ogawa GRAND lodge FIELDで2023年新作テントを展示中
千葉県柏市にあるogawaの直営キャンプ場「ogawa GRAND lodge FIELD」では、2023年に発売された新作テントが展示されています。
今回は実際に展示されているテントを見学しながら、スタッフ・木村さんに各種新作テントの特徴やおすすめポイント、従来品との違いなどを伺いました。
取材に協力してくれたスタッフ・木村さん
無骨キャンプを愛するogawa GRAND lodge FIELDのスタッフさん。愛用テントはogawaのアポロンとタッソTC。
2023年新作テント1.シャンティR
シャンティRは前面フラップが2段階に広がって、多彩なアレンジが楽しめるテント。
インナーテントやポールが付属しているので買ったらすぐ使えるうえに、ポールが3本構造となっているので設営も簡単です。
前面にある跳ね上げ部分のおかげで、テントの外にいる人が気にならないプライベート空間を確保できます。
シャンティRはどんな人・どんなシーンにおすすめ？
シャンティRは3〜4人用ですが、ゆったり過ごしたいデュオキャンプにもおすすめです。
前室のサイドがメッシュになっているので通気性も抜群。タープいらずなので、身軽にキャンプを楽しみたいときにも活躍します。
室内は広々使えますがコンパクトに畳める、秘密基地感覚のテントですね。
前室部分もたっぷりスペースを確保しているので、テーブルやチェアを置いて食事を楽しんだりワーケーションしたりといった使い方もできます。
ちなみに、最初は収納に少しコツがいるかもしれませんが、内側にたたむイメージで行うとやりやすいと思います。
■価格：110,000円 (税込)
■人数：3~4人用
■重量
約8.24kg(付属品除く)
フライ:約3.77kg、インナー:約2.1kg
ポール:約2.37kg、付属品:約5.56kg(張り出しポール含む)
■素材
フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
インナーテント:ポリエステル68d
グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
ポール:6061アルミ合金(φ14.5mm)+7001アルミ合金(φ13.8mm)
■収納サイズ
68x28x28xcm
■カラー
サンドベージュxダークブラウン
■付属品
210cmスチールポール(φ19mm)x2本
張り綱 1.5m×6本、2.5m×4本、3.5m×2本
スチールピン25cmx22本、アイアンハンマー1丁、収納袋
2023年新作テント2.ピレウス
青空にうかぶ大きな雲のような造形から、ラテン語で「頭巾雲」を意味するピレウスは、フィールドでひときわ目を引く独創的なシルエットのテント。
ogawa初のアウタークロスポールにより室内を広々と使えるほか、グランドシートとインナーテントは取り外し可能でシェルターとしても活躍します。
最初に向きを決めてからビルディングテープ設置後に設営するので張った後のイメージがしやすく、背が高くてデッドスペースが少ない点が特長です。
ピレウスはどんな人・どんなシーンにおすすめ？
一見ワンポールテントのような形のピレウスですが、中にポールがないので室内を広々と使えます。
キャンプサイトでも目を引くデザインなので、普通のテントでは満足できない、人と被りたくない玄人向けのテントですね。
ただスカートがなくインナー、フライ共にT/C素材なので、冬だとちょっと寒いかもしれません。
真冬は防寒対策をしっかりして使用してもらうか、スリーシーズン用として使ってもらえたらと思います。
■価格：145,200 円 (税込)
■人数：5人用
■重量 約17.56kg(付属品除く)
フライ:約5.05kg、インナー:約5.25kg、グランドシート:約1.22kg
ポール:約6.04kg、付属品:約3.3kg
■素材
フライ:T/C(耐水圧350mm)、インナー:T/C
グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
メインポール:6061アルミ合金(φ32mm)
フロントポール:スチール(φ22mm)
■収納サイズ
70x34x32cm
■カラー
オフホワイトxサンドベージュxダークブラウン
■付属品
張り綱2mx6本、3mx2本、セルフスタンディングテープ、
スチールピン25cmx17本、アイアンハンマー1丁、収納袋
2023年新作テント3.オーナーロッジ タイプ78R
格子窓が目を引くオーナーロッジタイプ78Rは、1983年発売にされた「オーナーロッジタイプ78」のリニューアル版。タイプ78Rの「R」は、Renewal（リニューアル）やReborn（リボーン）、更新や復活・再生を意味しています。
