SIX MOON DESIGNSの超軽量テントを立ててみた!
僕は車を持っていないので、キャンプの装備はできるだけコンパクトで軽量なタイプを選ぶようにしています。何かと身軽なほうが、気分もラクですからね。
そんな感じで、軽くて収納しやすくて持ち運びやすくて他人とかぶらないカッコいいテントはないかなーとネットパトロールをしていたところ、今回紹介する「SIX MOON DESIGNS」の2人用テント「ルナデゥオ」と出会ったわけです。記事後半では設営動画を用意していますので、最後までご覧くださいね!
SIX MOON DESIGNS(シックスムーンデザインズ)ってどんなブランド?
シックスムーンデザインズはアメリカはオレゴン州のポートランドにある小さなガレージブランド。ポートランドといえば、サスティナブルシティだったり、アウトドアブランドの創業地だったり、はたまたサードウェイブコーヒーだったり、カルチャー系やライフスタイル系でとにかくアメリカでいちばん注目を集めている街といっても過言ではないですよね。
ポートランドでスタートしたシックスムーンデザインズは、いままでにない独創的で軽量、コンパクトなシェルター、バックパックを生み出し続けているブランドです。
ファストパッキングやULハイクなど、日本でも広く浸透しつつありますが、そんなキャンパー達から注目を集めている新鋭ブランドなんです。それほど日本では取り扱いがあるわけではないので、実際どんなアイテムなのかわからないと、買うのを躊躇している人も多いのではないでしょうか。
そこで、実際に立ててみてのレビューをまとめてみることにしました。
人気モデル2人用テント「ルナデゥオ」の特徴は?
「ルナデゥオ」は軽量コンパクトながら、居室は思いのほか広い印象。カタログには、「大人4人がカードゲームするのに十分な広さ」とあり、ゆったりくつろげそうです。床面積は3.2㎡で、高さはトップが114センチなので、見た目以上の広さでした。
そして、両側の前室を開ければ、通気性も抜群で、外の風景もしっかり楽しめます。3シーズン用なので、冬の使用は厳しいが、開放感たっぷりのテントだと言えますね。夏場は風が抜けて気持ちいいだろうなー。
雨が入り込まないように、垂直型のメッシュサイドウォールを採用。このような細かい機能が随所にあり、とても完成度が高いテントでした。
とにかく軽い! ルナデゥオは1.1キロと超軽量!
そして最大の特徴はその軽さ。ペグやポールを抜けば、1.1キロと一般的なテントの半分以下の重量なのです。これだったら、ハイクにいっても、かさばらず自由に行動ができていいですよね。
ペグやポールを抜いたら、圧縮できるので、よりコンパクトになるのも見逃せないポイント。ポールはトレッキングポールが使えるので、ハイカーであれば、とっても便利なテントと言えそうです。
シックスムーンデザインズ「ルナデゥオ」は5分もあれば立てられる!
設営の流れを動画でまとめました。僕は、トレッキングポールを持っていなかったので、別売のテントポールを使って立てました。
初めて立てましたけど、シンプルな構造なだけあって、とっても簡単に立てられて驚きました。屋根のアーチをつくるフレームポールを差し込んでペグダウンして、支柱となるテントポールで立ち上げればほぼ完成です。動画では早送りにして紹介していますが、慣れれば5分程度で設営できちゃうと思います。
撮影はソニーのα7Ⅱでやりましたが、まだ動画撮影に不慣れで、ブレている箇所も多いです。見苦しいかもしれないですが、そこはご勘弁を、、、。
ヒョイと気軽にソトに遊びに行きたくなる相棒テント
軽くて、かさばらなくて、設営もラク。ソト遊びが大好きな人には超おすすめです。
テントにタープ、テーブルにチェア、焚き火台にクーラーボックスなど、いろいろな装備を準備して行くキャンプも楽しいけど、もっと自由に体ひとつで自然のなかに遊びに行くのもいいですよね。そんなときにぴったりなテントです。
僕だったら、近くの公園に子どもとピクニックに行くときのサンシェード代わりにしたり(まだ子どもはいないので完全に妄想ですが(笑)。。。)、ちょっとひとりになりたいときに近場のキャンプ場にいって一晩を過ごしたり。思い立ったときにヒョイと持ち出して使いたい、そんなテントかなと思います。ちょっとしたソト遊びの拠点にピッタリです。
シックスムーンデザインズ「ルナデゥオ」スペック
定員:2人
■広さ
全体/高さ114cm 幅295cm 奥行295cm
室内/高さ114cm 幅137cm 奥行229cm
■素材
本体 30D Silicon Nylon
底面 70D Silicon Nylon
ネット 30D No-See-Um
ジッパー #3 YKK
ポール Easton 7075 HS
text:george
【PROFILE/george】
茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条