Z世代とグランピング
最近、雑誌やネットなどでもよく目にする「Z世代」という言葉。
一般的には、1990年代の後半から2012年頃までに生まれた世代のことを指し、10代から20代前半の若者のことをこのように呼んでいます。
この世代は物心がついたときにはすでにデジタル技術に触れていることから、“デジタルネイティブ”と言われており、他の世代とは違う注目すべき特徴があると言われています。
こうした中、キャンプやグランピングを中心としたアウトドア総合情報サイト「TAKIBI」の運営をおこなう株式会社フォーイットが、全国の10代~60代までの男女500人を対象にグランピングに関するアンケートを実施。
男女別・年代別の特徴についてまとめたところ、Z世代ならではの興味深い回答が話題となっています。
調査概要
対象者:19歳~66歳のグランピングに行ったことがある・行ってみたいと思う男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2022年8月26日(金)
質問:グランピングもしくは旅行をする際のリサーチにどのツールをよく使いますか?
質問に対しての回答選択肢は以下(※複数回答可)
1.施設公式サイト
2.情報発信メディアや比較サイト
3.旅行予約サイト
4.Instagram
5.Twitter
6.Facebook
7.YouTube
8.その他のSNS
9.雑誌
10.人に聞く
11.旅行会社の窓口で聞く
12.TV、ラジオでの情報を集める
13.その他
グランピングに行ったことがある・興味がある10代~60代の男女を対象とした「グランピングもしくは旅行をする際のリサーチにどのツールをよく使いますか?」というアンケートを行ったところ、1番多かった回答が「施設公式サイト」で55.60%と得票数を獲得。
その次に「旅行予約サイト」が36.40%、「情報発信メディアや比較サイト」が36.20%という結果に。
施設の詳細な情報や休日、駐車場などは公式サイトを見るのが確実かつ安心。ここは予想通りの結果と言えそうです。
<男女別>
次に男女別で見てみると、施設公式サイトを使用する人が男女ともに最も多かったものの、使用するSNSの種類で男女に大きな差が出るという結果となりました。
女性がリサーチの際に最も多く使用するSNSツールとしては「Instagram」が30.09%で一位となり、男性との差は10.75%という結果に。
一方、男性が最も多く使用するSNSツールは「YouTube」という結果で23.36%、女性との差は6.1%でした。
<年代別>
年代別に見ても、やはりどの年代でも施設公式サイトや比較サイトをチェックする方が多いことが分かりました。
年代別 使用ツールランキング
<10~20代>
1位:施設公式サイト(46.2%)
2位:Instagram(41.9%)
3位:情報発信メディアや比較サイト・旅行予約サイト(32.5%)
<30~40代>
1位:施設公式サイト(61.6%)
2位:情報発信メディアや比較サイト(40.2%)
3位:旅行予約サイト(39.8%)
<50~60代>
1位:施設公式サイト(53.7%)
2位:旅行予約サイト(34.3%)
3位:情報発信メディアや比較サイト(32.9%)
年代で違いが出た点として、10~20代は他の年代と比較してSNSツール、特にInstagramの使用率が圧倒的に高いことが判明。
旅行に行く前、実際にその施設を訪問した人の投稿や施設公式アカウントの投稿をチェックすることができ、さらに自身が訪れた後にその思い出を投稿できる、という1つのツールでリサーチから共有までを一貫して行える点が使用率の高い理由であると推測されます。
この結果は情報発信メディアや比較サイトを中心に旅行のスケジュールを立てる傾向があるとされる、30代以上とは大きく異なっています。
そう考えると、今後、特に若い人たちをターゲットにしたい施設側にとっては、ホームページだけでなく各SNS媒体でも公式アカウントを持って発信していくことが重要なのかもしれません。
出典元:https://www.takibi-reservation.style/media/fieldreport/kinki/92440/2/#t1
キャンプ・アウトドアの総合情報サイト:https://www.takibi-reservation.style/media/
『TAKIBI』公式Instagram:https://www.instagram.com/camp.takibi/
お問い合わせ
会社名:株式会社フォーイット
TEL:03-5728-5865
Email:info@takibi.style
担当:小林/潮田
文/中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽(ベース)。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。