アウトドアだけじゃなく、非常時にも活躍?!
ある日、近所の【セリア】店内を巡回していると目に飛び込んできたのが、この「ごはんが炊ける袋」だったんです。
「日本製」と表記してあるので、日本の炊飯事情を知らないわけではなさそう。
それなのに「ごはんが炊ける袋」という商品名だということは、日本人が好むホカホカツヤツヤのごはんがごはんが炊けるということなんでしょう。
しかし、職業柄、物事を斜に見る傾向にあるワタクシ。
「日本製」だからといって、「ごはんが炊ける袋」と書いてあるといったって、簡単に信じるわけにはいきません。
なにしろパッケージには「アウトドアに!」「緊急時に!」って謳ってるんですから、「じゃあ、緊急時に備えて1袋買っておこう」なんて考えて、実際に購入したけど緊急時まで使わずにいる人も少なからずいるはず。
でも、その緊急時が訪れたとき、まったく使えないアイテムだったら悲惨なわけですよ。
セリアさん、こんなんでアウトドアでもご飯炊けるって本当ですか!?
そんな疑問を抱えつつ、ワタクシ立ち上がりました。
ここは1発、実践レポにて、商品の真贋を確かめてみたいと思います!
パッケージ開封!
パッケージを開封すると、不織布製の袋が4枚入ってました。
その内容はというと、お茶パックを大きくしたような作りです。
はたして、これでどうやってごはんを炊けというのでしょうか?
パッケージ裏には「ご使用方法」なるものが記載されています。
どうやらこの巨大お茶パック1枚で、1/2合のご飯が炊けるようですね。
それでいて、水の量はアバウトでいいよう。
しかも火加減も「はじめチョロチョロ・・・」とかコツはまったく必要ないみたいです。
それが本当なら、アウトドアどころか緊急時にマジで役立ちそう!
でも、あくまでも記載事項が本当ならって、限定付きですよ。
実践レポ開始!
パッケージ裏の記載通り、お米を1/2合用意しました。
つまりメモリにして、90ccってことですよね。
その1/2合のお米を「ごはんが炊ける袋」にザザッと流し入れます。
そんで「上部の二重になっている部分に親指を入れ、人差し指を支点にひっくり返します」とのこと。
こんな感じですかね。
この実践レポで使用したお米は、無洗米あきたこまちです。
銘柄はなんでもいいんですが、緊急時に使用することも想定すると、洗米なんて余裕はなさそうです。
しかも無洗米の方が、微妙に水加減が難しい。
それでもこの「ごはんが炊ける袋」は対応できるのかってところが大きなポイント。
続いての「ご使用方法」は、「鍋で不当させたお湯の中に本品を入れ、フタをせずに15分間湯炊きしてください」とのことです。
「ご使用方法」には、水量についてまったく記載されていません。
つまりアバウトでいいってことんしょうね。
そう解釈しましたよ。
なので、スタッキングできて便利なSOTO ナビゲーター クックシステム SOD-501 の小ナベに半分強の水を入れ、ストーブとボンベが別体式のSOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 を使って沸騰を待ちます。
そんで沸騰を確認しお米の入った「本品」を投入。
タイマーを15分に設定し、炊飯開始。
それにしてもフタなしって、マジっすか??
これって、炊飯のセオリーに反しているような????
続いての「ご使用方法」では、「鍋のお湯を捨てるか、別の容器に移し、フタをして10〜15分間蒸らします」とのことです。
ワタクシは「お湯を捨てる」方法を選択しました。
なにしろ SOTO ナビゲーター クックシステム SOD-501 のフタには、湯切りに便利な機能がついてますからね。
しかも SOTO ナビゲーター クックシステム SOD-501 には、小ナベ用のコジーも付属しているので保温効果バツグンです。
湯切りしたらコジーにしっかり納めます。
にしても、炊飯のときにはフタを必要とせず、蒸らしではフタを使用するんですね。
炊き上がり確認!
「ご使用方法」によると、「ごはんを取り出して完成です。袋・ごはんが熱くなっているのでやけどにご注意ください」との記載があります。
15分間の蒸らし時間があったわけですが、たしかに袋もごはんもアツアツな状態です。
熱いので、使用する指を変えながら、シェラカップ へとごはんを移します。
ただ熱い以上に、袋のネバ付きが気になるってのも正直な話です!
そんでごはんの炊き上がりはどうかっていうと、お米が立ってるじゃありませんか!
お米が立っているからといって、おいしく炊けてるとは限りません。
見た目より、中身重視です。
いざ、実食!
ひとくち食べてみましたが、「きちんと炊けてる!」っていうのがまずはオドロキ。
そんで、残りをTKGにして食べることに。
ごはんの上でダイレクトにタマゴを割ります。
ワタクシ、タマゴかけごはんに醤油を使用しないタイプです。
醤油を使用しない代わりに、かつおぶしをパラパラ。
このくらいの塩味が、タマゴのうまさもごはんの炊き上がりも確認できる、ちょうどいい塩梅と思ってるからです。
まあ、塩味の薄い濃いは完全なる好みの違いですけどね。
軽く混ぜ合わせ、タマゴとごはんの濃淡を残しつつ、ズルズルといただきます!
う、うまい!
「こんなんでアウトドアでもご飯炊けるって本当ですか!?」なんて疑ってごめんなさい。
セリアさん、マジでおいしいごはんが炊けました。
しかもコツもいらずに。
これなら本当に、アウトドアでも緊急時でも、超お役立ちですね!
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photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。