探偵である筆者が女性100人に調査!
男性であっても女性であっても、異性には決して打ち明けることのないホンネがあります。
いつもニコニコしているあの人も、実はあなたのことを冷ややかな目で見ているのかもしれません。たとえそれが、楽しいはずのバーベキューの時であっても……。
今回は、”探偵”としてたくさんの人の裏の顔を見てきた私が、女性100人から聞いた「バーベキューで異性がとったムカつく行動ワースト5」をご紹介します。
男性のみなさん、知らぬうちに女性に嫌われることのないよう、ふだんの自分の行動をふり返りながらご覧ください。
【第5位】とにかく仕切りたがる
なるほど、たしかにバーベキューを仕切りたがる男性はいますね。その男性が気がきく人や面白い人なら、むしろ頼もしい存在となるでしょう。
しかし、ムカついたと言うことは、その男性はそうではなかったのでしょう。
それでは女性が語ったエピソードを見てみましょう。
「夏休みに友達どうしでバーベキューをすることになり、分担を決めて食材を買いに行ったり、道具を選んだりしました。
当日になって肉や野菜を切ったりと準備を済ませ、いざ食材を焼き始めてからいろいろと細かく指示をする男性が一人。
『肉はまだ触らない!』とか『野菜は炒める順番がある!』とか言いはじめ、あまりにもうるさいので手伝うのをやめ、その男性の皿に野菜をたくさん入れてやりました。しぶしぶ食べていました」(兵庫県/50代/ぶどうさん)
鍋奉行とか焼肉奉行なんて呼ばれる人がいますが、バーベキュー奉行もいるのですね。たとえ善意でおこなっているとしても、それを良く思わない人も多いのは確か。
こだわりが強いのは悪いことではないのですが、それを押し付けられてはおいしさも半減してしまいます。
リーダーシップは周囲への気づかいがあって成り立ちます。バーベキューにおいても、それぞれの好みやペースを尊重しなくてはなりませんね。
【第4位】火起こしができない
「『俺、アウトドアやってるからなんでもできるんだよね!』と言い張っていた男子。頼もしいなと思って火起こしを頼みました。そのときも『朝メシ前っしょ!』みたいなチャラいノリで頑張ってやろうとはしてました。
食材の準備ができて、火もついてるだろうしいい感じだねと女性陣で話してたんですけど、なんと火がいっこうについていません。
結局、その自称アウトドア男子は火起こしができずに諦めたらしいのです。ほかの男子たちも一緒になって遊んでいて腹が立ちました。最後まで重い空気のバーベキューでした」(岡山県/20代/ぽんさん)
やろうとしないならまだしも、火起こしに手こずるのはどうか勘弁してあげてください! その男性も火起こしができなかったのなら、誰かに協力してもらうとか、やるべきことはあったはず。
男性の「まあいいや」と思ってとった行動が、バーベキューの空気まで重くしてしまったようです。
バーベキューで役割分担をすると、火起こしは男性が行うことが多いでしょう。男子力が試される火起こしが満足にできないと、女性は内心あきれ顔。
もしかしたら男性は、原始時代からこのように言われてきたのかもしれませんね。バーベキューへ行く前に、炭の並べ方や火のつけ方を予習しておきましょう。
【第3位】酔っぱらって他人に迷惑をかける
「男性サイドから頼まれて、女性の友人を数人連れて行ったのですが、酔っぱらった男性が私の友人たちに絡みだして、みんな迷惑そうにしていた。周りの男性も笑っているだけだった。
さらにその酔っぱらった男性は自分の車でバーベキューに来ていたらしく、女性たちを送って行くと言って聞かなかった。
私の友人たちも、迷惑がかかるからやめて欲しいとやんわりと言ったけど、理解していませんでした。その男性は、お酒を飲んでいない私が責任を持って送りとどけました」(大阪府/40代/てんさん)
これは最悪ですね。変なテンションで他人に迷惑をかける男性は本当に嫌われます。その場にいたほかの男性たちも、場の空気を読み間違えていたのかもしれませんね。
このエピソードのほかに、「ほかのグループにいた男性が酔っ払ってちょっかいを出してきて、こちら側にいた男性とケンカになった」という方や、セクハラをされたという方もいました。
男女ともにお酒で気が強くなってしまっている姿はとてもカッコ悪いものです。楽しみながらも節度を守り、醜態をさらすことのないように気をつけなければいけません。
【第2位】特定の女の子にだけ優しくする
「一番大きくて油の少ない肉を、あたかも自分が焼いたかのようにかわいい子に先に渡していました。
かわいい子には良いお肉や焦げていない野菜を渡し、余ったものは『そこらへんみんなで食べな!』など言ってきたのがムカつきました。
私は何も言えず、大人しく脂身の多い小さいお肉と焦げた野菜を食べていました……」(東京都/20代/あいこさん)
これは女性ならではの意見ですね。ぞんざいな扱いに我慢しながら食べた脂身の多い肉は、さぞ胃に負担がかかったことでしょう。
さらにこんなエピソードもありました。
「職場のバーベキューでのできごとです。ある既婚男性の人が、同じ職場で働く奥さんが参加できなくなったことをいいことに、お気に入りの年下の女性2人をはべらせて、3人でイチャイチャしていました。
