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初夏に行きたい立山黒部アルペンルート”雪の大谷” 見所、服装は?

お前はまだタテヤマを知らない!

タテヤマ、たてやま、立山。

目指す立山は富山県にある。

「立山は聞いたことあるけど、何県かはわからない」なんて人も多いだろう。かくいう筆者も、「(たっぷり30秒ほど長考して)……と、富山だよね?」と自信が揺らぎながらなんとか回答した。

立山には驚異的な自然があるのだ。今回は、それを紹介する。ゴールデンウィークのレジャーにもオススメだ。

高さ20メートル! ビル6階立てに相当する雪の壁

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今回、紹介するのは春の立山観光の名物となっている立山黒部アルペンルートの”雪の大谷”だ。

富山県立山町は特別豪雪地帯に指定されていて、世界でも有数の豪雪地帯。そのなかでも標高2,450mの立山室堂平の室堂ターミナル付近にある「大谷」は、吹きだまりのため特に積雪が多く、20mを超えることもある。どのくらい雪なのかというと、10月ごろから翌年の7月初めまで、1年のうち、なんと9カ月近くも雪に覆われているのだ。

この「大谷」を通る道路を除雪してできる雪の壁が「雪の大谷」と呼ばれ、立山名物となっている。

上の写真を見てもらえば、その巨大さがわかるはず。大型の観光バスのはるか上まで雪が積もっているのだ。

山と雪のプロが案内してくれる”水の王国”富山を体感するネイチャーツアー

雪が多い富山は水の王国だ。山々に降り積もった雪が地中深く染み込み、長い年月をかけて地下を流れ、おいしい水として麓の街で湧き出している。そんな富山の水の循環を体験できるツアーがあるという。しかも、立山の山と雪を知り尽くしたネイチャーガイドが案内してくれるのだから、内容も濃いのだ。

ガイドの大塚憲一さん(トラバース)は富山大学理学部地球科学科で雪氷学を専攻し、大学院で立山の雪の研究して経歴を持つ。旅行会社でツアーコンダクターの経験もあり、現在は登山ガイドとしてシーズンを通して立山を案内している。4月末~5月末にかけては雪の大谷をメインコンテンツとした『雪の大谷が語る水と氷の物語』ツアーを実施。富山の水の豊かさを体感しながら、その源となる「雪の大谷」を目指すものだ。

「海から山まで高低差3000mの富山ならではの魅力を体感してもらえる内容となっていて、水をテーマにツアーストーリーを作成しました」(大塚さん)

標高0mの街中から3000mの立山連峰まで水のストーリーをたどり雪の大谷を目指す

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ガイドの大塚さんがわかりやすく立山のことを教えてくれる

ツアーのスタート地点は富山駅だ。ここから直行バスで雪の大谷を目指す。富山の水の恵みを体感するツアーストーリーと前述したが、街中で湧き出す水、立山の地形の成り立ち、源となる雪山を巡り、富山を水の王国たらしめている所以を学んでいく。

立ち寄りスポット1【いたち川の水辺と清水(平成の名水100選)】

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立山(雪の大谷)の雪解け水が河川を流れ下り、まさに街中から湧き出しているポイントで水を味わう。延命寺地蔵尊という、いたち川沿いの湧水ポイントは平成の名水百選にも選ばれていて、そこで名水を飲めるのだ。山に降った雪や雨は地下をゆっくりと流れることで、まろやかでおいしい水になる。このとき、参加者にはオリジナルのアルミボトルを配布し、水を堪能できるようになっている。

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この水の源を辿って、雪の大谷を目指すというストーリー設定なのだ。

立ち寄りスポット2【立山カルデラ砂防博物館】

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2012年に立山で認定された日本初の氷河。そう、立山連峰には氷河があるのだ。そして、この日本唯一の立山の氷河を発見した学芸員が在籍するのが立山カルデラ砂防博物館なのだ。館内の模型、パネルなどを使い、直接学芸員の方から立山の雪の特徴、雪の壁からわかることなどを聞くことができる。

立ち寄りスポット3【弥陀ヶ原雪原】

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いよいよ山のほうへ移動。標高1930m、一面に広がる貸切状態の弥陀ヶ原雪原でランチタイムとなる。富山の旬な食材を用いた富山港近くの老舗仕出し屋のオリジナル弁当をいただく。雄大な景色と共に富山の地の食材を堪能できる。20170330_tokoro_tateyama_018

立ち寄りスポット4【室堂平 雪の大谷ウォーク】

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ツアーのメインとなる「雪の大谷」へ。

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春の立山黒部アルペンルートのハイライトが「雪の大谷」だ。室堂ターミナル周辺の道路に積もった雪を除雪してできる「雪の壁」だ。およそ500mに渡って壁が続いている区間を「雪の大谷」と呼ぶ。巨大な雪の壁が続く様は圧巻のひとこと。立山黒部アルペンルート全線開通直後の4月中旬から6月中旬だけ雪の壁を歩けるのだ。

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4月の開通時には例年、高さ15〜20mの壁がそびえ立ち、自然の壮大さを感じることができる。

「迫力の雪の壁は、アルペンルート開通時には20m近い高さとなり、ビル6階分もの高さになります。ツアー期間中は迫力の壁を間近で眺めることができます」(大塚さん)

シーズンラストの6月でも10mの雪の壁が残っているという。

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基本的には自由散策だが、希望者はみくりが池周辺の雪上散策にもガイドの大塚さんが案内してくれるとか。

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雷鳥に出会える確率も高いというのでオススメだ。

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天然記念物の雷鳥。白くてかわいい

富山駅発 大自然行きのネイチャーツアーが便利

ちなみに本ツアーは、富山駅発着の直行バスで訪れるガイドツアーなので、雪の大谷まで乗り継ぎなしで行ける数少ないツアーだとか。しかもゴールデンウィークの混雑シーズンでも貸切バス利用で待ち時間もないため、スムーズに雪の大谷まで行ける。富山の自然を効率よく遊び尽くしたいアウトドア好きにはうれしいポイントだ。

「雪の大谷」服装アドバイス 真冬並みの防寒対策&日焼け止めとサングラス必須

「雪の大谷」がある室堂ターミナルは標高2450mという高地。春とはいえまだまだかなり寒いので服装には注意が必要だ。

4月は朝9時の平均気温は3度、15時でも5度しかない。5月中旬でも9時は6度、15時で8度と防寒対策はきっちりしておくこと。真冬並みのウェアで行ったほうがいいだろう。雪が降ることもあるので、帽子や手袋、マフラー、カイロなどもあると安心だ。

靴は、雪原を散策する場合は防水のトレッキングシューズをおすすめする。

また、晴れると雪の照り返りが厳しいので、サングラスや日焼け止めも必需品だ。

春とはいえ、ウェアは真冬時のことを考えて準備していくこと。せっかく行ったのに、寒くてガタガタ震えていてはもったいない。100%満喫するためにも装備は入念に!

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ツアーの詳細・申し込みはトラバースのHPまで
※ツアー開始は4月29日〜

text:george

【PROFILE/george】

茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条


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