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【令和7年度】茨城県の移住支援金・補助金情報|UIJターン転職&移住に役立つサイトまとめ

首都圏アクセス抜群&暮らしやすさで注目される茨城県

近年、茨城県が地方移住先として注目を集めています。

宝島社が発行する月刊誌「田舎暮らしの本」のランキング「移住者増の人気地ベスト100」で、茨城県境町が全国1位を獲得。

同町は「25年間住み続けると土地と戸建て住宅がもらえる」というユニークな移住支援制度が充実していることがトップに輝いた要因と言われていますが、茨城県が移住地として人気の理由はほかにもあります。

茨城県が移住地として人気の理由1. 都心へのアクセスが良好

茨城県南部や県西部の市町村からは、電車や高速道路で東京都心まで1時間前後と通勤圏内です。

例えば首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスを利用すれば、つくば市から秋葉原駅まで最速45分程度。

JR常磐線を使えば取手市・土浦市から上野駅へ約1時間でアクセスでき、週末だけでなく日々の通勤も可能な距離感で、「茨城に住んで東京で働く」というフレキシブルなライフスタイルも実現しやすい環境です。

首都圏近郊でありながら家賃相場が低めなのも魅力で、SUUMOによると平均家賃は1番安い常陸大宮市で1.7万円、1番高い守谷市でも5.9万円と、東京に比べると非常に安くなっています。

都心に比べ住宅コストを大幅に抑えられるため、経済的な負担を減らして広い住まいを確保できるでしょう。

茨城県が移住地として人気の理由2. 多彩な自然環境とアウトドアの充実

茨城県は海・山・湖沼に恵まれた自然豊かな地域で、県西には筑波山をはじめとする山並みが連なり、ハイキングやキャンプなどアウトドアレジャーが楽しめます。

県東部は太平洋に面し、大洗や日立市周辺には美しい海岸線が広がります。夏は海水浴やサーフィンでにぎわい、日の出や水平線の絶景も堪能できます。

さらに霞ヶ浦・北浦など日本有数の湖沼もあり、釣りやサイクリングコース(つくば霞ヶ浦りんりんロード)など水辺の楽しみも豊富なので、都会の喧騒を離れて自然に囲まれたスローライフを送りたい方にはうってつけと言えるでしょう。

特に茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園は、海沿いの広大な敷地で季節ごとの花々が楽しめ、茨城ならではの人気スポット。春に約530万本のネモフィラが丘一面を青く染める絶景が広がります。

茨城県が移住地として人気の理由3. 子育て・教育環境の安心感

茨城県は、子育て支援や教育環境も充実傾向にあります。

多くの市町村で中学生までの医療費を助成しており、高校生まで医療費無料としている自治体も少なくありません。

保育所の整備や待機児童対策にも取り組み、子育て世帯向けの住宅支援、出産祝い金制度など独自のサポートを行う市町村もあります。

また、つくば市には筑波大学や数多くの研究機関が集積し、科学教育や国際交流の機会が豊富です。

県内全域で図書館や児童館など公共施設も整い、安心して子育てできる環境づくりが進められています。

こうした行政サービスに加え、自然豊かな公園やスポーツ施設も多いため、のびのびと子どもを育てたいファミリー層に茨城県は適した移住先と言えるでしょう。

茨城県が移住地として人気の理由4. 移住支援制度が豊富で手厚い

後述するように、茨城県全域で実施されている最大100万円の「移住支援金」をはじめ、各市町村ごとに多彩な支援策や補助金が用意されています。

住宅購入費やリフォーム費への補助、空き家改修助成、家賃補助、就職支援金など、その内容は地域によってさまざまです。

転職支援やキャリア相談の窓口も整備されているため、「仕事」と「住まい」の両面で移住者をバックアップする体制が整っています。

こうした公的支援の充実は、地方移住を検討する上で大きな安心材料となるでしょう。

茨城県移住支援金制度(わくわく茨城生活実現事業)

