モンベルが販売する全天候型シューズ
ここまで毎日履ける便利なシューズがあるとは知らなかった……と感じた筆者。ここ最近、モンベルが販売する全天候型シューズ「マリポサトレール Low」を、週に4日以上は履いている。
しかも街中だけでなく、実際のアウトドアフィールドでも大活躍した。
なぜマリポサトレール Lowが素晴らしいのか、その魅力を紹介する。
ゴアテックスとBOAという最強コンビ
「マリポサトレール Low」は、ハイキングなどの軽登山からウォーキングなどのふだん使いまで幅広く使えるように設計されたシューズ。
マリポサは、アメリカのカリフォルニア州にある郡からとったとのこと。ここはヨセミテ国立公園の玄関口としても知られ、多くのアウトドアマンたちが立ち寄る場所としても知られる。
雑学はこのくらいにしておいて、マリポサトレール Lowの特徴は2つある。
1つ目は、アッパーにゴアテックス ファブリックを採用していること。
冒頭に述べた全天候型というのはここに由来していて、防水性を備え、雨の日でも足のムレを感じずに過ごせる。
シューズ全体にはメッシュ素材を使っているため、通気性がよく夏場でも快適に過ごせる。しっかりとした質感だが、ゴワツキはなく歩いていて固いという印象はない。
2つ目の特徴は、BOAシステムを搭載していること。
これは靴ひもの代わりに使われているワイヤーを、ダイヤルを回すことで片手で調整できるシステムで、スポーツシューズからスニーカーまで徐々に浸透している新しい機能だ。
今まで腰をおろして両手でアッパーの靴ひもを結ぶ必要があったが、BOAシステムによって腰をおろさずにラクに調整できるようになった。
筆者が週4日以上使っている理由はこれが大きく、おなか回りにぜい肉がついて前にかがむのがつらくなってきた今日このごろ、BOAシステムのおかげで非常に快適に過ごせるのだ!
この2つが大きな目玉機能だが、ポイントはそれだけではない。
同商品のアウトソールには「トレールグリッパー」というモンベルオリジナルの高機能ソールが搭載されている。これは同社独自に配合したラバー素材により、強力なグリップ力を実現。
調べによると、一般的なラバーソールを使ったシューズが傾斜角24度で滑り始めるのに対し、トレールグリッパーを使ったシューズは42度まで耐えられるという!
またスリット(溝)も水がすぐに外へ抜けるパターンになっており、濡れた地面でも滑りにくくなっている。
これを履いて実際に山に登ってみた
「マリポサトレール Low」の魅力をたっぷりと紹介したところで、これを履いて実際に山登りをしてみた。
使用したのは、モンベルと地方自治体が共同で主催するスポーツイベント「シートゥサミット」の登山にて。このイベントは「アウトドアスポーツ を通じて自然の循環を体感しよう」をコンセプトに、全国で開催されているイベントで、カヤック・自転車・登山の3種目で海から山頂を目指す内容となっている。
筆者は、妙高笹ヶ峰キャンプ場から火打山の頂上の道のりを往復約16km登り降りしてきた。
数日前に雨が降ったこともあり、ぬかるみがある道があちこちで見られたが、滑ることなく無事に完走。シューズのおかげかもしれない(!?)。
「マリポサトレール Low」を使うときに注意すべきこと
筆者個人としては問題なく使っているのだが、未舗装の道を歩くことを想定して作ったことから、シャンク(芯材)を硬めにしている。
そのため、長時間のウォーキングを要する場面では、少々足の疲れが出る可能性があるため、店頭で試着して履き心地を体験してから使うことをおすすめしたい。
「マリポサトレール Low」で快適な毎日を!
クッション性を差し引いても、ゴアテックス、BOAシステム、独自アウトソールの搭載はとても快適で、ふだん使いからキャンプまで幅広く使っている。これからもどんどん使っていきたい。
マリポサトレール Low(Men’s)製品詳細
価格:17,500円+税
重量:367g(片足・25.5cm)
カラー:ダークネイビー(DKNV)、マスタード(MST)
サイズ:24.0〜29.0(0.5cm刻み)
商品の詳細はこちら
撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。