家でもふだん使いできるアウトドアギアを発見!
ソトだろうが家だろうが、お気に入りのものに囲まれて過ごしたい。
アウトドアグッズを選ぶとき、とりわけ食器や調理道具、ファニチャー、収納ボックスなどは、家でも使えるか、インテリアになじむかといったポイントも大事にしている。
家キャン、おうちアウトドアという言葉も流行っているので、フィールドでも室内でもシームレスに使えるギアが注目されている。
そんななかで見つけたのは、Helinox(ヘリノックス)のテーブル「テーブルO(オー)」だ。アウトドアグッズとは思えないたたずまいにひと目惚れです。
まずはHelinox テーブル O(オー)のスペックをおさらい
「テーブルO」には、サイズが2種類ある。写真左が「テーブルO」で、右のひとまわり大きいのが「テーブルO M」。
「テーブルO」は、直径26.5×H39cm(収納時:W29×H3×D40cm)。本体だけなら220gと衝撃の軽さ(付属の収納袋込みだと350g)。そして耐荷重2kgとなっている。
「テーブルO M」(以下、「Mサイズ」と呼ぶ)は、直径40×H50cm(収納時:W47×H6×D57cm)で、本体662g(付属込み882g)。耐荷重は3kgだ。
天板と脚のパーツで構成されていて、天板裏に脚をはめ込むだけで組み立て完了。
とてもシンプルな構造なので、組み立ても解体もものの数秒しかかからない。
インテリアになじむ”ちょうどよい”サイドテーブル
「テーブルO」はどちらのサイズも、ソファ近くで使うサイドテーブルにぴったり。
「Mサイズ」は直径40cm、高さ50cmあるのでタブレットやノートPCを置くのにちょうどよい。ソファでリラックスしながらネットしたり、動画を見たりするときに便利だった。
また、2人分のお茶セットくらいであれば、余裕もある。ソファでのリラックスタイムをよりよいものにしてくれる。高さ50cmというのも絶妙で、ソファの座面より少し高い位置なので、取ったり置いたりするのがとてもラクだった。
「テーブルO」はひとりタイムのお供にジャストサイズ。ドリンクとスマホをちょい置きするのに重宝した。
リアルなウッディ調がいい感じ
木目調の天板がインテリア性を高めている。素材は樹脂だが、表面はややマットな木目調で品があり、家の中でも浮くことなくなじんでいる。
あとは、このシンプルなシルエットも好印象だ。直線的な細い脚を天板につけただけの単純な構造で、それがとても華奢で繊細な雰囲気につながっている。
木製のサイドテーブルではこうはいかないだろう。どうしても重量感が出てしまい、軽やかな印象は薄れてしまう。
どんなスタイルのインテリアにもなじむデザインだと思う。
220g とにかく軽い!
テーブルOは本体220g(Mサイズ:662g)と驚くほど軽い。指一本でラクラク持ち上げることができる。コンパクトかつ軽量なギアを作るHelinoxらしい特徴だ。
ソファで座ったり寝転がったり、ポジションを変えても、さっと手元に引き寄せて使える。ちゃんとした家具であれば、移動もひと苦労だと思うが、220gのテーブルなら移動させるのもまったく苦にならない。
さらに、キャンバスコットンの収納袋がついていて、天板と脚はまとめることが可能。これなら収納もラクだ。
軽くてコンパクトに収納できるのはとてもよいポイントだと思う。
「テーブルO」は収納すると高さはわずか3cm(Mサイズでも6cm)。これならちょっとした隙間にしまっておける。
ソファに座っているときにスマホやリモコンを置いたり、コーヒーを飲んだりできるサイドテーブルがあると便利だなと思っていた。
ただ、わが家には0歳、2歳の子どもがいて、はしゃいでぶつかって倒すのが目に見えているのでずっと躊躇していた。
しかし、このテーブルなら、ふだんはソファ下のデッドスペースにしまっておき、昼寝のタイミングや、夜寝静まったあとにサッと取り出して使えるので、とても重宝している。
組み立て、解体がものの数秒なので、出したりしまったりするのも苦にならない。
天板表面には滑り止め加工が!
天板の表面はすべりにくい加工がされているので、多少傾いてもこの通り。軽くてコンパクトなだけではなく、使い勝手もしっかりと考えられているのがわかる。
ソトで使う場合、ちょっと傾斜があったり、地面がボコボコしていたりする。そんな場合でも食器やスマホが滑ることなく安心て置くことができるのだ。
ベランピングにもオススメ
こちらは、ベランダでの晩酌タイムの写真だ。
コロナの影響もあり、出かけられず、自宅で過ごす時間が増えている方が多い。そんなとき、手軽にソト気分を味わえるのがベランダだ。
こんなふうにイスとテーブルをひらけば、”プチ”ベランピングが楽しめる。なんといっても片付けがラクなのがうれしい。
”パークライフ”で重宝するミニテーブル
最近は、遠出するのが厳しく、キャンプに行くのは難しい。そこで筆者は、近所の公園に着目。
手軽にアウトドア気分(ソト気分)を味わうために、最近は”パークライフ”と名付け、公園でのリラックスタイムを模索している。この日は、近所のカフェでサンドイッチをテイクアウトし、ドリンクを持って公園へ。
そんな”パークライフ”のお供にヘリノックスのチェアと「テーブル O」が大活躍。チェアとテーブルは2つ持ってもかさばらないので、20リットルくらいのバックパックにすっぽり収まる。
この身軽な感じが好ましいのだ。
ちょい置きにちょうどよいサイズ感で、組立・解体がラクな「テーブル O」。キャンプ以外の日常生活でも重宝すること間違いなし。
キャンプのときのテーブル、自宅で使うサイドテーブルをお探しの方、ぜひ検討してみてもらいたい。個人的には、家でもソトでも使えるので、買って損はない秀逸アイテムだと思う。
Helinox テーブル O(オー) 詳細
価格:6,800円(+税)
サイズ/直径26.5×H39cm、(収納時)W29×H3×D40cm
重量/350g(本体:220g)
付属品/収納袋(キャンバスコットン)
耐荷重/2kg
フレーム素材:金属(アルミニウム合金)、樹脂、ヒンジ
詳細はこちら
Helinox テーブル O(オー) M 詳細
価格/12,000円(+税)
サイズ:直径40×H50cm、(収納時)W47×H6×D57cm
重量/882g(本体:662g)
付属品/収納袋(キャンバスコットン)
耐荷重/3kg
フレーム素材:金属(アルミニウム合金)、樹脂、ヒンジ
詳細はこちら
TEXT&PHOTO:tokoro
【PROFILE/tokoro】
茨城県東海村出身の35歳。2児のパパ。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、2019年からcazual編集長。9年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。基本の装備は「軽くコンパクトに、とにかく身軽」が信条。