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探訪!伝説の金山が息づく山梨県の秘境、丹波山村の魅力とは?

金山跡を散策できるグリーンロードはマイナスイオンに満ちている

江戸時代の地誌『甲斐国志』によると、戦国武将、武田信玄の時代には、山梨県東部にあった黒川金山の採掘のため、ここ丹波山村に金山奉行が置かれていたと伝えられます。

村の中心部からほど近い場所に、グリーンロードという森林の中を歩けるちょっとした登山道があり、ここの中に金山跡を見ることができます。グリーンロードに足を踏み入れると、マイナスイオンに満ちたさわやかな空気に満たされます。

徒歩にして15分くらいでまわれるので、体力に自身のない人でも気軽に楽しめます。

北極星を崇めた村

かつて金山で栄えた村ゆえに、きらきらと夜空に光る星を信仰していたという言い伝えがあります。村のあちこちに、寺や神社があり、当時の村の人たちの信仰の厚さを物語っています。

特に夜になると、空に広がる星はロマンチックです。

撮影:(株)ピクセン 成澤広幸

また、奥多摩駅から村に来る途中に、鴨沢という場所があり、ここが雲取山の登山口となっています。

2017年は標高2017メートルの雲取山へ記念登山するのもいいかもしれませんね。

村の陶芸家であり亀泉庵の浅沼さんは、丹波山村は自然界というファンタジックな世界と人間の世界とを行き来できる場所だといいます。

都会では味わうことのできない時間を過ごしに、新宿から2時間半の丹波山村へ行ってみるのもいいかもしれません。またこの鴨沢バス停近くには、登山する人に優しい早朝からやっている小さな山の茶屋「かゑる」もあります。

また、東京から丹波山村まで電車で行く場合は、JR青梅線奥多摩駅からバスに乗るか、10月以降からスタートする予定の村民タクシー、略して「村タク」を利用するのが便利です。

丹波山村観光お問い合わせ

丹波山村役場 温泉観光課

山梨県北都留郡丹波山村778番地2

TEL:0428-88-0026

「村タク」

NPO特定非営利活動法人 小さな村総合研究所

TEL:︎0428-88-0611

text:針谷周作(コトノハ)

【PROFILE/針谷周作】

“東京の南、池の近くの本を作る会社” コトノハで本づくり。池上線沿線のローカルな街を紹介する『街の手帖』の編集発行。2016年、単行本『わがしごと』(wagashi asobi著)を発行。ふだんは、小さな街や小さな村を歩いて取材している。

http://cotonoha-jp.com

 

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