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群馬県の秋は絶景!紅葉と雄大自然が織りなす魅惑の3大スポット

群馬県は、山や湖などの自然の景観にも恵まれ、名所や旧跡などの観光スポットも数多くあります。紅葉の季節になるとまた趣の違った自然の景観を楽しむことができます。そこで、群馬県にある雄大な自然と紅葉のコラボレーションを楽しめるスポットを紹介します。

紅葉×巨岩 コラボレーションスポットNo.1 妙義山(富岡市)

上毛三山のひとつである妙義山は、白雲山、金洞山、金鶏山と峰が3つに分かれています。妙義山のたたずまいは、威風堂々という言葉がピッタリの圧倒的な存在感です。

妙義山は、九州の耶馬渓、四国の寒霞渓と共に日本三奇勝と呼ばれていて、いくつもの岩山が連なっているような不思議な景観が特徴です。

こうした岩山が連なっている妙義山の紅葉の美しさは一種独特のものがあります。切り立った岩肌の乾いた茶褐色と、赤や黄色の鮮やかな紅葉とのコントラストは、まさに自然が作り出した奇跡。雄大で厳しい自然と紅葉のコラボレーションが必見の価値ありです。

また、ピンク色に染まるコスモス畑と鮮やかな紅葉、乾いた岩肌の妙義山のコラボレーションを一度で楽しめるとっておきのビュースポットがあります。その特別なビュースポットとは、妙義紅葉ラインと呼ばれる県道196号線沿いにある妙義山パノラマパーク。

さらに、温泉と紅葉のコラボレーションを楽しみたい方には、妙義山パノラマパーク内にある日帰り温泉「妙義ふれあいプラザ妙義温泉もみじの湯」がオススメ。露天風呂からは湯船にゆったりと浸かりながら紅葉を味わうことができます。

例年の見頃は11月中旬から11月下旬ごろ。

INFO

群馬県富岡市、下仁田町、安中市

【電車】JR松井田駅から車で約10分、上信電鉄下仁田駅または上州富岡駅から車で約25分

【車】上信越自動車道松井田妙義ICから約5分、または下仁田ICから約30分

富岡市の観光情報はこちら>>http://www.tomioka-silk.jp/

紅葉×巨岩×川 コラボレーションスポットNo.2 片品渓谷(沼田市)

奇岩と絶壁がおよそ1.5kmにわたって続くことで有名な片品渓谷ですが、赤や黄色で彩られた絶壁に囲まれて流れる美しく澄んだ川の水とのコラボレーションの美しさに目が奪われます。

片品渓谷にある遊歩道を上流に向かって歩いて行くと「鱒飛の滝(ますとびのたき)」があります。昔は鱒が遡上して来ていたそうですが、そのときに鱒がこの滝を飛び越えようとしていたため、鱒飛の滝と呼ばれるようになったそうです。滝の落差はおよそ10mですが、紅葉と水量の多い滝とのコラボレーションは見事です。

遊歩道をさらに進んで行くと、その岩壁の姿が般若に似ているため「般若岩」と呼ばれている奇岩が目の前に現れます。般若岩のまわりには数十メートルの岩壁が連なってそそり立っていて、その姿には圧倒されてしまいますが、これらの岸壁も鮮やかな紅葉で覆われると自然の威厳だけでなく、風流な雰囲気を醸し出してくれます。

遊歩道を奥に進むと吹割の滝が目の前に現れます。吹割の滝の先にもいくつかのオススメのスポットがあるので、紹介しましょう。

【浮島】

遊歩道を上流へ進むと、渓谷の中洲に浮島があります。この浮島にある浮島観音堂には日光東照宮の「眠り猫」や上野寛永寺鐘楼の「登り竜」の作者として有名な左甚五郎によって作られたと言われている如意輪観音が安置されています。浮島からは千畳敷や上流の渓谷の美しい紅葉とのコラボレーションを満喫することができます。

また、毎年10月には「浮島観音秋祭り(大護摩行)」が行われています。お願いごとがある方は、この時期に訪れてみてはいかがでしょうか? その年に観音堂の観音像に「願いごま」を奉納された方の願いごとが成就するように、山伏が護摩を焚いてくれます。

そして、この浮島と遊歩道を結ぶ橋として「浮島橋」と「吹割橋」がかけられていますが、それぞれの橋から眺めることができる紅葉と渓谷のコラボレーション絶景もそれは見事です。

【詩のこみち】

遊歩道を進むと、全国ふきわれ俳句大会で良く知られている「詩のこみち」があります。紅葉で囲まれたこみちをのんびりと散策しながら、一句ねるのも自然と俳句のコラボレーションとして楽しむことができそうです。

片品渓谷の紅葉の見頃は例年10月中旬から11月上旬ごろ。

INFO(次の「吹割の滝」と同じ)

群馬県沼田市

紅葉×巨岩×滝 コラボレーションスポットNo.3 吹割の滝(沼田市)

片品渓谷のなかでもっとも有名な観光スポットが天然記念物に指定されている吹割の滝です。

滝の落差はおよそ7mですので高さを誇る滝ではありません。けれども滝の幅はおよそ30mもあるためその迫力はかなりのものです。その滝幅の広さと迫力から「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。

吹割の滝の形状は独特のものがあり、岩の割れ目がいくつも重なっているため、さながら大地の割れ目に向かって水が流れ込んでいるような感覚にとらわれてしまいます。自然のダイナミズムを彷彿とさせる光景です。

吹割の滝には「竜宮の入り口」という伝説もあり、幽玄さや神秘性を先達たちがこの滝から感じ取っていたことがわかります。滝周囲の岩肌が紅葉で覆われた美しさと吹割の滝のダイナミズム、神秘性のコラボレーションをいちどきに味わえるのが、ここならではの楽しみ。

遊歩道をさらに上流に進んで吹割の滝を眺めると、自分自身が滝に吸い込まれてしまうのではないかという錯覚にとらわれ、色とりどりの紅葉に囲まれた異世界に迷い込んでしまったような感覚すら覚えます。

また、吹割の滝の雄大さと紅葉のコラボレーションを味わうことができるビュースポットとして、遊歩道に設けられた第1観瀑台があります。上から見下ろす吹割の滝の大きさは圧倒的です。自然の雄大さと紅葉の美しさが織りなす美しさはまさに絶景です。

例年の見頃は10月中旬から11月上旬ごろ。

INFO

群馬県沼田市利根町

【電車・バス】JR沼田駅から鎌田行きバス40分「吹割の滝」下車

【車】関越自動車道沼田I.C.から国道120号線を尾瀬方面へ直進約20分。

片品渓谷・吹割の滝の観光情報はこちら>>http://www.numata-kankou.jp/sight/fukiwarenotaki/index.html


群馬県には、今回紹介したように奇岩に囲まれた雄大な自然が数多くあります。群馬で自然が作り出した彫刻のような造形美と紅葉のコラボレーションを楽しんでみてはいかがでしょうか?


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