軽量テントに新たな名作が仲間入り!
人気モノポールテント「ピルツ」シリーズでおなじみのogawaから軽量モデルが登場しました。コンパクトキャンパーを自認する筆者には最適なモデルです。その名も「Hoz」(ホズ)。
「Hoz」にはどんな意味があるんでしょ? スペイン語で「Hoz」は”鎌”の意味があるみたいですけど、読みは「オス」。今回は「ホズ」なので、違うんでしょう。今度、担当の人に会ったら聞いてみようかしら。
閑話休題。
星が見られて、変形インナーという目新しさ! 個人的には配色がそそる! それが「Hoz」(ホズ)
「フェスでもキャンプでも自由に使える」をコンセプトに生まれた、新ライトウェイトテント。
このようにテント紹介のリリースには書かれていますが、これまでに見たことがないフォルムや機能が盛り込まれています。
基本的な構造としては、2人用の自立式テントで、インナーは吊り下げ式の構造です。雨の日でもインナーを濡らさずに設営できて、便利ですね。また初心者にとっても、構造がシンプルなので、立てやすいと思います。
雨の日でもインナーを濡らすことなく素早く設営のできる吊り下げ式。フレームの形状は3本のうお座型、これによりフレームの立ち上がりをよくしていて、居住スペースを広く取れています。
また、インナーの形状が変わっていて(上の右の図参照)、左右対称の出入り口を設定することで、前室後室に余裕があり、荷物置きに重宝しそうだ。変形したインナーのおかげで、テント内での個人スペースが確保できるのも、僕的には使い勝手がようさそうという印象です。
「Hoz」(ホズ)なら自分だけの星空リゾートが楽しめる
星が見られると書きましたが、「Hoz」(ホズ)は天井に特徴があるんです! フライ上部がクリアパネルになっていて、インナートップを開けば寝ながら星空を見られるんです。天井のクリアパネルって大型のドームテントでは見たことがあるけど、軽量のコンパクトモデルでのテントでは、見たことないです。
こないだ”日本一星空がきれいな街”に認定されている長野県阿智村や福井県大野市に行ってきたんですけど、夜は寒くて寒くて外で見ていると辛かった ので、こういったテントがあるといいですね。夏は、天の川を見ながらテントで眠るなんて、ロマンチックというか、ワクワクしちゃいます。
モスグリーン×レッドの配色がしびれる
個人的には、この色にやられちゃいました。聖子ちゃんばりにビビビっときました。こりゃひと目惚れですな。ogawaというと、ピルツに代表されるようにブラウンのイメージが強かったのですが、こういった渋い、どことなくアーミーな感じの配色は新鮮。
しかも、フレームポールを露出するような構造を取っているのも好み。フライですべて覆ってしまうテントも多いですが、こうして構造が見えるようになっているのに色気を感じます(発言がテントオタクっぽい感じになってきてすみませんッ)。
Hoz(ホズ)スペック詳細
価格:60,000円(本体価格)
■重量/幕体:約2.2kg、ポール:約0.9kg
■素材/フライ:ポリエステルリップストップ30D(耐水圧1,800mm)
内幕:ポリエステルリップストップ20D
グランドシート:ナイロンリップストップ40D(耐水圧1,800mm)
ポール:7001 アルミ合金
■カラー/ダークグリーン×ブラック×レッド
■収納サイズ:52×20×16㎝
■付属:アルミV型ペグ、張綱、収納袋
次ページ:モンポールテントとドームテントのいいとこ取りしたテントとは?