茨城県では東京圏からのUIJターンを後押しするため、国の財政支援を活用した移住支援金制度(わくわく茨城生活実現事業)を実施しています。

東京23区に在住している人、または東京圏に住んでいて23区へ通勤していた人が、茨城県内へ移住して就業または起業した場合に支給されるもので、支給額は以下の通りです。

単身での移住: 60万円支給
2人以上世帯での移住: 100万円支給
※18歳未満の子どもを帯同する場合、1人につき最大100万円を加算

つまり、夫婦+子ども2人で移住する場合は最大で300万円の支援金を受け取れる計算になります(※子ども加算は世帯100万円に加えて1人100万円ずつの上乗せ)。

対象となる条件は細かく定められていますが、おもなポイントは以下の通りです。

  • 東京23区内に在住、または東京近郊に居住し23区へ通勤していた期間が通算5年以上あること(直近で連続1年以上含む)。
  • 移住前に移住先の市町村へ事前相談を行い、転入後5年以上その自治体に定住する意志があること。

移住後、以下のいずれかに該当すること。

  • 就業:移住支援金の対象として県のマッチングサイトに掲載されている求人に就職する(週20時間以上の無期雇用など一定の条件あり)。
  • 専門人材等: 県が実施する「プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」を利用して就業する。
  • 関係人口:移住先自治体が独自に定める関係人口要件に該当する。
  • 起業:起業し、国の起業支援金の交付決定を受ける。

上記要件を満たせば、転入後に市町村へ申請して移住支援金を受け取ることができます(申請受付は転入後概ね半年~1年以内)。

注意点

支援金事業は国と県・市町村の予算で賄われているため、年度途中でも予算上限に達すると新規受付が停止される場合があります。

興味のある人は必ず事前に自治体窓口へ相談し、最新の募集状況を確認しましょう。

また、移住支援金を受け取った後に規定より早く転出した場合は返還が求められるケースもあるため、腰を据えて定住する意思を持って申し込むことが大切です。

茨城県内のその他 移住支援策・補助金

茨城県および県内各市町村では、上記の移住支援金制度以外にも移住者や定住希望者に向けたさまざまな補助金・支援制度が用意されています。

ここからは、令和7年度(2025年度)に利用可能な補助制度をピックアップし、比較しやすいよう表形式でまとめました。

掲載する制度は個人向けのものに限り、全て2025年時点で実施中の最新情報に基づいています。

詳細な要件や最新の募集状況は、それぞれの自治体公式サイトやいばらき移住定住ポータルサイトRe:BARAKIをご確認ください。

支援制度・補助金名 対象地域(実施主体) 主な対象者・要件 補助内容・金額
水戸市子育てまちなか住宅取得補助金 水戸市(市) 水戸市中心市街地で住宅を新築・購入し定住希望の子育て世帯 住宅取得費の一部補助(上限30万円)
笠間市空き家リフォーム補助 笠間市(市) 笠間市内の空き家バンク登録物件を購入・改修する移住者 空き家改修費用を補助(上限50万円)
取手市住宅取得補助金 取手市(市) 取手市内に住宅を新築・購入し定住するUIJターン世帯 住宅取得費の一部補助(上限50万円)
古河市結婚新生活支援事業補助金 古河市(市) 古河市内で新婚生活を始める夫婦(世帯所得等の要件あり) 住宅取得費・家賃・引越費用補助(上限60万円)
利根町新築マイホーム取得助成金 利根町(町) 利根町内で住宅を新築・建売購入し、5年以上定住する世帯 住宅取得費の一部助成(最大55万円)
日立市山側住宅団地住み替え促進
リフォーム補助金
日立市(市) 日立市内の老朽化した山側団地へ転入し住宅を改修する世帯 住宅リフォーム費用の補助(上限100万円)

