「ランタンメンテのチェックポイント」に引き続き、「ガソリンバーナーメンテのチェックポイント」をコールマン昭島アウトドアヴィレッジ店の木村 興さんに教えていただきました。
専門店で教わる本格バーナーメンテ
「バーナーメンテのチェックポイント」として、ガソリンツーバーナーの代表的モデルである413Hパワーハウス ツーバーナーを使って説明させていただきます。
ガソリンランタンのメンテナンスと同様に、ガソリンバーナーの場合もポンププランジャーから疑っていきます。
ポンププランジャーはガソリンランタンとガソリンバーナーとでほとんど違いがありませんので、メンテナンス方法も覚えやすいと思います。
まずは点火チェックをするために、100回ポンピングしてみてください。
ガソリンバーナーの場合もやはりポンピングで手応えを感じないようなら、まずリュブリカント(潤滑油)を注してみて、次にポンプカップの磨耗や劣化を疑います。
ポンプカップの次はチェックバルブ!
ポンピングができるようなら、ポンプノブの小さな穴にライターの火を近づけてみます。
穴から炎がでるようであれば気化したガソリンが漏れているので、チェックバルブを交換します。
またポンピングがうまくいかず、ストロークの最後にポンプノブが押し戻されるような感じがあったら、チェックバルブが詰まっているか弁が固着していると考えられるので、その場合もチェックバルブを交換します。
ニードルを慎重に調整!
燃焼バルブを閉めても炎がいつまでも消えないときは、バルブ一式を交換します。
ポンピングがしっかりできているのにガソリンの出が悪いときは、ジェネレーターを疑います。
ジェネレーターをしっかりと掴めるロッキングプライヤーなどで回して外します。
ここにはニードルが入っているのですが、出すぎていてもよくないですし、引っ込みすぎていてもガソリンが漏れてしまいます。
慎重に調整しなくてはいけないパーツです。
バルブ以外にも!
フィラーキャップのパッキンが劣化して、ガソリンが送られないというケースもあります。
キャップの内側にあるパッキンが劣化するとそこからエアが漏れるので、フィラーキャップごと交換します。
アウトドア老舗ブランド、コールマンのフラッグシップストア
大型ショッピングモールとしては珍しくアウトドアに特化した「モリパーク アウトドアヴィレッジ」。
クルマでは中央自動車道八王子I.C.や圏央道あきる野I.C.または日の出I.C.より約30分前後、電車ならJR青梅線の昭島駅で下車徒歩3分とアクセスのよい立地条件にあるコールマンのフラッグシップストア。
総面積216坪の広々としたショップでは、豊富な知識を持ったスタッフによるアドバイスも受けられる。
またメンテナンスルームも完備し、専門スタッフが対応してくれる。
コールマン昭島アウトドアヴィレッジ店
東京都昭島市田中町610-4
電話 042-500-6177
営業時間 平日11:00~20:00/平日10:00~20:00
公式サイト https://www.coleman.co.jp/stores/outlet/s225270/
定休日 水曜日