さらにそのお気に入りの女性の一人が誕生日だったため、皆を集まらせてハッピーバースデーを歌わせたうえ、悪ノリでその女性の顔にパイ投げをしました。
まわりの皆はドン引き。パイ投げされた女性も半泣き。楽しんでいるのはその既婚男性のみでした。ほかのバーベキュー客にも迷惑をかけてしまい散々な思いをしました。
せっかくの楽しいバーベキューがたった1人の非常識な行動で悲惨なものに変わりました。その既婚男性は仕事はできる人でしたが、そのバーベキューの行動で周りからの評価が一気に下がりました」(静岡県/30代/わずさん)
これはもう、デリカシーがないとかいうレベルをはるかに超えていますね。ウケると思ってやったのかもしれませんが、発想が幼稚で誰も得しない結果になっています。
同じ職場に奥さんがいるということで、この話はすぐに奥さんの耳にも伝わったでしょう。女性たちの間で噂話のバケツリレーが始まったら、もう止めるのは無理です。
バーベキューを楽しむのは大いに結構ですが、いついかなる時もデリカシーを忘れないようにしたいものです。
【第1位】準備などを手伝おうとしない
ワースト1位に輝いたのはこちら。女性100人のうち39人の方が、手伝おうとしない男性にムカついた経験があると回答してくれました。
おいしいお肉、楽しい会話、そして面倒な準備や後片付けがあるのがバーベキュー。ゆったり座って楽しむだけの男性の背中に、女性からの冷たい視線が向けられているようです。
それでは女性より寄せられたエピソードをご覧ください。
「会社の同僚とバーベキューをしたのですが、その際準備の手伝いをせず、さっそくビールを飲み出した男性が3名いました。折りたたみのイスを出し、そのまま飲み続けるつもりです。
ムカつくー!と見ていると、『料理は女性に任せた! 昔から女の人が料理するって言葉があるよな! 男の触った料理食いたいヤツなんていないだろ!』と完全なる開き直り。
私はとっさにナイフを渡して、『だったら昔の男のように、魚でも肉でも狩ってきてください。働かざるもの食うべからず、いい言葉ですよね』と言ってやりました」(愛知県/30代/kumaさん)
これは見事な切り返しですね。これには男性も為す術なしといったところでしょうか。
バーベキューをする場所に到着したら、すぐにでもビールを飲みたいという気持ちはとてもよくわかります。
ですがラクをしている人がいる一方で、せっせと準備をしてくれている人がいることを忘れてはなりません。
バーベキューはみんなで協力するから楽しいのだと私は思います。準備は他の人にやらせて自分は肉を食べるだけ。そんな殿様スタイルを貫かれては、女性からの評価もガタ落ちです。
手伝わないダメ男性のムカついたエピソードをもうひとつご紹介。
「全員で手分けをして準備を行なっていたのですが、ある一人の男性が目立つ部分ばかりを率先して行い、洗い物やゴミ処理など、地味な作業は手を出そうとしませんでした。
ゴミの分別も最近は厳しいので皆が気をつけているなか、その人だけ無頓着に捨てていて……。誰が処理すると思っているんだよと。みんなも眉をひそめて見ていました。
私が勇気を出して『ゴミは分けて下さいね』と注意したところ、舌打ちをして『いいじゃん、そんなの適当で』とか、『女ってムダに細かいな』などと言ってのける始末。
それ以来、その人は顔を出さなくなりました」(埼玉県/40代/えすさん)
手が汚れる作業は、誰だってやりたくはありません。でも誰かがやらなくてはならないのです。
女性も男性も関係なく、「誰かがやってくれるだろう」と逃げてはいけません。自分がやるというスタンスが大切で、そういう人が多いグループほど何事も円滑に進みます。
人が面倒くさがることほど率先しておこなう。これこそ周りからの評価を上げる、「デキる男」の振る舞いです。
以上、探偵である私が女性100人に聞いた、「バーベキューで異性がとったムカつく行動」のランキングでした。
100通りのとても面白いエピソードが寄せられましたが、全部を掲載するとものすごいボリュームとなってしまうため、ごく一部だけご紹介する形となりました。
ランキングに入らなかったものとしては、「文句をつけてくる」「空気を悪くする言動」「ひとりでたくさん食べる」「男性だけで盛り上がる」 などがありました。
バーベキューで男性が悪気なくやっていることでも、女性は迷惑に感じていたり、あきれて見ていたりするようです。
その場にいるみんなが楽しむためには、お互いを気づかうことがとても大事。
そして準備は全員で!
みんなで汗をかきながらセッティングをし、ひと段落ついたら全員で乾杯。そうして飲む最初の一杯こそが、きっとその日で一番おいしい一杯となるはずです。
撮影・文/斎藤純平
【Profile/斎藤純平】
キャンプ、バイクツーリング、スキューバダイビングを趣味とするアウトドアライター。加えてこれから狩猟を始めようかと画策中。何をするのにも基本的にすべて一人で、キャンプもツーリングも思い立ったら即出発。読み手にとって本当に役に立つ情報を発信します。