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まだ見ぬ秋の楽しみ方。三重県の紅葉絶景スポットBEST3

紀伊半島の東に位置する三重県は海と山に囲まれた自然豊かな地域で、国内でも有数の観光地です。三重県には世界遺産に登録された熊野古道、神社本庁の本宗の伊勢神宮、忍者で有名な伊賀地方などといった、海外の観光客からも人気の高い観光地が数多く点在しています。

テーマパークやレジャーランドも多く、鳥羽水族館や志摩スペイン村、西日本最大級のナガシマリゾートなど、家族やカップルで楽しめる観光スポットも多くあります。

有名な鈴鹿サーキット場もあり、F1日本グランプリや耐久ロードレースなど、知名度の高いレースが鈴鹿で行われています。鈴鹿サーキット周辺はホテルや遊園地なども整備されているため、大型レジャーエリアとしても人気です。

三重県の観光地では紅葉を楽しむことができるスポットが多く、秋になると紅葉目当ての観光客が訪れます。三重県ではどこの紅葉スポットの人気が高いか、まとめました。

標高によって紅葉の見頃が変わる御在所岳

紅葉で有名な御在所岳は、三重県三重郡菰野町に位置する鈴鹿国定公園の中にあります。鈴鹿セブンマウンテンの一つに選ばれている山で季節ごとにさまざまな自然の表情を見せてくれます。アクティビティとしては、ロッククライミングの名所としても知られています。

ふもとにある湯の山温泉から御在所ロープウェイを利用して山頂に登ることができます。御在所ロープウェイを降りて、さらにそこから観光リフトに乗り換えると、御在所岳の頂上に近づきます。山頂には展望台や見晴台が5か所も設置されており、鈴鹿山脈のパノラマを楽しめます。

御在所岳には変わった形をした奇岩も多く、そこも御在所岳の観光の魅力となっています。二つの岩の間に挟まった地蔵岩は、落ちそうに見えて絶対に落ちない岩として有名です。

御在所ロープウェイの山上公園駅近くには、高さが10メートルもある大黒岩もあります。他にも鷹見岩や恵比寿岩など、少し不思議な岩たちを目にすることができます。

見どころ満載の御在所岳ですが、秋は鮮やかな紅葉で色づきます。御在所岳は標高が1212mあって広大なので、一気に色づくわけではありません。山の上から徐々に色づき、だんだんとふもとに近づいてきます。

山頂に近い山上エリアから紅葉が始まり、10月中旬から11月下旬にかけて見頃を迎えます。山麓の温泉街では11月の中旬から11月下旬まで紅葉を楽しめるので、温泉と一緒に紅葉を堪能してみてはいかがでしょうか?

御在所岳の山頂部は県内で唯一のスキー場になっていて、冬にはウィンタースポーツを楽しんだり、樹氷を見にくる人たちが数多く訪れます。

INFO

三重県三重郡菰野町湯の山温泉

【電車】近畿日本鉄道湯の山温泉駅から三重交通バスで約10分、終点・湯の山温泉・御在所ロープウエイ前下車

【車】東名阪自動車道四日市ICから約20分

御在所ロープウェイの情報はこちら>>http://www.gozaisho.co.jp/

 

三重県トップクラスの紅葉スポット・赤目四十八滝

赤目四十八滝とは三重県名張市赤目町の渓谷にある全長約4キロの滝群の総称で、赤目四十八滝渓谷とも呼ばれています。

三重県でも有数の紅葉スポットで、昼間は鮮やかに色づいたモミジやカエデ、ヤマザクラなどを楽しむことができます。夜になるとライトアップされますので、夜の幻想的な紅葉を楽しめます。

赤目四十八滝の中でも特に大きな滝は、赤目五瀑と呼ばれています。高さが30メートルもある布曳滝は、まるで一条の布をかけたように滝が流れ落ちています。同名の滝は全国各地にありますが、赤目四十八滝の布曳滝はその中でも代表的な滝とされています。

高さが15メートルの不動滝は、不動明王にちなんでその名がつけられました。他にも高さ15メートルの千手滝や琵琶滝、高さ8メートルの荷担滝を含め、赤目五瀑といわれています。

赤目四十八滝渓谷には片道およそ1時間半のハイキングコースが整備されており、秋には紅葉の名所として観光客でにぎわいます。

見頃は11月上旬から11月下旬ごろ。

INFO

三重県名張市赤目町長坂861-1

【電車・バス】近鉄大阪線赤目口駅から三重交通バス赤目滝行きで10分、終点下車、徒歩5分

【車】名阪国道上野ICから国道368号・165号を経由し、県道567号を赤目滝方面へ車で25km

赤目四十八滝の観光情報はこちら>>http://www.akame48taki.com/

百人一首に詠まれる紅葉スポット・宮妻峡の水沢もみじ谷

鈴鹿国定公園に位置するもみじの名所・水沢もみじ谷は、内部川の上流渓谷の宮妻峡の手前にある谷です。江戸時代初期の菰野藩主が、領内見回りを兼ねて紅葉狩りを楽しんだ場所ともいわれています。

水沢もみじ谷には文人墨客が数多く訪れており、その中の一人・猿丸大夫が詠んだ「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の声 きくときぞ 秋はかなしき」という歌が、百人一首になったとされています。

秋が深まるとともにあたり一面が紅葉で真っ赤に染まり、訪れた人々を感動させてくれます。落葉が始まると、一面モミジのじゅうたんが敷き詰められます。11月下旬からは水沢もみじ祭りも始まり、夜には紅葉がキレイにライトアップされます。

見頃は11月中旬から12月上旬ごろ。

INFO

三重県四日市市水沢町山の坊

【電車】JR四日市駅からバス(約50分)で宮妻口下車すぐ

【車】東名阪道四日市ICから約25分

宮妻峡・水沢もみじ谷の情報はこちら>>https://www.kankomie.or.jp/event/detail_33307.html

渓谷で紅葉を楽しむ際の注意点もチェック!

三重県の紅葉は自然を眺めながら楽しめるスポットが多く、県外からも多くの観光客が訪れます。同じ三重県内でも紅葉スポットによってはかなり見頃が変わってきますので、ホームページなどで時期を確認してから出かけるようにしましょう。

渓谷などで紅葉を楽しむ場合、気温や天気が変わりやすいので、ジャケットや雨具、着替えを用意しておきましょう。ケガの防止と防寒のために手袋を持っていくのも忘れないようにしてください。

水分補給のための水も必ず必要です。カバンは歩きやすいリュックを持っていくのが良いでしょう。渓谷にはゴミ箱を置いていないこともあるので、必ずごみ袋は持参するようにしましょう。


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