宮古島に移住するきっかけは?
「宮古島の名産品に雪塩っていう塩がありますけど、東京のチームと宮古のチームでその開発をやったんですよ。それから、宮古には20年通ってる。
まだサラリーマンだったとき、その東京のチームにいて。ご縁ができて、宮古島に単身赴任して。雪塩を発表したら東京に戻ることになったんで、会社辞めて。
それで先輩の作ったこのまちづくりコンサル会社に共同経営で飛び込んで、15年ほど農山漁村の活性化の仕事で全国飛び回りました。それからの宮古島移住です。まだ移住して2年ちょっとですけど、20年来の恋が実った気分です(笑)」
宮古島に恋したのは、どういうところですか?
「素朴で、島の人も昔ながらのやり方で、いろんなことやってるとこ。
だから、昔の木造船であるサバニでツアーをやってて、使ったサバニを海からあげると、島の人は観光でやってるなって思わなくて。『あんた、なんで昔の船に乗ってるか?』って、オバアが話に来る。まだそういう素朴さっていうか、島の本当に純粋な暮らしが、まだ記憶に残ってるところが面白いとこですね」
それをツアーで観光客にも伝えるのが中村さんの仕事ですね?
「地域づくりのコンサルタントをやってると、いろいろ調べるじゃないですか。そしたら、昔ながらのやり方とか離島の暮らしが残ってる魅力を、自分が知ってしまった。
知ってしまったこの島の魅力を、どうやって観光客の方と一緒に楽しもうかなって。でも仕事にするのは難しいとこですよ」
いまのお住まいは離島ですか?
「宮古島市の平良(ひらら)の郊外。お酒飲んでも歩いて帰れる、町の中心から20分ぐらいのところですね。坂の上だからちょっときついんですけど、眺めがいいんですよ。風が通るから夏はクーラーをつけなくて過ごせる。去年はクーラーを3回しかつけてないです。ヒートアイランド現象がないから、夜になると気温が下がるでしょ。だから扇風機があって、オリオンビールがあれば大丈夫(笑)。
冬もヒーターをつけない。だから、冷暖房がいらない。一年を通して、窓を開けるか閉めるかするくらいです」
移住して大変だったことってないですか?
「ないですね。島にいると、別にあれしたい、これしたいっていうのがないしね」
地域づくりをしてるから、すっかり島の人って感じですか? それとも外からの人?
「移住して3年たって、やっと3歳って感じですよ。20年ぐらいいて、はじめてちょっと大人ぶったこと言っても許されるかなって感じですかね。移住ってそういうことだと思いますよ」
そして次回は、中村良三さん移住とお仕事の話へと続く
【続く】
沖縄県宮古島移住ライフ・地域づくりコンサルタント/中村良三さん4
宮古島に移住したヨガインストラクターの記事はこちら
>>https://cazual.shufu.co.jp/archives/tag/miyako_life1
中村さんの催行する「宮古島ひとときさんぽツアー」の情報は、こちらからどうぞ
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なりきり漁師
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