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長崎県でキャンピングカーで移住先探し!軽キャンの魅力とおすすめスポットをご紹介

山や海、自然の中に行くたびに頭をよぎる”移住”

キャンプやフェス、登山にサーフィン、アウトドアレジャーやアウトドアスポーツをするために、都会を離れて地方に遊びに行く機会が増えています。

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僕自身、東京に住みながら、千葉にキャンプに行ったり、静岡の朝霧ジャムに行ったり、埼玉の長瀞にラフティングに行ったり、石垣島にシュノーケリングしに行ったり、ソト遊びをしに、いろんな地方に行っています。

遊びに行って思うことといえば、「なんて開放感! 自然ていいなー。ていうか、とにかく外で過ごすのって気持ちいい!」ということ。

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タープのなかで田舎暮らしを夢想中

そして次の瞬間には「こんなところで暮らせたら最高だろうな」と妄想が膨らむわけです。この思考パターン、きっとcazualをご覧のみなさんならわかってくれるはず。

とはいえ、移住となるとなかなか踏み出せないのも事実。そこで、移住ってどうなんだろう? と考えている自然好き、アウトドアフリークの方々にオススメのユニークな移住促進プログラムを発見したのでご紹介します。

移住先探しってどうやればいいの?

自然が好きなので、地下鉄も通ってて、ホテルもたくさんあって、コンビニも歩いて行けて、居酒屋さんもたくさんあって……そんな都会には興味はないわけです。

自然が身近に感じられるところがいいと、アウトドア好きは考えますね。もちろん、僕もそうです。

こういうエリアは、宿泊施設がなかったり、バスや電車が少なかったりします。となると、見に行くのは心理的にも物理的にもハードルは高め。

そもそも、よく考えてみればアウトドア好きに限らず、移住先って、生活するための街なので、観光地ではない場合がほとんど。

ということは必然、ホテルや旅館など泊まるところがなかったり、電車やバスの本数が限られていて車じゃないと動きづらかったりーー、要するに、移住先探しには宿泊場所と移動の足が必須。

なにかよいアイデアはないものか……寝泊りできて移動もできるもの……。

……!! それってキャンピングカーじゃないか!!

アウドトア好きなら心が踊らないわけはない! キャンピングカーで移住先探し@長崎県

そんなキャンピングカーをつかって移住先探しをさせてくれる自治体があるらしいとの噂を調べたところ、たどり着いたのが長崎県!

宿泊場所がない街でも泊まって街の雰囲気を体験し、移住先を見つけてもらいたいと、2015年8月から長崎県が画期的な移住促進の取り組みをスタート。それが「キャンピングカーによるラクラク移住先探し」なのです。

長崎県さん、グッジョブです!

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さっそく、この移住促進プログラムを体験してきました!

長崎県は海に愛された街

長崎は海洋県で594もの島があり、五島列島や対馬、壱岐、九十九島など自然豊か。シーカヤックやダイビングなど、マリンアクティビティも盛んです。

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また、漁獲量は全国2位をほこり、魚種はなんと全国1位と言われています。海に囲まれ、海の幸に恵まれた県です。

それだけでなく、坂本龍馬ゆかりの地であり、キリスト教など、歴史文化も色濃く残っています。

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平戸市にある田平天主堂。キャンピングカーであれば、こういった名所めぐりも移住先探しと並行して楽しめる。

「キャンピングカーで移住先探し」ってどんなプログラム?

移住希望者にキャンピングカーを低料金で貸し出し、手軽に移住先を探してもらう移住促進プログラムです。県がキャンピングカーを貸し出す移住促進プログラムは全国初。

キャンピングカーに目をつけるとは、長崎県さんは目の付けどころがシャープです。

まずは「キャンピングカーでラクラク移住先探し」の概要説明を。

  1. キャンピングカーのレンタル基本料は1日8,000円
    ただし、市や町など各自治体が用意した「移住先探しメニュー」を体験すると、その回数に応じて最安3,000円まで値引きが受けられる
  2. 移住先探しメニューは、先輩移住者や地域住民などへの移住相談
    空き家やお試し暮らし施設の見学、求人を行っている企業の見学、スーパーや市場などの品ぞろえや価格のチェックなどの現地案内
  3. 産業体験として漁業や農業、窯業などの有料体験も可能

これらの「移住先探しメニュー」の中から、「移住相談」の項目を1回以上、「現地案内」の項目を1か所以上利用することが、キャンピングカーの利用条件となっています。

詳しくは、「ながさき移住ナビ」の専用ページをチェックしてみてください。

「ラクラク移住先探し」利用までのステップ

ステップ1

利用希望者は、「ながさき移住サポートセンター」に予約を入れます。長崎だけじゃなくて、東京にもサポートセンターがあるのは助かりますね。

ながさき移住サポートセンター(長崎)

長崎県庁本館1階 〒850-8570 長崎市江戸町2-13
095-894-3581(直通)
iju@pref.nagasaki.lg.jp

ながさき移住サポートセンター(東京)

東京交通会館8階(ふるさと回帰支援センター内) 〒100-0006東京都千代田区有楽町2-10-1
080-7735-3852
nagasaki@furusatokaiki.net