モノポールの弱点を克服したニュータイプテント
モノポールテントがここ数年、流行っていますけど、ポールが1本だけなので、テント内上部空間の狭さが弱点でした。角錐(かくすい)型なので、どうしても上部がすぼまってしまい、底面の端っこのほうがデッドスペースになりがちでした。
そこで、登場したのがこの「Tres(トレス)」。
モノポールにアーチポールを組み合わせ、内部空間を拡張した「Tres」(トレス)
モノポールに3アーチポールを組み合わせた「Tres」(トレス)。これによりフライを外側に張り出させることができて、内部空間を広げることに成功したのです。
さらに、アーチポールを導入したことで、3方向の出入口を確保。開放感あふれる作りになっています。
出入り口には大型メッシュを装備していて、通気性も抜群。「Tres」(トレス)は個性と居住性を両立させた革新的なモデルとなっています。
モノポールのデッドスペースを3本のアーチポールで解消しながらも、アーチそれぞれが出入口になっていることで出入りしやすいだけでなく、入り口の方向を気にして設営しなくてもOKなので、手軽に使えるのも魅力。
また上部は「ピルツ」シリーズと同様のベンチレーションを採用し通気の良さも確保しています。
シェルターとしてはもちろん、フルインナー、ハーフインナーの別売オプションも充実しているので、さまざまな使い方が可能です。
個人的には、奥行きが3.9メートルあるので、グループキャンプのときのベーステントにして、大勢で宴会してみたいですね。宴会が終わったら、そのままコットを準部して就寝。。。うーん、いい夢見れそうです!
しかも、こういったフォルムのテントはかなりレアなので、フェス会場などでも目立つでしょうね。
Tres(トレス)スペック詳細
価格:78,000円(本体価格)
■重量/幕体:約5.7kg、ポール:約3.4kg
■素材/フライ:ポリエステル75D(耐水圧1,800mm)
グランドシート:ポリエステル210D(耐水圧1,800mm)
ポール:メイン6061アルミ合金、サイド6061+7001アルミ合金
■カラー/サンド×ブラウン
■収納サイズ:75×35×30㎝
■付属:グランドシート、張り出しポール170cm、張綱、ハンマー、スチールピン、収納袋
次ページ:人気大型シェルターにコットンタイプな仲間入り!
ツインピルツにコットンテントバージョンが仲間入り
設営の簡単さと、居住空間の広さなどが支持され、キャンプ場やフェス会場などでもよく見かけるようになった、大型シェルター。ogawaのなかで定番の大型シェルターといえば「ツインピルツフォーク」。2017年は、人気のツインピルツフォークにコットンテントバージョンが登場します。
通気性と吸湿性にすぐれた「テクニカコットン」(T/C)を採用!
心地いいコットン混紡生地の素材感をプラスした2017年のニューシェルター「ツインピルツフォークT/C」。
ポリエステルとコットンの混紡生地「テクニカルコットン」(T/C)を採用したことで、通常モデルに比べ重量はアップしてしまうものの、コットンテント特有の通気性と吸湿性でテント内は快適そのもの。
コットンテント好きの方に話を聞くと、「一度、コットンテントを体験するともう戻れない」と言います。それほど、テント内の環境が涼しくて快適だということ。テント自体が呼吸しているような感じで、僕も以前使ったときに驚きました。
また、コットン素材は生地自体に風合いがあり、テントそのものがいい表情をしてくれるんです。ランタンなんかをテント内で灯せば、柔らかい明かりがこぼれ、なんとも言えない風情に包まれます。
「ツインピルツフォークT/C」はシェルターですが、オプションとしてハーフとフルのインナー、さらに内部空間を広くさせる”二又(ふたまた)フレーム”などが充実していて、使う人のアイデア次第でいろいろな使い方ができるシェルターです。
Twin Pilz Fork T/C(ツインピルツフォークT/C)スペック詳細
価格:95,000円(本体価格)
■重量/幕体:約8.4kg、ポール:約1.7kg
■素材/フライ:T/C(耐水圧350㎜)、ポリエステル210D ポール:6061アルミ合金φ30㎜
■カラー/オフホワイト×ブラウン
■収納サイズ:65×35×30㎝
■付属:スチールピン、張綱、ハンマー、収納袋
春が待ち遠しい! キャンプシーズンよ来い!
今年のはじめは北海道、宮城、福井、長野と雪国ばかりに取材に行っていたので、そろそろあたたかいところでキャンプしたいなとウズウズしています。
ホズでコンパクトな装備で山深いキャンプ場に行こうかな・・・
トレスを持って友達家族を誘ってグルキャンしようかな・・・
ツインピルツフォーク(T/C)を持って野外フェスで仲間とワイワイしようかな・・・
あぁ妄想止まりません! 夏よ来い!
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text:george
【PROFILE/george】
茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条
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