魅力あふれる西日本を旅しよう
ゴールデンウィークが終わり、観光地の混雑も落ち着いてきました。
まだまだ気温は安定しませんが、本格的な夏が訪れる前に田舎旅を楽しんでみませんか?
今回は、cazualが運営するInstagramアカウント「都市脱出計画」より、自然と歴史に触れられる西日本のおすすめ観光スポットを紹介していきます。
1.和歌山県「熊野古道」
世界遺産「熊野古道」は、いにしえより多くの参拝者が行き来した道です。
道中にある熊野那智大社は全国約4,000社余ある熊野神社の御本社であり、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められています。
古道に足を踏み入れれば、神聖な空気と目に優しい緑の大自然、今も昔も変わらぬ風景にしばしタイムスリップしたような気分に浸ってしまうはず。
初心者コースから上級者コースまでさまざまな散策ルートがあるので、体力に自信がない人でも安心して足を運べますよ。
■住所
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
■アクセス
熊野古道大門坂(那智勝浦町那智山)JRきのくに線紀伊勝浦駅下車 バス20分
2.和歌山県「色川の茶畑」
熊野古道の近くにある色川はお茶の産地として有名で、いまもその伝統を受け継ぐ色川茶をはじめとした美しい緑の茶畑が広がっています。
色川の茶畑は近畿地方では知る人ぞ知る色川茶の生産地であり、室町時代から熊野古道に訪れた旅人を癒してきました。
周辺は「色川郷(いろかわごう)」とも呼ばれ、平清盛の孫・維盛が隠れ住んだとも言われているそうです。
茶畑の近くには円満地オートキャンプ場もあるので、周囲を探索しながら山間部の景色を楽しんでみてはいかがでしょう。
■住所
和歌山県那智勝浦町垣内地区
■アクセス
那智駅から車で約30分
町営バス 色川線 籠駅から徒歩23分
3.高知県「にこ渕」
にこ淵は、仁淀川の支流である枝川川(えだがわがわ)にある淵。
仁淀川の水の色は通称「仁淀ブルー」と呼ばれ、名付け親である写真家・高橋宣之氏に、この青こそが仁淀ブルーと言わしめた秘境の絶景が広がっています。
底の岩が見えるほどの透明度がある滝壺の水が、光の当たり方でグリーンやブルーに変化する神秘的な風景が話題となり、SNSでも多くの写真が投稿されている人気スポットです。
ちなみに、陽射しが淵全体に降り注ぐ正午前後が仁淀ブルーをもっとも感じられる時間帯と言われているそうなので、このタイミングを狙って足を運んでみてはいかがでしょうか。
■住所
高知県 吾川郡いの町清水上分1278
■アクセス
高知市から車で60分
4.和歌山県「古座川の一枚岩」
古座川の一枚岩は「古座川弧状岩脈」の流紋岩質火砕岩でできた、巨大な岩壁。
約1500万年前~1400万年前、熊野カルデラ形成に伴い流紋岩質マグマが地表へ噴出する際の通路として、延長20km以上にわたる「古座川弧状岩脈」が形成されました。
もともとこの一枚岩はマグマからできた岩体で、実は古座川峡の「虫喰い岩」「ぼたん岩」「飯盛岩」「天柱岩」などの奇岩とつながっており、時間とともに風化・侵食が進み現在のようなめずらしい形になったそうです。
古座川の一枚岩は貴重な地質遺産のひとつとしても有名で、和歌山県唯一の日本の地質百選に選ばれています。
この岩壁には、一枚岩の守り犬の民話があり巨大な守り犬の影が出現するので、毎年、4月と8月に訪れるのがおすすめです!
■住所
和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬290-2
■アクセス
古座川町コミュニティバス ふるさとバス本川線「一枚岩」すぐ
5.三重県「横山展望台」
三重県志摩市にある「横山展望台」は、日本有数のリアス海岸美を誇る英虞湾に浮かぶ約60の小島、と幾重にも折り重なるように突き出た半島を一望できる標高140mの展望台。
3つのテラスがデッキが生まれ変わり、それぞれの場所からは桜や紅葉など四季折々の自然を楽しめます。
また、絶景とともに伊勢志摩地域の食材を使ったメニューを販売している「天空のカフェ」も営業中。
英虞湾の羨望が楽しめるだけでなく、ほっと安らげるスポットとなっています。
■住所
三重県志摩市阿児町鵜方875-20
■アクセス
近鉄鵜方下車。
①タクシーで約8分。「横山展望台」着。
②バスで「横山登山口」下車。徒歩約45分(2.2km)。
③近鉄「志摩横山駅」(普通電車のみ停車)徒歩約45分(2.2km)。
6.愛媛県「亀老山展望公園」
大島の南端に位置する標高307.8mの亀老山展望公園は、瀬戸内海国立公園に指定されています。
隈研吾氏による設計として知られるパノラマ展望台ブリッジからは、世界初三連吊橋「来島海峡大橋」と日本三大急潮のひとつ「来島海峡」の潮流、晴れた日には西日本最高峰「石鎚山」を眺めることができます。
近くにしまなみ街道があるので、サイクリングの休憩地としても人気のスポット。
パノラマ展望台のブリッジから沈む夕日を眺めたあとは、ライトアップされた来島海峡大橋と今治の夜景を楽しめます。
■住所
愛媛県今治市吉海町南浦487-4
■アクセス
西瀬戸尾道IC → 瀬戸内しまなみ海道・約60分 → 大島北IC → 約15分 → 目的地
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