リニューアル前の「オーナーロッジタイプ78」は小ぶりのサイズの5人用でしたが、より大きく快適に過ごせるようになりました。
ロッジシェルターとオーナーロッジのちょうど間くらいのミドルサイズなので、大きすぎて扱いに困るという心配もありません。
張り出し用ポールは別売となりますが、両サイドや背面は張り出し可能です。
オーナーロッジ タイプ78Rはどんな人・どんなシーンにおすすめ？
オーナーロッジ タイプ78Rは設営の簡単さ、使いやすさ、快適さに優れているので、はじめてのファミリーキャンプ用テントにぴったりです。
結露がしにくくオールシーズン対応可能なうえに、付属のインナーを付ければテントとして、外せばシェルターとしても使用できます。
曲げるポールがなくて差し込むだけで設営ができるため、キャンプ初心者でも比較的設営しやすく、地面につけなくても撤収できるので汚れにくい点もポイントです。
厚めの生地を採用することで遮光性にも優れており、インナーのサイドはメッシュになるので通気性も抜群。安心のトリプルファスナーで開け閉めもしやすくなっています。
■価格：162,800円 (税込)
■人数：5人用
■重量 約25.05kg(付属品除く)
フライ:約7.6kg、インナー:約3.45kg
ポール:約14.0kg、付属品:約3.35kg
■素材
フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
インナーテント:ポリエステル68d、T/C
グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
ポール:スチール(φ22mm)
■収納サイズ
90x32x48cm
■カラー
サンドベージュxダークブラウン
■付属品
張り綱3mx6本、スチールピン25cmx25本、アイアンハンマー1丁、収納袋
2023年新作テント4.ツインクレスタS T/C
大人気のツインクレスタT/Cに、ソロ・デュオサイズにぴったりなSサイズが登場しました。
ソロ用テントでは小さすぎるけれど大型幕では大きすぎるという人におすすめな、ちょうど良いサイズ感のシェルターです。
ツインクレスタと同様さまざまな張り方ができ、別売のキャノピーポール使用して前面立てるとタープ代わりにもなります。
サイドメッシュで風通りもよく、T/C素材を使用しているため夏でも涼しく過ごせます。
ツインクレスタS T/Cはどんな人・どんなシーンにおすすめ？
ツインクレスタS T/Cは、ゆったりとソロキャンプを楽しみたい人やデイキャンプ用のシェルターを探している人におすすめ。
バップテントの進化版とも言えるデザインなので、無骨キャンプが好きな人にも気に入ってもらえそうです。
付属のY字ポールでも圧迫感なく使えますが、別売のツインクレスタS用二又フレームを使うとコットも置けるくらい広く使えるので、セット使いがかなりおすすめです！
■価格：82,500円 (税込)
■人数：1~2人用
■重量 7.56kg(付属品除く)
フライ:約6.36kg、ポール:約1.2kg、付属品:訳3.07kg
■素材
フライ:T/C(耐水圧350mm)
ポール:6061アルミ合金(φ22mm、φ14.5mm)
■収納サイズ
64x28x26cm
■カラー
サンドベージュ
■付属品
張り綱2mx10本、スチールピン25cmx20本、アイアンハンマー1丁、収納袋
2023年新作テント5.ステイシー ファルダ
多くの要望に応え、ogawaを代表するロングセラーテントのステイシーにスカートがつき「ステイシー ファルダ」として登場。
スカートがついたことで冬も快適に過ごせるようになり、さらに前室両サイドにメッシュ窓を装備しているので夏も涼しく、オールシーズン使える優秀なコンパクトテントへと進化しました。
付属のスタンディングテープを使えば前面も跳ね上げられるので、タープ的な役割も果たしてくれます。
ステイシー ファルダはどんな人・どんなシーンにおすすめ？
ステイシー ファルダは、最低限の荷物で楽しみたいソロ・デュオキャンプやツーリングキャンプにおすすめのテントです。
従来シリーズと同じく広い前室があるので、ギアの収納はもちろんコットなどを置いてのんびり休憩もできます。
インナーテントは取り外し可能なので、シェルターとしても使用可能。コンパクトで持ち運びがしやすく、居住性に優れています。
■価格：59,400円 (税込)
■人数：2~3人用
■重量 約4.04kg(付属品除く)
フライ:約1.62kg、インナー:約1.3kg、ポール:約1.12kg
付属品:約0.48kg
■素材
フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
インナーテント:ポリエステル68d