上記の一覧を見ても分かるように、茨城県内では住宅取得支援に力を入れる自治体が多い傾向があります。

新築・中古を問わずマイホーム取得時に数十万円規模の補助が得られるケースが多々あり、なかには利根町のように50万円超の手厚い助成を行う自治体も珍しくありません。

また、空き家の改修やリフォームに対する助成金を出す自治体も増加中で、空き家バンクを活用した移住への支援も充実。

例えば笠間市では空き家購入後の改修費に最大50万円の補助金、日立市では老朽住宅団地への転入者向けに最大100万円ものリフォーム補助金を用意しています。

さらに、「結婚新生活支援補助金」のように移住者に限らず新婚世帯を対象とした補助制度も県内の複数自治体で実施されています。

これは国の支援事業を活用した制度で、新婚夫婦の住宅取得費や家賃、引越費用、新居の家具購入費等を補助するものです。

茨城県内では古河市や石岡市、ひたちなか市などが実施しており、条件を満たせば最大60万円の補助が受けられます。

茨城県各種補助金利用時の注意点

各種補助金には併用制限がある場合も多く、一つの事業で補助を受けると他の制度は使えないケースがあります。

計画段階で自治体窓口に「この補助とあの補助は同時利用可能か?」と確認し、もっともメリットを享受できる組み合わせを検討してください。

また、補助金には申請期限や予算上限があるため、早め早めの情報収集と手続き準備が肝心です。

UIJターン転職支援と茨城での仕事探し

移住先を選ぶ際に大きな鍵となるのが「仕事」でしょう。

茨城県は農業県というイメージが強いかもしれませんが、実は製造業や研究開発など多彩な産業が集積しています。

県北の日立市はその名の通り大手電機メーカー日立製作所発祥の地であり、現在も関連企業や工場が多く点在するエリア。

県南の筑波研究学園都市(つくば市)には国の研究機関やハイテク企業が集まり、科学技術系のベンチャーも増加中です。

鹿島臨海工業地帯(神栖市・鹿嶋市)では日本有数の石油化学コンビナートや製鉄所が稼働し、県央の水戸市周辺では行政機関やサービス業がさかんです。

このように茨城県内には多岐にわたる業種・職種があり、UIJターン希望者にとって自分のキャリアに合った職場を見つけやすい環境と言えます。

特に近年はテレワーク普及に伴い「茨城に住みながら東京の仕事をリモートでこなす」という選択肢も現実的になりました。

ここからは、茨城で移住と仕事探しに役立つおすすめサイトや窓口をいくつか紹介します。

茨城県移住定住ポータルサイト「Re:BARAKI」

茨城県が運営する公式の移住情報ポータルサイト。

各市町村の支援制度一覧、空き家バンク情報、仕事探し情報、先輩移住者の体験談、二地域居住のススメなど、茨城移住に関するあらゆる情報が網羅されています。

最新の支援制度やイベント情報が手に入るので、茨城県への移住に興味が出たらチェックして損はありません。

茨城県公式サイト

県から発信される統計データや施策情報、各種申請フォームなどが掲載されています。

移住支援金の詳細要項や申請書類も県公式サイトからダウンロード可能です。

情報の正確性という点では最も信頼できるので、最終確認用に活用すると良いでしょう。

茨城県移住支援金マッチングサイト

茨城県は、UIJターン希望者向けに県内企業の中途求人をまとめた公式求人サイト「いばらき就職チャレンジナビ」を運営しています。

このサイト上で「移住支援金対象法人」として求人情報を掲載した企業に就職すると、移住支援金の支給対象となる仕組みです。

掲載されている求人は週20時間以上の無期雇用契約など一定の条件を満たした正社員求人のみで、茨城県および全国の移住支援事業参加県に認定された中小企業等の求人が中心です。

求人票には移住支援金対象かどうかが明示されており、安心して応募できるようになっています。「移住支援金を活用して転職したい!」という人はまずこのマッチングサイトをチェックしてみましょう。

いばらき暮らしサポートセンター(移住相談窓口)

