9組の招待作家が屋外に作品を展示、電車の車窓から見える芸術祭!
東京ドーム11個分の広大な公園の自然の中に、芸術作品を屋外展示する「松戸アートピクニック」が2017年10月28日(土)から初めて千葉県松戸市の「21世紀と森の広場」で開催されます。
愛知県立芸術大学教授・土屋公雄氏が総合監修、9組の招待作家が10月初旬から公園で作品を制作中です。
車窓から見える公園の風景に様々な芸術作品が配置され、秋の公園の風景が一変。
会期となる9日間には、作品を体験し、制作に参加できるワークショップや、レクチャー・シンポジウムなど多くの催しも開催され、お子さんから大人まで楽しめるアートイベントです。
公園のスケールを活かしたダイナミックな作品や、夜間にライトアップする光の作品などを展示!
現在公園では、会期初日となる2017年10月28日(土)に向けて作品を制作中。
JR武蔵野線の新松戸駅と新八柱駅の間や公園を貫通する道路など、車窓からの風景に様々な芸術作品が加わり、偶然にアートと出会える機会が生まれます。気になる作品を見つけて公園に出かけてみるのもおすすめです。
会期となる10月28日(土)から11月5日(日)の9日間には、作品を体験したり制作に参加できるワークショップや、芸術祭開催にちなんだレクチャー・シンポジウムなど、多くの催しも開催されます。紅葉を迎えた公園で、芸術の秋をお楽しみください。
「松戸アートピクニック」で作品を展示する招待作家
北川 貴好|KITAGAWA Takayoshi
1974年大阪府生まれ。1999年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。環境や建物自体に手を加え空間そのものを新しい風景へと変換させていく作品を制作している。
小林 耕平|KOBAYASHI Kohei
1974年埼玉県生まれ。1999年愛知県立芸術大学美術学部油画科卒業。物や事象を鑑賞することで、どのような経験をつくり出すことができるのか、をテーマに制作。
鈴木 康広|SUZUKI Yasuhiro
1979年静岡県生まれ。2001年東京造形大学デザイン学科卒業。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授。東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室客員研究員。日常の見慣れた事象を独自の「見立て」によって捉え直す作品を制作。撮影:中川正子
高橋 匡太|TAKAHASHI Kyota
1970年京都府生まれ。1995年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。光や映像によるパブリック・プロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く国内外で活動を行っている。撮影:村上美都
田原 唯之|TAHARA Tadayuki
1981年東京都生まれ。2007年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。日常を形作る風景とそれを取り巻く諸要素の関係性を捉え直し、これらを同時に浮かび上がらせることで、一つの風景に対する多様な主体的感情の喚起と、それらに依拠した可塑的で暫定的な場所性の獲得を試みる。
橋本 典久|HASHIMOTO Norihisa
1973年愛知県生まれ。1998年武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。2000年筑波大学大学院芸術研究科総合造形分野修了。明治大学総合数理学部特任講師。武蔵野美術大学映像学科非常勤講師。見えていそうで見えていないものをシンプルで力強い視覚作品として制作している。
松井 紫朗|MATSUI Shiro
1960年奈良県生まれ。1986年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。京都市立芸術大学美術学部教授。JAXAと共同で、宇宙での庭作り、「宇宙庭」や容器に詰めた宇宙空間の持ち帰り、「Message in a Bottle」を実施している。
大成 哲雄+聖徳大学大成ゼミ|ONARI Tetsuo+Onari Seminar, Seitoku University
大成哲雄/1965年東京都生まれ。1994年東京藝術大学大学院修了。聖徳大学児童学部教授。地域や教育機関などでさまざまな人々と協力しアートプジェクトを展開。特に近年は松戸を中心に活動を行う。2008年から聖徳大学と地域が行っている「アートパーク・プロジェクト」は10年継続している。
カレーキャラバン|CURRY CARAVAN
江口亜維子/1981年石川県生まれ。加藤文俊/1962年京都府生まれ。受賞に、2015年グッドデザイン賞(コミュニケーションの場を生み出す活動)。全国各地のまちへ出かけ、その場所で調達した食材とその場所に居合わせた人びとの知恵をまぜあわせ、その日、その場かぎりのカレーをつくり、みんなで食べるプロジェクト。