「ながさき移住ナビ」にも応募フォームがあるので、ここからの予約も可能です。

ステップ2

予約すると、ながさき移住センターの担当者から連絡が来るので、行ってみたい市町や地域、体験したい移住先探しメニューを伝えます。

すると行程案を提案してくれるので、もろもろ調整をしてプランを決めます。「海沿いに行ってみたい!」とか「離島がいい!」とか「ネイチャーガイドをやっている方に会いたい!」とか、自身の希望をきちんと伝えることが大事みたいです。

ステップ3

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長崎空港や長崎県内のJR主要駅に行くと、レンタカー会社が迎えに来てくれるので営業所まで行ってキャンピングカーとご対面。いよいよ、移住先探しのスタートです。

※長崎県内スタートではなく、佐賀県・福岡県発着にも対応してくれます

ステップ4

行程表に沿ってキャンピングカーで長崎県内をめぐります。先輩移住者に根掘り葉掘り聞いたり、物件を見学したり、自治体の担当者に補助制度を聞いたり、移住先に関する情報を集めましょう。

ステップ5

プランを終えたら、レンタカー会社にキャンピングカーを返却。これで終了です。

これが長崎県が誇るキャンピングカー”インディ727”だ!

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自身の夢と希望と将来が詰まった行程表を手に、長崎県内を巡る相棒です。いわゆる軽自動車をカスタムした”軽キャン”(軽キャンピングカー)。

「小さっ!」と思った人もいるかもしれませんが、このコンパクトさがいいのです。田舎の細い山道を通ったり、街中で気軽に停められたり、慣れない土地でも取り回しがラクちんなのです。あと、ガソリン代も安くてすむので、それも魅力ですね。

インディ727はかわいい顔したすごいヤツ 広々インテリアに驚き!

運転席はいたって普通の軽自動車。小回りがきいて運転しやすいです。

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後部座席はというと、ジャジャーン! 思った以上に広いです。

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ボディ側面の後部空間へのドアから車内を撮った様子。写真奥の隅に固定されているのは、追加の座面です。

カフェか? ここはカフェなのか?

後ろ向きに二人掛けシートが設置されています。あ、ちなみに、こちらのレンタカーは土足厳禁です。

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床面に見える金属の穴にポールを差し込んで収納されている天板を乗せると、ご覧のとおり、テーブルが出現します。奥側に座面シートを設置すれば、後部空間は4人掛けに。

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大人4人だとさすがに狭いが、夫婦2人、子ども2人くらいまでならちょうどよさそう。

長崎県内を移動していれば、新鮮な魚が手に入るので、例えばお刺身やお惣菜を買ってきて、車でのディナーも楽しそうです。

それに、絶景を見つけたら、ちょっと車を止めてカフェタイムなんていうのも軽キャンならではの楽しみ。さながら絶景を楽しむプライベートカフェです。

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長崎港近くの景色。サンセットを眺めながら車内でコーヒーブレイクなんてのもおつですね

テレビがついているので、テレビ長崎やNBC長崎放送など地方局のテレビも観られます。ローカルの情報を得るには、うってつけ。どんな番組がやっているかチェックするのも楽しそうです。

水道も備わっているので、ちょっとした洗い物も可能。

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電源があるので、パソコンやスマホの充電だってできます。

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子どもを含めて4人まで就寝可能!

フルフラットにすれば、広々とした寝室空間に早変わり。

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どうです? 寝転がっても余裕です。窓から見た空の青さが印象的でした。

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大人も2名くらいなら横並びで寝られます

これだけじゃありません! 天井の取っ手を握り……

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上に押し上げると……

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はいー。ポップアップルーフのギミックが楽しいですね。ここはお子さん用の寝床。

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屋根裏部屋の雰囲気に子どもはきっとおおはしゃぎするはず。大人の僕も興奮したのは言うまでもないです(笑)

ちなみに外から見るとこんな感じです。このコンパクトさ、しびれます。

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寝るときは、窓のブラインドを下ろせます。中をのぞかれる心配もありませんね。

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上部には棚がついていて、メガネや財布など、小物の整理に便利。狭い空間を最大限利用する工夫が随所に光ります。

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”軽キャン”オーナー感を味わいつつ移住先を探そう!

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キャンピングカーはアウトドア好きの憧れ。

そんなキャンピングカーで旅する楽しみを味わいながら、移住先を探せるなんて、とってもワクワクする取り組みです。

2016年度は、4〜12月の間で21組の利用があったと言います。そのうちの2組は実際に移住。また、2015年度の実績では、14組が利用し、うち4組が年度内に移住しました。思った以上の高打率ですね。

ちなみに、長崎県は2016年度上半期の移住者が202人と、過去最多を上回るペースで推移しています。移住者から熱い注目を集めている地域なんです。

キャンピングカーでの移動なら、清廉な空気が気持ちいい山、夕陽に染まった広大な海、星がまたたく夜空など、長崎の自然をダイレクトに感じられる移住先探しの旅になること間違いなし。軽キャンで移住先を探すなんて、ユニークな移住促進プログラムですよね。

長崎県さん、ホントにグッジョブです!

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長崎県への移住情報

長崎県移住支援公式HP「ながさき移住ナビ」に”暮らす”、”働く”、”住む”の情報が掲載されています。移住に興味がある方は一度、見てみてください。

「ながさき移住ナビ」
http://nagasaki-iju.jp/

text:george

【PROFILE/george】

茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条

 

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