東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」内には茨城県専用ブースの「いばらき暮らしサポートセンター」が設置されています。

茨城県から派遣された専任の移住相談員が常駐しており、茨城への移住全般に関する相談を無料で受け付けています。

住宅や仕事のこと、小さな疑問でも丁寧に答えてもらえるほか、各種パンフレットや市町村の資料も入手可能。

また、オンラインや電話での相談にも対応しているため、遠方にお住まいの人でも安心です。

住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階
TEL:080-9552-5333
メール:ibaraki@furusatokaiki.net
時間:10:00〜18:00
休日:月、祝日、夏季・冬季休業

いばらき就職支援センター(ジョブカフェいばらき)

「いばらき就職支援センター」は、茨城県での就職活動をサポートする無料職業紹介所です。

通称「ジョブカフェ」と呼ばれており、県内6か所(水戸市、常陸太田市、日立市、鉾田市、土浦市、筑西市)に拠点が設置されています。

UIJターンに限らず茨城で就職を目指す人なら誰でも利用可能で、キャリアカウンセリングや適職診断、求人紹介、履歴書添削、各種就職セミナーなど幅広いサービスを全て無料で受けられます。

茨城県内企業の求人情報にも精通したスタッフが相談に乗ってくれるため、「地元にどんな会社があるか分からない」というUIJターン希望者には心強い存在です。

定期的に東京や大阪での出張相談会やセミナーも開催しており、首都圏在住者でもアクセスしやすいよう配慮されています。

(ジョブカフェいばらき)
茨城県水戸市三の丸1-7-41
TEL:029-300-1916
県北地区就職支援センター

(ジョブカフェけんぽく)
常陸太田市山下町4119(県常陸太田合同庁舎内)
TEL:0294-80-3366
日立地区就職支援センター

(ジョブカフェひたち)
日立市幸町1-21-2(日立商工会議所会館内)
TEL:0294-27-7172
鹿行地区就職支援センター

(ジョブカフェろっこう)
鉾田市鉾田1367-3(県鉾田合同庁舎内)
TEL:0291-34-2061
県南地区就職支援センター

(ジョブカフェけんなん)
土浦市真鍋5-17-26(県土浦合同庁舎内)
TEL:029-825-3410
県西地区就職支援センター

(ジョブカフェけんせい)
筑西市二木成615(県筑西合同庁舎内)
TEL:0296-23-3811

開館時間
(ジョブカフェいばらき)いばらき就職支援センター
時間:平日9:00~19:00 第2・4土曜日9:00~16:00
※上記以外の土曜日・日曜日・年末年始・祝日・振替休日は閉館

