世界中で人気の日本のナイフ
日本製のナイフや包丁は、海外でも高い人気を誇っています。
その切れ味もさることながら、芸術的とも言える美しいデザインが評価され、海外の料理人たちが日本に来て刃物を選ぶ姿もめずらしくありません。
そんな中、世界3代刃物の産地として名高い岐阜県関市の刀匠が造るアウトドアナイフが、アメリカで著名なクラウドファンディングサイト Kickstarterにて、プロジェクトを開始。
現在、本場のアウトドアフリークを中心に、大きな支援を得ています。
万能なアウトドアナイフ
今回ご紹介するのは、岐阜県を中心に様々な町工場や伝統職人が集ってできたチーム「giant-salamander」が作り上げたアウトドアナイフ。
コンパクトなタイプが主流の中、非常に大きな設計となっているのが特徴です。
1本で薪や木材・食材に使用できる汎用性の高いナイフとして使用することができるので、キャンプのときも用途ごとに何本も準備する必要がなく、これ1本でさまざまなシチュエーションに対応可能。
そのため、タフで万能アウトドアナイフを探している人にはピッタリな製品となっています。
アウトドアナイフが生まれるまで
たたら炉で刃を加熱する炭は、1200〜1300℃の高温が可能な松炭を使用。
岐阜県関市の土地に豊富にある良質な松炭を2〜3cmに切って使用しています。
本来、刀匠による刃物の製作には時間とコストがかかりますが、先行して形状だけを製作し、刀匠が焼き戻しや刃付け・仕上げを行うプロセスで製作することにより、時間とコストを抑えています。
製品特徴
アウトドアナイフの刃渡りは17cmで、全長は30cm。
強固な造りとなっているため、タフなシチュエーションの多いアウトドアにおいてもその威力を発揮してくれます。
黒染めをした刃はデザイン性に優れており、握りやすい13cmのグリップは力を刃へと伝わりやすい仕様となっているため、使い勝手は抜群。
柄には日本のヒノキ をベースに55%の木材を含む、ウッドプラスチック(i-WPC)を使用し、乾燥時間やシリンダー温度などを長年の経験を持つ金型職人が調節することで、通常とは異なる成形を可能にしています。
また、成形時の配合率によって1つ1つの表面の模様が変化するため、1つとして同じ模様が生まれません。
世界に一本しかない、オリジナリティあふれるアウトドアナイフにきっと愛着がわいてくるはずです。
柄のカラーは「Brown」「Black」「Sakura」の3色から選択可能。
① Brown:最も木の表情(木目)が浮き出るカラー
② Black:高級感を一際感じるカラー
③ Sakura:日本の文化を感じる「桜」に因んだカラー
使いやすさはもちろんのこと、見た目も美しいナイフとなっています。
良質な本革仕様皮鞘
革鞘には上質な本革を使用。
本来、3mm厚の本革を加工するには特殊なミシンや技術が必要となりますが、熟練の革職人がひとつひとつ丁寧に製作。見た目も高級感漂う逸品となっています。
キャンプや釣りなどの移動時に、ベルトに通してお使いください。
製品概要
プロジェクトページ
An Outdoor Knife from Seki, Japan’s City of Blades
クラウドファンディング期間: 2022年7月20日 (水曜) の23:59 UTC +09:00 まで
公式オンラインショップ
https://giant-salamander.camp/
過去のプロジェクト製品はこちらから注文することができます。
Instagram
https://www.instagram.com/giant_salamander2020/
新製品の開発状況を随時UPしています。
文/中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽(ベース)。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。