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【加賀・金沢・白山】石川県のエリア別おすすめ紅葉スポット3選

南北に長い石川県には、同じ県内でも各エリアによって文化風土や自然環境に違いがあり、それぞれ独特の多彩な魅力があります。そこで、今回は、金沢、加賀、白山のそれぞれのエリアを代表する紅葉スポットをご紹介します。

金沢エリアのおすすめ紅葉スポット 兼六園

兼六園は、金沢エリアのなかでもっとも有名な観光スポットと言えるでしょう。日本三大名園のひとつとして、国の特別名勝の指定も受けているので、多くの観光客でにぎわいます。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで兼六園は最高ランクの3つ星を獲得していて、兼六園の美しさは海外でも高く評価されています。

兼六園は、江戸時代に当時の加賀藩主・前田家によって作られました。庭園の広さは、およそ11.4万平方メートルにもおよびます。庭園内には、池や滝、曲水などが実に見事に配置されています。楓や桜、梅などの樹々もバランスよく配されていて、四季の移り変わりを感じられるようになっています。

「ことじ灯籠」、「唐崎の松」、「雁行橋」、「霞ヶ池」、「時雨亭」、「夕顔亭」などの見どころが庭園内にはたくさんあり、特徴や由来などを解説してくれるガイドツアーに参加するのもおススメです。

秋には園内にあるおよそ350本の楓が赤く色づき、あでやかな風景を醸し出しています。夜間のライトアップも行なわれていますので、昼間とは違う幻想的な空間を楽しむこともできます。さらに、早朝には無料入園サービスも行なわれていますので、早朝、昼間、夜間とそれぞれの時間帯で異なる園内の景色を楽しむのも良いのではないでしょうか?

また、金沢では着物レンタルサービスも充実しています。美しい日本庭園を着物で散策するのも風情を楽しみたい方や日本庭園をバックに記念撮影をしたい方にはイチオシです。

兼六園周辺には、金沢城公園や金沢21世紀美術館、石川県立歴史博物館がありますので、そちらもおすすめです。

見頃は例年11月上旬から12月上旬ごろ。

INFO

石川県金沢市兼六町1

【電車】JR金沢駅から北陸鉄道バスに乗車し、兼六園下・金沢城下車、徒歩すぐ

【車】北陸自動車道金沢西IC・金沢東ICから約30分、金沢森本ICから約20分

兼六園の観光情報はこちら>>http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/index.html

加賀エリアのおすすめ紅葉スポット 鶴仙渓(かくせんけい)

©石川県観光連盟

加賀エリアの紅葉スポットは、なんと言っても鶴仙渓です。鶴仙渓は大聖寺川が流れている渓谷で、上流のこおろぎ橋から黒谷橋までのおよそ1.3kmにわたります。周囲には開湯1,300年の山中温泉もあります。

この渓谷の紅葉の美しさは、俳人松尾芭蕉が黒谷橋周辺の美しさを目にして「この川の黒谷橋は絶景の地なり 行脚の楽しみここにあり」と言ったという逸話からも知ることができます。

大聖寺川の上流にかかるこおろぎ橋は、総ひのき造りで大変美しい構造をした橋として有名です。名前の由来は行路(こうろ)が大変危険だったので行路危(ぎ)と呼ばれるようになったという説と、秋のコオロギの鳴き声に由来するという説とがあります。

鶴仙渓は遊歩道が整備されていますので、渓谷の美しい紅葉を楽しむのであれば、遊歩道の散策がおすすめです。遊歩道には先ほど紹介したこおろぎ橋以外にも、あやとりはし、黒谷橋という個性的で魅力的な橋があり、それぞれの橋から眺める紅葉の美しさは格別のものがあります。

あやとりはし

あやとりはしは、鶴仙渓遊歩道のほぼ中心にかけられた橋で、華道草月流家元勅使河原宏氏によってデザインされた紅紫色のS字型の橋で、あやとりを表現したデザインになっています。

黒谷橋は、下流にかけられた橋で、昭和10年に造られたアーチ形の石造りの橋になります。この橋から眺める紅葉と渓谷の眺めも絶景です。松尾芭蕉がこの橋を訪れたときには橋は木製の橋でしたが、渓谷と紅葉の美しさは今も変わらず訪れた人々の目を楽しませてくれています。

鶴仙渓に訪れたなら、松尾芭蕉が気に入ったと言われている山中温泉も堪能してみてはいかがでしょうか? 芭蕉はこの温泉の素晴らしさを「山中や 菊は手折らじ 湯のにほい」と詠んで賞賛しています。山中温泉には芭蕉ゆかりのスポットも数多くあります。

見頃は例年11月中旬から11月下旬ごろ。

INFO

石川県加賀市 山中温泉

【電車】JR加賀温泉駅からバスで約25分、山中温泉バスターミナルで下車、徒歩5分

【車】北陸自動車道加賀ICから国道8号、364号経由で約20分

鶴仙渓の観光情報はこちら>>https://www.yamanaka-spa.or.jp/highlights/landmark

白山エリアのおすすめ紅葉スポット 白山白川郷ホワイトロード

白山エリアでの紅葉スポットとして人気なのは、白山白川郷ホワイトロードです。

ホワイトロードは石川県から岐阜県の白川郷へと通じる有料道路で、全長およそ33kmあります。ドライブ時間は1時間ほどですが、数々の紅葉の景勝地があり、紅葉のシーズンには人気のドライブコースです。ビューポイントをいくつかご紹介しますね。

しりたか滝/赤石の滝

しりたか滝は、石川県側から入って最初に目にする滝です。落差はおよそ50mで、山の急な斜面の間にまるで絹のように見える白い流れが特徴的です。見る角度や水量によって姿を変える滝で、運が良ければ滝の中ほどに虹を見ることもできます。

また、しりたか滝の右側には赤石の滝があります。赤石の滝は、昔の金の採掘所でベニ石(赤石)が岩に付いているため、赤石の滝と名付けられました。

蛇谷大橋

白山白川郷ホワイトロードの途中には、溶岩が冷えて固まってできた柱状の岩壁で構成される蛇谷峡谷があり、蛇谷大橋は渓谷にかかっている唯一の橋です。大きさは、全長70m、高さ45mです。

橋は標高およそ750mのところにかけられています。橋を渡るとその先には別名「五重の滝」とも呼ばれている、5段となって水が落ちている「かもしか滝」があります。滝の周辺でカモシカを目撃することが多いのでこの名前がつけられたそうです。

ふくべの大滝

白山白川郷ホワイトロードの中間にある滝で落差はおよそ86mあります。落差が大きいため、滝の水しぶきが道路を覆ってしまうこともあり、迫力満点です。駐車場のすぐ近くに滝つぼがありますので、水が断崖を流れ落ちて岩にぶつかるダイナミックな光景を眺めることができます。

三方岩岳

三方岩岳は、三方岩駐車場から50分ほど登るとたどり着けます。ここからは、白山、立山、穂高岳、乗鞍岳の北アルプスの山々をパノラマビューで眺められ、それはそれは絶景です。また、登山道周辺には高山植物やブナの原生林などがありますので、そうした景色を楽しむことができます。

見頃は例年10月上旬から11月上旬になります。

INFO

石川県白山市尾添~岐阜県白川村鳩谷

白山白川郷ホワイトロードの情報はこちら>>http://hs-whiteroad.jp/


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