その他各地区就職支援センター(県北・日立・鹿行・県南・県西)
時間:平日9:00~16:00
※土曜日・日曜日・年末年始・祝日・振替休日は閉館

リージョナルキャリア茨城

公的支援だけでなく、茨城での転職を支援する民間エージェントや求人サイトもいくつか存在し、その代表格とも言えるのが「リージョナルキャリア茨城」です。

リージョナルキャリア茨城は「暮らしたいところで思いきり働く」をテーマに掲げ、大都市圏から茨城へのU・Iターン転職を専門に支援するサービス。

茨城県内の優良企業の求人情報を豊富に扱っており、専任コンサルタントが企業との強いパイプを生かして非公開求人を含むさまざまなポジションを提案してくれます。

キャリアプラス

茨城県に特化した転職エージェント「キャリアプラス」は茨城の企業と人材の架け橋を掲げ、地域特化の強みを生かして茨城の隠れた優良企業を紹介してくれます。

経営者から直接依頼された独占求人も多く、企業と求職者を一人の担当者がマッチングすることで精度の高い紹介を実現しているとのこと。

このような民間サービスを併用することで、茨城での理想の仕事探しがよりスムーズになるでしょう。

茨城へのUIJターン転職を成功させるコツ

茨城へのUIJターン転職を成功させるコツは、「公的支援」と「民間サービス」の両方を上手に使うことです。

まず茨城県のマッチングサイトで移住支援金対象の求人をチェックしつつ、リージョナルキャリア茨城等の民間エージェントにも相談してみましょう。

公的機関では得られない企業の生の情報や非公開求人に出会える可能性があります。

さらに、地元企業の合同説明会やオンラインセミナーにも積極的に参加し、人脈を広げるのもおすすめです。

茨城県内にはUIJターン者の採用に積極的な企業がたくさんありますので、多角的に情報収集してチャンスをつかんでください。

茨城県内でUIJターンに人気の高い5つの市町村をピックアップ

最後に、茨城県内でUIJターン希望者・移住者から特に人気の高い代表的な市町村をピックアップして紹介します。

茨城県内でUIJターン・移住者に人気のエリア1.つくば市

つくば市は茨城県南部に位置し、秋葉原まで直通45分のつくばエクスプレス開通以降、移住先として人気急上昇中の都市です。

国内有数の研究学園都市で、筑波大学や数十の研究機関が集まる知的で国際色豊かな街並みが特徴。

広々と整備された公園や歩道、豊かな緑に囲まれ、子育て世帯から単身者まで誰もが暮らしやすい環境が整っています。

都内や県内への移動がしやすい交通利便性にくわえて、大型商業施設や医療機関も充実しており、生活利便性は県内トップクラスと言えるでしょう。

さらに、市独自の補助として、新規転入の常勤保育士に家賃補助を出すなど人材定着支援にも積極的です。

つくば市は、「便利さ」と「ゆとり」の両立を求める人に最適な移住先といえます。

茨城県内でUIJターン・移住者に人気のエリア2. 水戸市

水戸市は茨城県の県庁所在地であり、中核市として商業・行政機能が集積する都市です。

東京からの距離は電車で約80~90分とやや離れますが、県内最大の都市として多彩な雇用機会と文化的魅力を備えています。

江戸時代からの歴史ある城下町で、日本三名園の一つ「偕楽園」や千波湖畔の景観など風情豊かな環境も魅力です。

ショッピングモールや繁華街も程よく発展していて、都会過ぎず田舎過ぎない絶妙な暮らしやすさに定評があります。

医療機関や公共交通も充実しており、県庁・市役所による子育て支援策も手厚いため、ファミリーでの移住先として注目を集めるエリアです。

都市の利便性と自然の潤いが調和した水戸ならではの風景で、休日にはランニングやボート遊びを楽しむ市民の姿も見られます。

茨城県内でUIJターン・移住者に人気のエリア3. ひたちなか市

ひたちなか市は茨城県央の太平洋沿いに位置し、近年は国営ひたち海浜公園の大フィーバーで知名度を上げている街です。

毎年春のネモフィラや秋のコキア紅葉を目当てに全国から観光客が訪れるほか、音楽フェス「ROCK IN JAPAN」の開催地としても若者に人気があります。

海沿いには那珂湊漁港があり、新鮮な魚介が手に入る那珂湊おさかな市場は移住者にも評判のグルメスポットです。

JR勝田駅周辺は商業施設や病院が揃い生活便利な一方、郊外は穏やかな住宅街が広がりファミリー層に好まれています。

海の近くでアウトドアを満喫しつつ程よい都会生活も送りたいという欲張りな希望を叶えてくれるのがひたちなか市。