自然と交歓する芸術祭 松戸アートピクニック~車窓からのアートとの出会い
・総合監修:土屋 公雄(愛知県立芸術大学教授)(敬称略)
・日時:2017年10月28日(土)~11月5日(日)、10月/9時~17時、11月/9時~16時30分
※閉園時間中に実施するワークショップもあり。
・会場:松戸市21世紀の森と広場(千葉県松戸市千駄堀269)
・アクセス:新京成電鉄八柱駅・JR武蔵野線新八柱駅から徒歩15分
※新京成電鉄八柱駅、JR武蔵野線新八柱駅・新松戸駅、JR常磐線馬橋駅からバスあり。
・費用:入場無料
・主催:松戸アートピクニック実行委員会、松戸市
・協力:新京成電鉄株式会社、北総鉄道株式会社、流鉄株式会社、株式会社千葉銀行
・後援:千葉大学園芸学部、聖徳大学
「松戸アートピクニック」会期中のイベント
(1)2017年10月29日(日)11時~12時
<レクチャー>
自然が芸術にもたらすもの
自然と芸術の関係をテーマに本芸術祭の出展作品についても考える講演会です。
・講師:高橋しげみ(青森県立美術館学芸主幹)
・司会:土屋公雄(本芸術祭総合監修)
・会場:21世紀の森と広場・パークシアター
・参加費:無料(要予約)
・定員:先着70名
(2)2017年10月29日(日)13時~15時
<シンポジウム>
アートから生命・宇宙へのコンタクト
本公園の自然とそこで展開されるアート作品をきっかけとして、より大きな空間軸・時間軸から自然、生命、宇宙、人間、アートについて考えます。
・講師:三浦均(武蔵野美術大学映像学科教授)、佐々木洋(プロ・ナチュラリスト)
・司会:土屋公雄(本芸術祭総合監修)
・会場:21世紀の森と広場・パークシアター
・参加費:無料(要予約)
・定員:先着70名
(3)2017年10月29日(日)15時~17時30分
<ワークショップ>
手に取る宇宙―Message in a Bottle 地上ミッション 21世紀の森と広場/松戸市
宇宙飛行士たちによって宇宙空間が取り込まれたガラスのボトルを手に取り、心に浮かんだことを書き留めます。レクチャーとワークショップの2部構成で開催します。
・講師:松井紫朗
・会場:21世紀の森と広場・パークシアター・千駄堀池のほとり
・参加費:500円(要予約)
・定員:先着50名
・対象:小学校3年生以上(小学生は保護者同伴)
(4)2017年10月28日(土)13時~16時
<ワークショップ>
アートな屋台村に大きなオブジェを作ろう!
聖徳大学の学生と一緒に、大量の枝をつなげたり紐で縛ったりして屋台村に大きなオブジェを作ります。広場に大量の枝があったらどんなものができるか大学生と大人と子どもでチャレンジしてみます。
・講師:大成哲雄+聖徳大学大成ゼミ
・会場:21世紀の森と広場・みどりの里(雨天の場合、広場の橋の下)
・参加費:無料(要予約)
・定員:先着15名程度
・対象:小学校3年生以上~中学生(小学生は保護者同伴)
(5)2017年10月29日(日)12時開始~15時30分完成予定
<ワークショップ>
カレーキャラバン 松戸アートピクニック編
公園内の畑で育てた野菜を使ってカレーを作ります。点在するアート作品を楽しみながら、カレーキャラバンを見つけてください。一緒に鍋をかき混ぜて、1日限りの美味しいカレーをみんなで味わいましょう。カレーを作るところから、鍋が空になるまで。気軽に会場までお越しください。
・会場:21世紀の森と広場
・参加費:無料(申込不要)
(6)2017年10月28日(土)・29日(日)、11月1日(火)~5日(日)、開園時間内いつでも参加可能
<ワークショップ>
ひかりの実ワークショップ
アーティスト髙橋匡太が「○」をドローイングした果実袋に、スマイルを描きます。組み立てて点灯し、樹に取り付けて完成。一人ひとりの笑顔で、21世紀の森と広場の夜の風景をつくります。(運営は松戸アートピクニック事務局)
・会場:21世紀の森と広場・水とこかげの広場(平日はパークセンターで受付)
・参加費:300円(申込不要・当日受付、会期中200個限定、先着順、なくなり次第終了)
(7)2017年10月29日(日)、11月4日(土)・5日(日)、11時~16時の間、いつでも参加可能
<ワークショップ>
学生が考えた“グローカル”を楽しむワークショップ
松戸市の航空写真をプリントしたレジャーシートの上でピクニックをするように大学生とワークショップを楽しみましょう。大きな「地球のブランコ」でも遊べます。
・講師:大成哲雄+聖徳大学大成ゼミ
・会場:21世紀の森と広場・みどりの里(雨天中止)
・参加費:無料(申込不要・当日受付)
上記イベント(1)(2)(3)(4)へのお申し込みは、松戸アートピクニック事務局(21世紀の森と広場)へ!
お問い合わせ先
「松戸アートピクニック」事務局(21世紀の森と広場管理事務所内)
松戸市 公園緑地課 21世紀の森と広場
千葉県松戸市千駄堀269
電話 047-345-8900
公式ホームページ http://matsudo-ap.jp/
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