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【防災備え】しょうゆや泥水でも使える小型水発電機で、スマホの充電は可能か?

塩と水でOK! エコな超小型発電機「アクエネオス mini」!

以前の記事でも紹介したアクアパワーエナジーが開発した水発電機「アクエネオス mini」。クラウドファンディング『Fannova』でチャレンジ中のこちらの発電機が画期的なのは、塩と水だけで発電できるエコな点。サイズもコンパクトで保管性も高く、発電中は有害物質も出さないということで、災害時に重宝する究極のサバイバル発電機と言われています。

【関連記事】塩と水で発電!災害時に備えておきたいサバイバル電源「水発電機」

実物をゲットできたので、さっそくレビューしてみます。

アクエネオス mini クラウドファンディング詳細


プロジェクト名:【災害時のサバイバル電源】水と塩で電気を作るコンパクト水発電機!
期間:2021年11月15日まで
プロジェクトページURL:https://fannova.jp/projects/premiere01

塩と水があれば発電できる! 非常時の電源として最適

アクエネオス最大の特徴は“水発電”という発電方式。これは文字どおり、水を使った方式であり、本体とマグネシウムカートリッジがあれば、塩水を注ぐだけでスマートフォンの充電などに十分な電気が得られる画期的な仕組みです。

しかも、その水は水道水でなくても、雨水や海水、尿、しょうゆ、たまり水など、どんな水分(粘度が高いものは不可。いずれも塩分調整が必要)でも発電が可能。水質を問わず、災害時でも入手しやすい材料で電気を作ることができるのです。

近年、日本はさまざまな災害に見舞われるケースが増えているので、災害時の電源確保に役立つアイテムといえます。

こうした性能は東京都総務局総合防災部が帰宅困難者対策の購入補助として認定し、内閣官房が進める国土強靭化計画のホームページに事例として掲載されるなど、公的機関にも認められています。

塩水、泥水、しょうゆでスマホを1時間充電! 果たして結果は?

さっそく、どのくらい発電して、スマホを充電できるのか、試してみることに。水質を問わないということなので、今回は、基本の塩水だけでなく、泥水、しょうゆでレビューしてみます。

アクエネオス miniのスペックをおさらい

アクエネオス miniの電気容量は、11,000mAh。一般的なスマートフォンで換算すると、3台分程度の充電が可能という計算になります。

マグネシウムカートリッジ1セットでの発電時間は24時間ほど。単純計算だと8時間程度で、スマホ1台をフル充電できる計算です。

使い方はいたって簡単で、規定の濃度(塩分濃度10%が目安)に調整した塩水を作り、上蓋を開けてマグネシウムカートリッジを取り付けた水槽に注水するだけ。あとは、電源スイッチを押せば発電が始まります。

塩水でのレビュー:まずは標準のパワーをチェック

まずは塩水での発電を試してみます。塩水を作り、本体に注水。スマホ(iPhone 12 Pro)をつなぎます。

ここから1時間、充電をします。どのくらいまで充電はできるでしょうか。

充電前

充電後

充電前が28%、1時間の充電後は37%という結果に。9%、充電することができました。この発電効率であれば、10時間程度でフル充電できることになります。塩分濃度や気温によって、発電力は多少差が出るとのことです。

まずはこの基本の塩水の充電量が比較の目安となります。

泥水でのレビュー:思いのほか、健闘!

次は、泥水でのレビューです。土を水に混ぜて泥水にしました。粘土はなく、サラサラとして泥水です。上の写真を見てもわかるように、砂や小石、木くずなどが混ざっています。これに塩分濃度10%程度になるように塩を加え、塩泥水を作り、アクエネオス miniの本体に注水。スマホをつなぎます。

充電前

充電後

充電前が79%、1時間の充電後は86%という結果に。7%、充電することができました。塩水との差はわずか2%。もっと差が出るかと思いましたが、大きな充電効率の差は見られませんでした。

ただ、ひとくちに泥水といっても、砂が多い泥水、粘土が溶け出したドロドロの泥水など、さまざまあります。今回は、泥水とはいえ、粘度が高くなかったのが良かったのかもしれません。使う際は、粘性が低い水がよいとのことなので、そこは注意が必要です。また、気温によっても発電効率が変わるので、水発電機の仕様をきちんと理解しておくことが大事だと思いました。

しょうゆでのレビュー:発電できたものの厳しい結果に!

最後はしゅうゆでの発電チャレンジです。しょうゆは塩分濃度が約15%ということで、塩は足さず、このままアクエネオス miniに注水して試してみます。

さっそくスマホをつないだところ、ちゃんと発電を確認。期待に胸が踊ります。

充電前

充電後

充電前が77%、1時間の充電後は79%という厳しい結果に。充電できたのは2%だけ。しょうゆでも発電できたものの、パワーが弱く、充電は思ったよりできませんでした。

結論:水がないときは泥水でも十分に発電可能!

非常時の備えとして、モバイルバッテリーを用意している方は多いと思いますが、保管中に放電してしまったり、使用して容量が消費してしまうと用をなさないものになってしまします。その点、このアクエネオス miniは、水分と塩、予備のマグネシウムカートリッジがあれば、繰り返し何度でも発電して電気を作ることが可能。

使い勝手の良さや利便性という意味では、モバイルバッテリーに軍配が上がるかもしれませんが、最終手段の発電機として、あわせて備えておくといざというときに安心です。

水分と塩があれば発電できるアクエネオス mini。災害時は飲み水も貴重になるので、泥水でも発電できるのは非常に心強いと感じました。

アクエネオス mini クラウドファンディング詳細


プロジェクト名:【災害時のサバイバル電源】水と塩で電気を作るコンパクト水発電機!
期間:2021年11月15日まで
商品詳細はプロジェクトページへ >> https://fannova.jp/projects/premiere01

商品概要 アクエネオス ミニ

・サイズ:190mm × 127mm × 53mm
・重量:674g
・材質:ABS /Mg/Al /Cu
・塩水容量:水 275ml/塩 25g
・塩分濃度:約10%(25g)
・動作温度範囲:-15℃ 〜 45℃
・電圧:LEDライト:3.0V / USB給電:5.0V
・電気出力:LEDライト 1.5W/USB給電 3.0W
・電気容量:11,000mAh
・LEDライト光度:180lm
・マグネシウムカートリッジ使用可能時間:LEDライト 80h /USB給電 24h
・セット内容:アクエネオス ミニ本体、マグネシウムカートリッジ
・付属品:取扱説明書(保証書付き)、塩さじ(7g)、水容器(100ml)


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