんですよ。
しかもフライパンで簡単に焼くことができるナンが!
カレーと同様のパッケージ、しかも同サイズなので、このナンもレトルトなのかと思いきや、粉末状なのです。
それでも作り方はいたって簡単。
パッケージを開封して容器に移します。
まあ、一般的にはボウルかなんかに移すんでしょうけど、普通にキャンプ中だったのでボウルが手元になく、 チャムス ブービーシェラカップ1リットル をボウルがわりに使用しました。
作り方はパッケージ表記に従って実践しますね。
無印良品のナンミックス1袋に対し、水を100ml注ぎ入れます。
続いてオリーブオイルを小さじ1=5ml加えます。
小さじがなかったので、ここは ライトマイファイヤー スポーク チタニウムのスプーンで代用。
ほぼ勘で小さじ1の量を加えました。
それをかき混ぜて、ナンの生地を作るのです。
パッケージの裏書には「シリコーンスパチュラで・・・」なんて書いてありましたが、もちろんキャンプにシリコーンスパチュラなんて持ってきているわけもなく、先ほどオリーブオイルを軽量するときに使った ライトマイファイヤー スポーク チタニウムで代用します。
まあ、 ライトマイファイヤー スポーク チタニウムってよくできた道具で、こんなふうに生地がまとまってきちゃうんですよ。
そしてパッケージの裏書によると、生地を4等分して丸めてボウルに入れ、常温で10分間放置。
こうして生地を馴染ませるんだとか。
もちろん水分が蒸発しないように、ラップもお忘れなく。
あえてパッケージの裏書通りに作りましたが、生地を馴染ませてから4等分するんじゃダメなんでしょうかね。
4等分するより、ひと塊の方が生地が均一に馴染みやすい気がするんですが・・・。
湯煎調理開始!
では、生地を10分間放置している間に、レトルトカレーを湯煎します。
そんで10分たったら、生地を伸ばしてフライパンで焼くわけですが、ワタクシはナンをより大きく伸ばして焼きたかったのでフチの低いスキレット、ラウンドグリドル10 1/2 を使用しました。
バーナーでよく熱したラウンドグリドル10 1/2 に、ナン生地を広げます。
ちなみにパッケージの裏書によると、麺棒を使って伸ばすようですが、普通のキャンプではなかなか麺棒を持参しているわけもなく、手伸ばしとなったのです。
でも手伸ばしの方が、厚い部分と薄い部分ができ、ちょっと本格的なナンに近づいたような気もします。
生地の裏表、両面を焼いたらナンの完成です。
ナンが焼けたら、レトルトの湯煎も終了。
パッケージがかなり熱くなっているので、ヤケドに注意しながら取り出します。
パッケージを開封し、器に注ぐわけですが、ここではオリジナルサイズのシェラカップを使用。
カレーの量的に、オリジナルサイズのシェラカップがちょうどいい感じです。
ナンが4枚焼け、カレーも3種類、用意できました。
左から人気投票8位の「キーマ」、真ん中が16位の「クリーミーバターチキン」、右が人気ランキング圏外の「マトンのキーマ」です。
どれに対しても言えることなのですが、化学調味料、合成着色料、香料不使用となっています。
そしてこの3種に共通しているのが、どれも本当に辛い!
お子さまには、ちょっと危険な辛さです。
辛いのが苦手はワタクシは、ボタボタ汗を垂らしながら食べるほどの辛さ。
でも食べられないほどではなく、心地よい辛さなのです。
個別に評していくと、「キーマ」が一番辛く感じました。
そしてニンニクと生姜が効いてておいしいです!
予想通り、もっとも辛味が抑えられていたのが「クリーミーバターチキン」です。
とは言っても、ワタクシにとってはかなり辛め。
バターの風味もクリームの風味もたっぷりで、濃厚な味わい。
今回の3種の中で、辛さが真ん中くらいに感じたのが「マトンのキーマ」です。
香辛料に隠されていますが、それでも微かにマトンの香りを楽しめます。
もちろんマトンの香りが苦手という方が多いというのもよく知っています。
だから人気投票ではランキング圏外だったのかも知れませんが、ワタクシにとってはこの「マトンのキーマ」が3種類のなかでは一番おいしく感じました!
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photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。