目新しいギアが欲しいならAmazonをチェック！
Amazonが日本上陸したころ、「チラ読みもせずに雑誌や本をジャケ買いするなんて！」との声がよく聞こえてました。
あれから20余年、いまやすっかり日本の生活に溶け込んでいるAmazon。
いつのまにか「試し読み」機能もついて、かつての否定派の声は、Amazonにしっかりと届いているようです。
ワタクシに限って言えば、食品以外はほぼすべてAmazonで買っているのではないかと思うほどのヘビーユーザー。
それどころか同じアイテム、極めて似ているアイテム、ロゴだけが違うアイテムなどがAmazon内でいくつか散見できたりするから少しでも安いものを手に入れようとページを掘りまくり、Amazonに費やす時間がどんどん長くなってきている状態です。
もちろんアウトドアギアもAmazonでたくさん買ってますよ。
ネットでしか見かけないアウトドアギアなんかも、Amazonは数多く取り扱ってますからね。
特に大きいモノ、重たいモノを買う場合、家まで届くのはすごく便利。
最近は、シューズ・ウエアなどのサイズがあるアイテムに限り、フィットしなかったら送料無料で交換できるシステムがあるようなので、これまた便利に進化しているようです。
Amazonの充実した商品群！
コロナによる一番最初の外出禁止期間中、ワタクシがAmazonで買ったのがフィットネスバイクでした。
なにしろ外に出ないってことは、運動不足になりますからね。
家でもできるジムワークに目覚めたとき、続いて購入したのがジョイントマットでした。
今回のストーリーは、このジョイントマットからすべてはじまります。
部屋にジョイントマットを敷き詰めれば「ジムさながらになるなあ」なんて考えて、部屋面積分の枚数を購入したんです。
でも実際に使いはじめると、部屋全域にジョイントマットがある必要はないことに気づいたのです。
急遽、余ってしまったこの５枚。
さて何に使おうか・・・と頭の片隅にジョイントマットを置いておいたはずが、すっかりしまい込んでしまい、いつしか隠れていました。
ところが先日、必要に追われてAmazonをチェックしていると、すごくコスパのいいアイテムと出会ったのです。
キャンプ用のマットレスをウルトラライト化するにあたって、レザークラフトで使用する型抜きポンチが必要となりました。
その型抜きポンチを購入する際にAmazonをチェックしていると、このアイテムに出会ってしまったんです。
ネット上では１つ100円もしないくらいで売ってるレザークラフト用の型抜きポンチですが、送料が高くついてしまうのが玉にきず。
しかも１つ買ってはみたものの、理想を描いたニュアンスと型抜きしたサイズ感や形が違ってたりしたら・・・。
「１つ100円もしないレザークラフト用の型抜きポンチだからこそ、予防線を張っていくつか買っておこう」
そんな意気込みで、あるネットショッピングサイトのカートに入れていくうち、送料も合わせると結構なお値段に。
専門店のネットショッピングサイトって、「１万円以上の購入で送料無料」って感じなので、ただでさえ安いアイテムだから設定額にはなかなか辿り着けません。
そこで、Amazonで「型抜きポンチ」を探っていくと、ついに出会ってしまったんですよ。
型抜きポンチが39個も入って1250円という商品に。
もともと１つ100円もしないアイテムですが、このAmazonアイテムなら１つあたり32円ほどの激安！
しかも収納ケース付きでアマゾンプライムなら送料無料。
プライスレスにもほどがありますよね。
さらにAmazonにはアウトドア心を焚きつける、こんなアイテムまで売ってるんです。
そんなパズルのピースが組み合わさっていくうちに思い浮かんだのが、あるアウトドアギアでした。
多機能ローチェアをDIY！
クレイジークリーク HEX2.0 オリジナルチェアを長年愛用しているのですが、長年使うからこそ「こうなってたら、もっと便利なのに」と思う節もあったんです。
「こうなってたら、もっと便利なのに」なんてもったいぶりましたがね、現状よりちょっと長いのが欲しかっただけなんですよ。
アウトドアギアマニアからは「長いのって、すでに売ってんじゃん！」ってツッコミが入りそうですが。
そうじゃないんです。
クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャーのように背もたれまで長くなく、クレイジークリーク HEX2.0 オリジナルチェアのような短い背もたれでいいんです。
だってクレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャーって収納の際に丸めたとき、背もたれの延長部分だけ飛び出ちゃうじゃないですか！
そこで、背もたれはクレイジークリーク HEX2.0 オリジナルチェアの短さで、クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャーのような多機能ローチェアをDIYしちゃおうって思ったのです。
そこで必要になったのはフレームです。
フレームは軽量で強度があったほうがいいので、カーボンファイバーの細めなロッドなんかがいいですね。
そんなパーツももちろんAmazonでさんざん探しまわって購入しましたよ。
ローチェア製作開始！
まずはジョイントマットの詳細をチェック。
表面は型押しされ、凹凸になっています。
