アウトドアショップsotosotodaysの池田さんに教えていただきました!
サーフィンが趣味だから海辺のキャンプ場が好きという池田大助さんに、ランタンの賢い選び方を教えていただきました。
基本は燃料をベースに!
「持っていくキャンプギアのうちバーナーに液体燃料を使っていたら、ランタンも同じ液体燃料を使うとか、燃料を統一すると荷物が減らせるなどのメリットも生まれてきます。
バーナーとランタンで共通する液体燃料で例をあげるなら、灯油やホワイトガソリン。
でも灯油をメインで使ったバーナーというのはほとんどありません。
なので液体燃料の主流はホワイトガソリンを使ったギアとなります。
ホワイトガソリンのランタンはバーナーと同様に、使用の際はポンピングをして燃料を圧縮します。
火力が弱まってくればまたポンピングして圧をかける。
圧さえかかっていればすぐに着火し、手軽に使えるというメリットがあります。
ホワイトガソリンのランタンとして例にあげられるのは、コールマン パワーハウス®️ツーマントルランタンです。
ホワイトガソリンのランタンと比べ、ポンピングしてさらにプレヒートという作業が必要になってくるのが灯油のランタンです。
灯油のランタンとして例にあげられるのは、ペトロマックスHK500です。
ホワイトガソリンのランタンよりひと手間多いですが、灯油の方が燃料単価が安く、使用コストを抑えられるというメリットはあります。」
雰囲気を楽しむランタンなら
「ローソクのような炎の揺らぎを楽しめるのがオイルランタンです。
オイルランタンで代表的なのがフュアハンドランタンです。
燃料には灯油とパラフィンオイルなどが使えます。
タンク内の燃料をすべて使いきり、途中で燃料を変更することは可能です。
ただ灯油とパラフィンオイルの混合はできません(オススメしません)。
オイルランタンは芯から気化した燃料が燃えているので、さほど明るくはありません。
光量をあげようと、芯を多く出すと燃料の種類によってはススが出てガラスホヤが黒くなることもあります。
メインの灯りとしての使用も可能ですが、雰囲気を楽しむアイテムとしてオススメです。」
ガス缶はやっぱり便利
「ガス缶を使ったランタンは液体燃料のランタンと同じく暖色系の灯りで、雰囲気があって人気です。
バーナーと同じ燃料でギアを選ぶという発想で考えれば、ガス缶のランタンという選択肢もあります。
コールマン 2500 ノーススター(R)LPガスランタンとコールマン IL パワーハウス®LP ツーバーナーストーブ Ⅱは同じガス缶を使えます。
ランタンの明るさは液体燃料とガス缶でどちらが明るいかという燃料の差より、マントルの大きさに関わってきます。
ワンマントルよりツーマントル、蛇腹状で面積の広いマントルの方がより明るくなります。
だったらマントルを面積の広いものに付け替えればいいというわけではなく、メーカー指定のマントルを使用しなければ万が一のときに保証の対象となりません。
マントルや燃料はメーカー指定のものを使っていただくのが基本となります。
ガス缶のランタンはポンピングなどは必要なく、ダイヤルを捻って着火装置のボタンを押せば点灯できるようなアイテムが多いので、非常に便利。
でもBBQなどで食材に火が通っていいるかなどを確かめるには、暖色系の灯り不向きです。
またガス缶のデメリットとしては、外気の影響を受けやすいというのもあげられます。
ガス缶の中には液化ガスが入っていて、液化ガスを気化して燃焼させています。
寒いとガス缶内の圧力が下がり、火力が上がらなくなります。
長時間使っている場合も燃料が気化することでガス缶の熱が奪われ、冷えて火力が上がらないといった現象がおきます。」
基本から一歩先へ
「最初に “燃料を統一すると荷物が減らせるなどメリットがある” と話しましたが、LEDランタンには荷物が増えてでも持っていくメリットがあります。
たとえばテントの中では火気厳禁なので、LEDなどの電源ランタンしか使えません。
LEDランタンで人気なのがベアボーンズのランタンで、入荷するたびにすぐに売り切れとなってしまうほどです。
ビーコンライトLEDは吊り下げて真下を照らすこともテーブルに置いて使うこともできます。
バイオライトベースランタンは専用アプリで、灯りのオンオフ、調光、タイマー設定、自動点灯などスマホから操作できます。
さらにモバイルバッテリー代わりとして、スマホを充電することもできるアイテムです。
小さなお子さまは興味本位でランタンに触ってしまったり、転倒させてしまうことも考えられます。
そういった安全性を考えるとLEDがおすすめとなってくる。
一緒にキャンプへ行かれるメンバー構成もギア選びの重要なポイントです。
液体燃料やガス缶を使った光量の大きいランタンは、たとえば夏場などキャンプサイトのリビングスペースから少し離れた場所に設置して、虫をおびき寄せなどといった使い方にも有効的です。
キッチンまわりではLEDの白色光で食材の焼き具合をチェックし、テーブルまわりでは小さな明かりで相手の顔が見える程度にして使う。
燃料を統一するだけでなく、シーンによって使い分けるといった方法もあります。
キャンプギア専門店sotosotodays
日本最大級のテント展示会を年に2回も行うなど、キャンパーにとってうれしい存在のキャンプギア専門店sotosotodays。
ショップは小田原市という神奈川県の西側にありながらも、横浜や都内からもコアなキャンパーが訪れる人気店。
sotosotodays
神奈川県小田原市扇町2-32-6
電話 0465-40-4410
営業時間 11:00〜20:00(土日祝 10:00〜19:00)
定休日 水曜日(祝日は営業)
公式ウェブサイト https://sotosotodays.com