グランドシート:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
ポール:7001アルミ合金(φ9mm、φ10.3mm、φ9.5mm)
■収納サイズ
53.5x20x20cm(フレーム折り寸40cm)
■カラー
ダークブラウンxサンドベージュ
■付属品
張り綱2mx6本、セルフスタンディングテープ(前室部分)、
アルミピン20cmx15本、収納袋
2023年新作テント6.グロッケ16 T/C
設営のしやすさで人気を集めるベル型テント・グロッケシリーズに、床面16㎡のビッグサイズが登場。
モノポール+1フレームというシンプルな設営方法はそのままに、グランピングやファミリーキャンプ、グループキャンプなど大人数でのアウトドアに対応できるサイズになりました。
取り外し可能なグランドシートも付属しており、外すとシェルターとしても使用できます。
グロッケ16 T/Cははどんな人・どんなシーンにおすすめ？
グロッケ16 T/Cは、設営しやすい大型のファミリー用テントを探している人におすすめ。
また、大型タイプで高さも十分にあるので、多くのテントが立ち並ぶキャンプサイトでも埋もれることがありません。人となるべく被らない大型テントを探している人にもぴったりです。
すべてのサイドパネル部分にメッシュ付きの窓が付いているので、中に空気がこもることなく通気性にも優れています。
別売のシステムタープヘキサDXとも相性抜群。大きめのグロッケ16 T/Cとも簡単に連結できるので、セット使いできるタープを探している人はぜひセットで使ってみてはいかがでしょうか。
■価格：151,800円 (税込)
■人数：9人用
■重量 約19.6kg
フライ:約13.2kg、グランドシート:約2.2kg、ポール:約4.2kg
付属品:約2.9kg
■素材
フライ:T/C(耐水圧350mm)
グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
メインポール:スチール(φ32mm)
フロントポール:6061アルミ合金(φ22mm)
■収納サイズ
90x38x38cm
■カラー
サンドベージュ
■付属品
張り綱1.5mx9本、3mx1本、スチールピン25cmx15本、20cmx5本、
アイアンハンマー1丁、収納袋
ogawa GRAND lodge FIELD利用者さんからお問い合わせ・質問が多い新作テントは？
新作テントの中だと、ステイシー ファルダとツインクレスタS T/Cはよくお問い合わせをいただきます。
やはりどちらも人気シリーズの新作とあって、気になっている人が多いんじゃないでしょうか。
あと、ピレウスは見た目が個性的なので、設営方法や使い心地をよく聞かれますね。
スタッフ・木村さんイチオシの新作テントは？
僕は軍物や無骨な印象のテントが好みなので、新作の中だとツインクレスタS T/Cがイチオシですね。
張り方によっていろんな使い方ができますし、前面立てるとタープ代わりにもなる万能型のテントだと思います。
一見パップテントのようなツインクレスタS T/Cですが、Y字ポールを使用することで上部が分かれているのでスペースに余裕を持って使用できます。
ogawa製品の中で初心者の方におすすめのテントは？
ソロやデュオだと新しく発売されたステイシー ファルダやツインクレスタのほかに、張り方次第で六角形・七角形・八角形にもなるタッソシリーズもおすすめです。
タッソ T/Cは僕も愛用していますが、張り方のバリエーションが豊富でシチュエーションによって使い方を変えられる点が気にいっています。
ファミリーだと、格子窓が印象的なオーナーロッジシリーズが広々使えてイチオシです。
ogawa製品の中で夏におすすめのテントは？
遮光性が高いTC素材のテントを選ぶと、夏でも快適に過ごせると思います。
特にツインクレスタシリーズは窓をメッシュにすると風通しがよく、前面を張ると大きな陰ができるので夏でも涼しいと好評です。
気になるテントがある人はogawa GRAND lodge FIELDへ遊びに行こう
ogawa GRAND lodge FIELDでは、来場の7日前までに電話で予約すると来場当日に好きなテントを張ってくれるサービスを実施しています。
新作テントに限らず、サンプルがあるogawaのテントであればどんなテントでも張ってくれるそうなので、気になるテントがある人はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
※ogawa GRAND lodge FIELDにサンプルがない商品は用意することができません。
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