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カーライフ快適化!車内でスマホ充電できるUSBポート増設の方法

ひと世代前の車にはUSBポートがないのが当たり前!

今の車には当たり前についているUSBポート。スマホからLEDライト、そしてモバイルバッテリーなど幅広いガジェット機器を充電でき、重宝している人も多いのでは?

ところが、10年より前の車にはそんな便利なものは付いておらず、不便な場所にあるシガーソケットからコードを引いて使うことがよくある。そこで、筆者の車にUSBポートを増設することに! どうやって付けるのか、DIY好きの方に手伝っていただいてやってみた。

今回もISAOさんに協力を依頼して増設をしてもらった。以前にはルームミラー型ドライブレコーダの取り付けをお願いし、3月時点でも問題なく使用できている。現在も愛車の日産・キャラバンのスピーカーを替えるなどDIYに勤しんでいる。

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USB増設に必要な道具やものは?

まずは増設に必要なものから。こちらはamazonで購入した日産車用電源ソケット。メーカーによって規格が異なっており、これを間違えると取り付けができないそうなのでチェックしておこう。

※ここからは暗い場所が出てくるため、写真がきれいに写りにくいところもあります

Quick Charge 3.0対応のポートと通常の5Vポートの2つがセットに

こちらは運転席下のスペース。ここには元からサイドミラーとヘッドライトのリモコンが搭載されているが、3箇所何も使われていない箇所がある。今回は、右から2番目のめくら蓋を外し、USBポートを付けるのがゴール。

まずは前回同様に、ヒューズボックスを開けて、ヒューズの一覧表を取り出す

こちらが一覧表。この中からポートの電源を引っ張ってくるところを探す。

前回のドライブレコーダはACC(アクセサリー)電源のオーディオから引っ張ってきたが、今回はIGN(イグニッション)電源のプロアモータというところを使用。

Quick Charge 3.0は高速充電対応である一方で、大きい電気を必要とする可能性があるため、念のためアンペアが高いところを選択。

こちらがヒューズ。見えにくいが、赤い丸で囲ったブルーの部品のところが今回接続する場所

ダッシュボードのパネルを外す。旧式のエクストレイルは六角ネジで留められていたので、六角レンチを使ってゆるめる

ここで2つのアイテムを紹介。

まずはヒューズから電源を分岐させるための交換ヒューズ。これはエーモンという車両用グッズを多く扱っているところで、アンペアごとに色が異なるので、今回は15Aのものを使用。

もう1つは収縮チューブ。熱をあてると縮み、電線をしっかりと保護することができ、さらに防水・防食・耐熱から守ってくれる効果もある。

増設するポートの電線と交換ヒューズの電線をハンダ付けしてつなぐ

その上から収縮チューブを通して熱を当てれば、しっかりと引っ付く!

収縮チューブを付けたあと、すでに装着されているヒューズを外して、交換ヒューズを指定の場所に差し込む。このとき、車側から電源がきて分岐線がくるように、ヒューズを取り付ける

これでUSBポートに電源が入る

右から2番目に付いているめくら蓋を外し、USBポートを取り付けて元に戻せば終了

無事にUSBポートの増設に成功! エンジンをかけたときに、ここがブルーに光れば問題なし。持っているUSBケーブルをつないでスマホにつないだら、問題なく充電することができた。

使用対象製品がQuick Charge 3.0に対応するか事前に確認を

今回増設してもらい、無事に充電することができたが、実はそのあとに問題が発生。

なんと、自分が使っているiPhone7はQuick Charge 3.0に対応していないことに気づいたのだ! 下の通常のほうでは使用できたのでムダではなかったが、未対応は想定外だった……。

USB増設ポートはいくつか種類があり、もちろんQuick Charge 3.0がない通常のポートが2つ付いているものもあるので、心配な人はそちらを選択するのもありだろう。

USBポート増設で手軽に充電できるようになった!

今まで遠いシガーソケットから電源を引っ張っていた筆者は、この増設によって格段に利便性が上がり、おかげでGoogleマップを使いながらでも安心して運転できるようになった。

改造は自己責任で行ってもらいたいが、もし同じような悩みを抱えている人がいたら実践してみる価値アリだ!

今回購入した増設パーツはamazonの車&バイク>カーパーツ>内装パーツ>インストルメントパネルにあるので、気になる人はぜひ見ていただきたい。

撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)

【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】

フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。


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