UIJターン者向けには住宅取得支援や新婚・子育て世代への補助金も用意されています。

茨城県内でUIJターン・移住者に人気のエリア4. 笠間市

笠間市は茨城県中央部に位置し、豊かな里山風景に囲まれた伝統工芸と食のまちです。

笠間といえば笠間焼に代表される陶芸の里として有名で、市内には陶芸家の工房やギャラリーが点在し芸術的な雰囲気が漂います。

毎年秋には「笠間の菊まつり」春には「陶炎祭(ひまつり)」といった大きなイベントも開催され、多くの観光客で賑わいます。

築100年超の古民家をリノベーションしたカフェやゲストハウスなど空き家活用の事例が豊富で、古き良き日本の暮らしを満喫したい人におすすめ。

実際に笠間市では空き家バンクを通じて古民家を購入・改修する移住者に最大50万円の補助を出しており、都会から移り住んだクリエイターや子育て世帯が増えています。

首都圏からは電車で約90分とアクセスも許容範囲内。スローライフ志向で自然と文化を愛する人には笠間市がピッタリでしょう。

伝統的な町並みとアートが融合する笠間は、移住先として独特の魅力を放っています。

茨城県内でUIJターン・移住者に人気のエリア5. 日立市

日立市は茨城県北東部の太平洋沿いに広がる工業都市で、その名前が示す通り日立製作所ゆかりの街です。

20万人近い人口を抱え、市内には日立製作所関連の工場や研究所が数多く立地しています。雇用面では大企業とその協力企業による安定した求人需要があり、製造業エンジニアや技術者のUIJターンにはうってつけです。

一方で自然環境の美しさも際立ちます。阿武隈山系の緑を背景に、市街地は海に面しており、JR日立駅は全面ガラス張りのデザインから太平洋を一望できる「絶景駅」として有名。

春には市内至る所に桜が咲き誇り、特にかみね公園の桜は「日本さくら名所100選」に数えられるほど見事です。

行政サービスでは高齢者福祉や医療体制に定評があり、子育てから老後まで長く安心して暮らせます。

移住支援としては住宅リフォーム補助や空き家バンク、UIJターン者向けの奨学金返済支援などユニークな施策も展開中です。

「働く場もしっかり確保しつつ、海と山に囲まれた地域で豊かに暮らしたい」という人におすすめです。

茨城県内でUIJターン・移住者に人気のエリア番外編:境町

茨城県の西端に位置する境町(さかいまち)は、月刊誌「田舎暮らしの本」内のランキング「移住者増の人気地ベスト100」で全国1位を獲得し、UIJターンや子育て世代を中心に移住先として注目されています。

同市には「もらえる戸建住宅」があり、こちらは新築の戸建て住宅を賃貸住宅として貸し出し、25年住み続けると土地と住宅が無償譲渡されるという制度です。

残念ながら第1弾の募集は満室となってしまいましたが、多数の反響を受け、今後も新築戸建賃貸住宅の整備を進めていくとのこと。

境町は最寄りの駅(東武線やJR古河駅など)までは車で20~30分かかるものの、町が独自に運行する高速バス 境町〜東京駅線(王子駅経由)を使えば、町内から王子駅・東京駅へ乗り換えなしで約40分~60分でアクセス可能です。

境町は、国内初となる自動運転バスの導入や、ふるさと納税の活用による地域活性化など、革新的なまちづくりで全国的にも知られています。

さらに、町立中学校に1人1台のiPad支給や英語教育の強化など、ICT・教育分野への投資も積極的。

町民への還元も多く、出産祝い金や医療費助成などの子育て支援制度も充実しています。

また、自然環境も豊かで、利根川沿いの土手ではジョギングやサイクリングを楽しめるほか、道の駅「さかい」では地元野菜やグルメが充実しています。

境町は「地方でのびのび暮らしたいけれど、首都圏とのつながりも維持したい」と考える方にぴったりの移住先です。先進的で暮らしやすいこの町で、新しいライフスタイルを始めてみてはいかがでしょうか。

茨城県で叶える理想の暮らし

もちろんこの他にも魅力的な地域は多数あります。

たとえば高速バスで東京と直結する守谷市・つくばみらい市や、歴史ある城下町の土浦市、のどかな農村風景が広がる筑西市・行方市など、それぞれ個性的な魅力があります。

ぜひご自身でも様々な市町村の情報を比較検討し、「ここなら暮らしてみたい!」と思える運命の移住先を見つけてください。


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