しかし裏側はフラット。
このジョイントマットを必要な大きさに、カッターナイフでカットします。
続いてレザークラフト用の型抜きポンチで全体的にマーキング。
完全に型抜きする前なら、やり直しは効きますから、まずはマーキングのみ。
そしてバランスよく配置できたら、型を抜いていきます。 
今回の製作物でお手本となるのは、長年使ってるお気に入りのクレイジークリーク HEX2.0 オリジナルチェアです。
なので、大きさやパーツなんかを寄せていきます。
厚紙でパーツの型紙を作り、使用生地にチャコペンでマーキングします。
ニューアイテム登場！
ワタクシ、縫製技術を学んだこともない素人ながら、ミシンを使っていくつものアウトドアアイテムを作り出してきました。
ほんの一例を挙げますと、以下のような感じです。
https://cazual.shufu.co.jp/archives/8041?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/53695?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/75124?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/1635?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/53126?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/53499?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/53520?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/65048?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/65330?open
https://cazual.shufu.co.jp/archives/67730?open
これまで使用していたのは、20年くらい前に購入したブラザーのセンシア3000というミシンです。
20年間まったくノントラブルできましたが、あるとき知り合いのミシン屋さんが「ヌーベル470っていうミシンがあるんだけど、すごくいいよ」と教えてくれたのです。
なにが「すごくいいよ」なのかほとんど忘れてしまいましたが、それ以来「ヌーベル470」という製品名が耳から離れませんでした。
そこで新たに「ヌーベル470」導入といたったのです。
ちなみに、「ヌーベル470」は職業用と呼ばれるジャンルのミシンです。
プロユースの職業用ながら、Amazonでもヌーベル470をお買い得で購入することができるようです。
「ヌーベル470」を使い、まずはパーツ部分から縫ってみますが、本当にかっちりした直線が縫えてるのに驚きます。
これまで使ってたのは家庭用のミシンなのでボタンホールが縫えたり、かがり縫いができたり、３重縫いができたり多機能でした。
ところが「ヌーベル470」は直線縫い専用。
直線縫いミシンは単機能だからこそ上下する針の運動に横ブレがなく、まっすぐで美しい直線に縫える・・・と知り合いのミシン屋さんが教えてくれました。
縫製の正確さ、そしてスピードこそが命なのです。
今回の製作物は、特に時短にこだわったので、設計図なしの現物合わせ。
チェアのシート生地にクッション材を当て、フレームの入るベルト部分を当て込み、縫う部分をチャコペンでマーキングしていきます。
「ヌーベル470」の何が楽かって、ボタンを押すだけで上糸と下糸を同時にカットしてくれる機能。
これだけでずいぶん作業効率が上がり、時短にも貢献します。
シート生地、サイドベルトパーツ、フレームパーツと何層にも重なってても、「ヌーベル470」は力強く正確にソーイングしてくれるのです。
フレームは細めのカーボンファイバーロッドが一箇所に２本ずつ入れましたよ。
チェアの座面にはメッシュ生地を採用。
背面生地と合わせ縫い、袋状に仕上げます。
その袋状となったところにクッション材を入れ込むのです。
そしてテープを縫ってクッションを綴じ込めます。
これで多機能ローチェアの完成です。
ローチェアの座り心地をチェック！
サイドのベルトをギュギュッと締め込んで、ローチェアを自分の体に合わせます。
するとロッキングチェアのようにユラユラと揺らして座ることができるんです。
しかも広げればマットレスとしても使用可能。
長さ的に、ふくらはぎまでカバーしてくれてます。
それでいてコンパクトに収納できるスグレモノ！
アウトドア心を焚きつけるAmazon商品を組み合わせ、これまでにない何かをみなさんも作ってみてはいかがですか！
特に高性能なミシンがあると、夢は無限に広がりますよ！
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photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE／アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。
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