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【レビュー】ユニクロの新作スポーツウェア「+S」で冬の”ゆる”ハイキング

ユニクロの本格スポーツウェア「+S(プラスエス)」

スポーツミックスやアウトドアミックスはもはやファッションスタイルの定番となっています。やはり、機能的でうごきやすいウェアは、ストレスなく生活ができるのが魅力ですよね。

速乾性、ストレッチ性、耐水性などの特徴を持つ機能的アイテムは、スポーツ専業メーカー、アウトドア専業メーカーが得意ですが、『ユニクロ』にもあるんです。それが2021年12月にリリースされた新ラインナップ「+S(プラスエス)」。

「+S」の意味は?

ユニクロは、スポーツと日常の境目をなくした高機能ウェア「SUW(スポーツ ユーティリティ ウェア)」を展開している。その2021年AWシーズンの目玉として、スウェーデンのトップアスリートと開発した本格スポーツ仕様のLifeWearである「+S」を発売した。

このラインナップ名には3つのSの意味が込められているという。

Sports:スポーツを楽しみたい全ての人のために
Sweden:スウェーデンのトップアスリートと共同開発された
Sustainability:サステナビリティの要素をもつラインナップ

スポーツに耐えうる本格仕様がウリだが、2019年1月から締結しているスウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会とのパートナーシップのもと開発されただけあり、日常のスポーツやトレーニングだけでなく、登山やキャンプなどアウトドアシーンにもオススメだ。

「+S」のサステナビリティ

環境先進国であるスウェーデンとの取り組みということもあり、これまで以上にサスティナビリティを重要視して開発されている。ジャケット&パンツには、ユニクロ初となる、ペットボトルから作られるリサイクルポリエステルの粒中綿を使用している。また、フッ素を使わない撥水加工を行うなど、環境負荷を軽くする制作工程が取られているという。

「+S(プラスエス)」のラインナップ

高いストレッチ性を持つ中綿入りのジャケットやショートパンツ、撥水加工を施した360度ストレッチパンツ、ウールをブレンドしたドライTシャツ、保温性と速乾性を併せ持つアクティブインナーに加え、撥水加工&PCスリーブ付きの大容量バックパックまでラインナップされている。

小雨降る、冬の高尾山で、さっそくレビュー!

今回は、「+S」新作の体験会にお邪魔してきたので、使用感をレビューしてみる。

体験会は、東京・高尾山付近のハイキングコースで行われた。くしくも、当日は、今季イチの冷え込みを記録。しかも、小雨も降るという、冬のアクティブウェアを試すには、”絶好(!?)”のレビュー日和であった。ハイキングした際の外気温はなんと2度。

ぼくが着用した「+S」のアイテムは、以下の4アイテム。

ウルトラストレッチドライタイツ +S  2,990円

ロンTにジャケットだけでは寒そうと思い、「+S」ではないSUWシリーズのストレッチフリースジャケットをミドラーに着用した。しかし、すぐにこの判断を後悔することに。

ハイキングコースを歩き出し、5分も経つと、体がポカポカして非常に暖かい。フリースを着ていると、汗だくになりそうだったので、すぐに脱ぎ、ドライTシャツとジャケットに変更。この2枚で十分だった。

急勾配の登りや長い登りが続くようなコースではなく、裏山を気軽に散歩する程度のコースだったが、行動中は、ライトパデッドストレッチジャケットは前のファスナーを開けた状態でちょうど良かった。

ハイキングコースでは京王線の線路沿いを歩くシーンも

アウトドアライター絶賛のドライTシャツとドライタイツ

アウトドアライターやトレラン好きなど、他の参加者も絶賛していたのだが、ウルトラストレッチドライTシャツとウルトラストレッチドライタイツが非常によい働きをしてくれた。肌面が起毛素材で、ふわふわと肌ざわりがよく、とてもやさしい暖かさなのだ。それでいて、速乾性が高く、汗をかいてもドライに保ってくれる。

ユニクロの暖かいインナーというとヒートテックがあるが、生地の性質上、大量に発汗すると十分に機能せず、汗冷えしてしまう懸念があった。日常着としては優れているが、スポーツやアウトドアなど活動量が多く、汗をたくさんかくシチュエーションには不向きだった。

だが、「+S」のウルトラストレッチドライTシャツとタイツは、ヒートテックの極暖並みの暖かさを持ちつつ、吸水速乾性が優れているので、汗をかいても即座にドライにしてくれ、汗冷えを防いでくれるのだ。冬のアクティブシーンに欠かせないアイテムと言える。税込2990円であれば、買って損はないだろう。というか、確実に価格以上の恩恵を受けられると思うので、冬のインナーを探している方であればマストバイだろう。

アウトドアでも街でも使える!ライトパデッドストレッチジャケット

東レと共同開発した生地「ライトパデッドストレッチ」を採用した、保温性が高いジャケット。ダウンではなく、リサイクル素材の中綿を採用している。マットな質感が上品で、ミニマムなデザインが印象的だ。

羽織って感じたのは、とても着心地が軽やかということ。軽量で伸縮性が高いので、腕を動かしても肩や背中の生地が突っ張ることもなく、動きをさまたげない。また、袖口、裾口がストレッチテーブ処理されているので、体にフィットし、ジャケットの上にシェルを着るときももたつかないよう配慮されている。こういった部分は、「ミドラーとしてタイトに着たい」というスウェーデンのアスリートたちの声を反映しているという。

また中身が出ないよう、サイドポケットにファスナーが付いているのも、スポーツやアウトドアシチュエーションではありがたい。耐久撥水加工も施されているので、多少の雨ならへっちゃらだ。実際、体験会では小雨が降るなか1時間ほど歩いたが中にはしみてこなかった。こういったポイントが、日常着ではなく、スポーツシーンでの着用を念頭において考えられた仕様だろう。

手洗いであれば家庭でも洗濯可能ということで、汗をかいたり、汚れたりしても自宅ケアできる点も見逃せない。

ユニクロの本格ウェアで冬のアウトドアを楽しもう!

街もスポーツもアウトドアも、さまざまなライフスタイルにフィットするユニクロの「+S」。専業メーカーのウェアもあるが、必要十分な機能を有するパフォーマンスウェアが、専門店に行かずともリーズナブルに手に入るのだから、使わない選択肢はないだろう。

ユニクロ スポーツユーティリティウェア「+S」|公式サイト

TEXT:tokoro

【PROFILE/tokoro】

茨城県東海村出身の37歳。2児のパパ。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、2019年からcazual編集長。9年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。基本の装備は「軽くコンパクトに、とにかく身軽」が信条。


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