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【宮崎県小林市】水の都で絶品!鯉とチョウザメが味わえる食の旅/vol.1

二度見必至のご当地動画 宮崎県小林市のPR動画がすごすぎる!

宮崎県小林市の動画、すごいんです。2016年、大きな話題となったので、ご存知の方も多いはず。

まだ見たことがないという方、何も言いません。まずはご覧ください。

どうです? 思わず、見返してしまう見事な構成だ。この動画「ンダモシタン小林」は、YouTube再生回数が220万回を超えるほどバズった。

小林市は宮崎県南西部に位置する市。市域北東部で熊本県と接し、市域南西部では鹿児島県と接している。宮崎というと海のイメージが強いが、小林市は山あいの街だ。

小林市は高校生がサバイバル下校!?

こちらの動画も笑撃の裏切りがある。

どちらの動画からも豊かな自然があることがよく伝わってくる。そしてこんな動画にチャレンジする市もきっとアグレッシブなんだろう。

小林市、面白そうだな。小林市、気になるな。元気な自治体、行ってみたいな……。

というわけで、話題の宮崎県小林市に行ってみました!!

正直なところ、小林市に入った当初は、どこにでもある普通の地方都市という印象だったが、いろいろと回った結果、「小林市、ハンパないって! ポテンシャル、ハンパないって!」という感想に。

何がハンパないのか、宮崎県小林市取材レポートでその魅力を紹介する。

いよいよ小林市のポテンシャルに迫る!

宮崎県小林市ってどんなところ?

小林市は宮崎県の南西部にあり、県庁所在地である海沿いの宮崎市からは西北西におよそ60kmの場所に位置している。韓国岳(標高1,700m)、夷守岳(標高1,344m)、高千穂峰(標高1,574m)など、霧島連山に囲まれた盆地が、中心市街地となっている。

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駅前の景色。遠くに霧島連山が見える。中央の山が夷守岳だ

水がすごい! 小林市は”名水の街”

小林市のすごいところ、まず1個目は”水”。日本トップクラスの名水の街なのだ。

年間降水量が3,000ミリもあり、霧島連山の山麓にあるため、市内の至るところで名水が湧き出している。

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市中心部から5分ほど車を走らせたところにある湧水池。水がこんこんと湧き出している。

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市内には70箇所以上も湧水郡があるという。

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池の底もはっきり見えるほど透き通っている。水はひんやりと冷たい。

小林の水は実は全国的に流通していて、ファミリーマートで売られているミネラルウォーターの”霧島”の水は、小林市が採水地だ。水の特徴について、小林市役所地方創生課の柚木脇さんに教えてもらった。

「霧島連山に降った雨が地中深くに染み込んで、麓で湧き出しています。水の街と言われるところでもだいたい20〜30年前に降った雨が湧き出すみたいですが、小林は違う。調査をしたところ50年前の水が湧き出ていることがわかったんです。地中にもぐったらもぐった分だけミネラルなどが豊富になるらしいのですが、小林の水はシリカという美容にいいと言われる成分が豊富に含まれていることがわかりました」

水を生かした小林市の名物料理とは?

名水百選に選ばれている「出の山公園」 鯉やチョウザメの養殖も盛ん

小林市内の湧水群には名水百選に選ばれているものもある。それが出の山池の水源だ。池一帯を整備して、鯉・マス・チョウザメの料理店や淡水魚水族館などもある出の山公園となっている。

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レストランから見た出の山池。小林市一の大きさを誇るため池だ

この湧水を利用して、チョウザメや鯉、マスの養殖を行っている。水質がよく豊富が水量がないと、これらの魚は養殖できない。ちなみに、チョウザメの完全養殖に初めて成功したのが小林市なのだ。

池には観賞用の鯉も放流されていて、餌付け体験もできる。

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淡水魚水族館で鯉のエサが買える。

池のほとりに立つと、鯉たちが寄ってくる。

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想像以上の数の鯉! 口をパクパク、エサを待ち構えている

満を持してエサを投入。

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案の定、鯉が殺到。小さい子は泣いちゃうかもな

空前絶後。狂喜乱舞。鯉のエサ争いの迫力たるや、ものすごかった。

囲われた小さな池には、錦鯉もいた。こちらは優雅に泳いでいた。

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いよいよ鯉を実食!どんな味?

ランチは小林名物の鯉・マス・チョウザメ料理! その味とは!?

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出の山公園にあるレストラン「出の山 いこいの家」。なかなか渋い店構えだ。さて、何を食べようか。

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この看板を見た瞬間に即決。恋しちゃうしかないでしょ

悩む間もなく、新メニュー「鯉に恋し茶った漬け」の一択。さすが小林市。山里の老舗すら攻めている。

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これが「鯉に恋し茶った漬け」だ!

しょうゆに漬けられた鯉の刺身が白米に乗っている。紅ショウガとワサビのタブルトッピングが珍しい。出汁をかけて、さっそく実食。

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川魚というと泥臭いイメージがあるが、一切、そういうことはない。ちなみに鯉は初めて食べたがこれまでに食べたことがない触感だった。身には味がしっかりついていて、薬味が効いていて、さらさらっと食べられた。

続いて、鯉のあらいもいただく。これは醤油ではなく酢味噌でいただく。

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見た感じはちょっとぶりっぽい。身がよく締まっていて、ザクザクとした触感だ

鯉の身自体に、味はさほどないので、触感を楽しむ感じだ。

続いてマスとチョウザメの味とはいったい!?

マスの背越しってどんなもの?

さらに続いて、マスの背越し。

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背越しとは、骨がついたままの胴体を薄く輪切りにした切り方だ。これは川魚特有の調理法で、上質のエサを食べている清流に住む川魚は、骨の周辺に香り高い脂を持っていることがあり、それを堪能するための切り方なのだ。三枚におろしてしまうと、骨周辺の脂を味わうことができない。

味はとっても淡白であっさりしている。骨がザクサクしていて触感が面白い。

チョウザメは意外とイケる! 味は白身魚のフライ

同行メンバーはこれまた新メニューのチョウザメフライ定食を注文。

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チョウザメっていったいどんな感じだろうと思ったが、味としては白身のフライだ。

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身がふっくらとしていて、想像以上においしかった。キスのフライなんかと比べると、脂が乗っていて、たくさん食べるとやや胃が重くなりそうだ。


日本一、日本トップクラスのものがごろごろと存在する小林市。次回は豊かなアウトドアフィールドに迫る。

【続く】

【宮崎県小林市の取材レポートはこちら】
【宮崎県小林市】二度見動画で話題!”水の街”で鯉とチョウザメを食べてみた/vol.1
【宮崎県小林市】山、湖、滝、川 アウトドアフィールドがありすぎる件/vol.2
【宮崎県小林市】宮崎牛に地鶏、野菜に果物……食材が豊かで安い/vol.3

【小林市に興味をもったらチェック】
宮崎県小林市の移住情報はこちら
小林市PRプロジェクト「てなんど小林プロジェクト」の情報はこちら

text:george

【PROFILE/george】

茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条


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