まるで海外のサーフタウン! 青島ビーチパーク(@宮崎)
宮崎ブーゲンビリア空港から、車で約15分。南国情緒あふれるパームツリーのバイパスを走り抜けると、そこがもう青島(宮崎県宮崎市)だ。太平洋へと続く目前の青い海はサーフィンのメッカ。
「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状の岩礁と亜熱帯性植物に囲まれた青島神社も、すぐそこに見える。かつて青島は霊域として禁足地になっていたという。超絶なロケーションとスピリチャルなスポット…。そんな特別な場所に、青島ビーチパークはあった!
こんもりと見える緑の部分が、青島神社の境内。島全体が熱帯、亜熱帯植物の群生地として国の特別天然記念物に指定されているそう。宮崎神話の神々を祀り、縁結び、安産、航海安全に良いとされている。青島ビーチから一望できる。
青島から! 新しい海辺での過ごし方を発信
さて、青島ビーチパークは、九州は宮崎県からビーチカルチャーを発信すべく始まった官民一体となったプロジェクトだ。
1960年代に憧れの新婚旅行の地として賑わったこのビーチも、時代の流れとともに活気を失いつつあった。だからこそ、今の時代に合った海に人が集うライフスタイルとビーチカルチャーを融合した心地よい場を創出しよう! そんなテーマで、民間が主導になり、行政と連携しながらビーチ際のスペースを活用し、青島ビーチパークとして立ちあげた。
1、2年目合わせて約19万人を動員し、今では宮崎の定番スポットに。
3年目の今夏は、より洗練されたカフェやフードのコンテナショップが並ぶ。海に入らなくても、スイーツを食べにきたり、ランチしたり…とその過ごし方はその人次第だ。
オープンなゆるい空気感がよい。Wi—Fiも完備。地元の方もワーキングスペースや打ち合わせ場所として、利用することもあるという。筆者が出かけたのは、灼熱の太陽が照りつける7月末。目の前は青い海、耐えられなくなった海へ直行すればいいか! と思っていたのだが、海へと抜ける風と異国の地にいるかのような開放感が、とにかく心地よく長居してしまった。
ビーチパークにはおしゃれなコンテナショップが勢ぞろい
出店しているショップは、本格ピッツアで地元に人気のお店『DOUBLE』、東京を中心にWIRED CAFÉなど、カフェ、レストランを展開するCAFÉ COMPANYから『HAY HAY MANBO』、地域の食材を積極的に使った『HELLO!×HIGE café』、『UPPER YARD』、『Ha Mare』など飲食系のほか、ファッショ系のアイテムを取り扱うポップアップショップもオープンしている。期間中は、なんだかんだと賑わっているから、こまめにチェックしたい。
『HELLO!×HIGEcafe』は、宮崎市内に店を構え、宮崎県産の肉、野菜を中心にしたカジュアルなバルスタイルで人気の『HELLO』 とカジュアルな『HIGEcafe』のコラボレーションショップ。宮崎産の牛、豚、鶏肉や魚、野菜を使ったプレートや青島ういろうを使ったスイーツなど、フードからデザートまで、バリエーション豊かなラインナップで、宮崎のテロワールを楽しめる。
ドリンクもフードもビーチにぴったりのメニューがうれしい
何と言っても嬉しいのが、どの店のメニューもビーチにぴったりということ。
トマト&ベリーのシェイク(500円)、生ハムとルッコラのピッツア『モンテビアンコ』(1400円)、佐土原の生姜を使ったジンジャエール(400円)など、味も見た目もすべてがハイレベル。
通常、ビーチでの食事というと、海の家でラーメンやカレーといったメニューが定石だが、ここのメニューはすべておしゃれで美味しい。ランチ、ディナーだけに訪れる人が多い、ということもうなずける。それだけに、ついつい食べ過ぎてしまうので要注意。
ビーチでアルコールが楽しめるのも、ここならでは。利用時間帯は、少し涼しくなる夕暮れのサンセット時がおすすめとか。
『HELLO!×HIGEcafe』のトマト&ベリーシェイクは、素材の味を引き出した濃厚でフルーティーな味わい。
『DOUBLE』のモンテビアンコ。小麦粉、塩、酵母、水だけの伝統的なナポリピザ作りの製法で作る生地はもっちりした本格派。
地元、佐土原産の生姜を使ったジンジャエール。生姜の味が濃い!
開催期間は10月末まで! 青島ビーチパークで夏を遊び倒そう
今年の開催は10月末までだそう。夏が終わりかけた初秋のビーチもひときわ…移りゆくシーズンを体感できるのが魅力的だ。まずは、この夏休み。降り注ぐ太陽ときらめく海辺を求めて、さっそく青島ビーチパークへGO!
青島ビーチパークHPはコチラ
http://www.aoshimabeachpark.com/
text:ナイキミキ
【PROFILE/ナイキミキ】
ナイキミキ=ジャングル・ジャパン主宰。
京都を拠点に、媒体の企画編集〜取材、執筆、コーディネィトを行う。近頃は、地方を軸足にコンテンツマーケティング、イベントの企画、運営、ブランディングなども行う。専門分野はファッション、伝統工芸、地場産業、旅。
※旅するサイト「Short Trip」6月20日にローンチしました。
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