× CLOSE

【レビュー】SOTO MUKAストーブは、まさに野外でのラスボス。世界的に認められるその性能は圧巻!

MUKAストーブ SOD-371のレベルがケタ違いすぎる!

燃焼器具専門ブランド「SOTO」のシングルバーナーあるあるなんですけどね、とにかくパッケージが小さいんです。

一度開封したら、もう2度と同じパッケージに収納できないんじゃないかと思えるほど。

まあパッケージを開封したら、元に戻す必要もないんですけどね。

まずはアウトドア目線から離れたとこから話し始めますけどね、まあMUKAストーブ SOD-371 のパッケージの作り込みがスゴイんですよ! 

誰かがこの仕組みを考えたはずなんですけど、編集者の視点からすると、この仕組みを考えた人は超天才!

もしくはユーザーに対し、とても親切!

どこがスゴイかっていうとですね、パッケージの「OPEN」の指示に従って開けると、そこには簡易的な取り扱い説明書になってる!

これだけで使い方がわかっちゃうんですよ。

でもそこがスゴイんじゃないんです。

ココ!

最初にパッケージの「OPEN」を開かないことには、その先の本体パッケージを開くことができない仕組み!

コレがスゴイ!

購入者は嫌が応にも、まずは取り扱い説明書を一見してしまうという仕組み。

SOTOってユーザーにやさしいブランドなんです。

 

実際に使ってみる!

それではMUKAストーブ SOD-371 実際に使ってみたいと思います。

MUKAストーブ SOD-371  の使用手順はSOTOの公式YouTubeチャンネルに動画が公開されているので、はじめて使用する方、もしくは購入を検討している方は動画を参考にしてみるといいでしょう。

MUKAストーブ SOD-371 を使用するにあたっては、MUKAストーブ専用のフューエルボトルが必要となります。

ここでは、もっともコンパクトな広口フューエルボトル400ml SOD-700-04 を使用します。

商品名には400mlとあるのに、MUKAストーブ SOD-371 を使用するためには、容量280mlまでとなっています。

MUKAストーブ SOD-371  の特徴のひとつに、クルマ用の無鉛ガソリンを使用できることが挙げられます。

だからといってこのMUKAストーブ専用のフューエルボトルをガソリンスタンドへ持っていっても、給油することはできません。

ガソリンスタンドで直接給油するには消防法に適合したガソリン携行ボトルが必要となります。

ポータブルガソリンボトル750ml SOD-750-07 なら、ガソリンスタンドで給油することができます。

ただしMUKAストーブ SOD-371  との接続はできないので、ポータブルガソリンボトル750ml SOD-750-07 からMUKAストーブ専用のフューエルボトル へ移し替えて使用してください。

MUKAストーブ専用のフューエルボトル に MUKAストーブ SOD-371 をセットしたら、コントロールダイヤルが「STOP」の状態で、「LOCK」の方向に押し込まれているか確認します。

そしてポンピングを始めます。

ボトルの空き容量が大きいほど、ポンピングの回数は当然多く必要となります。

ポンピングを続けていくと圧力が感覚的にわかるのですが、 MUKAストーブ SOD-371 は親切設計。

圧力インジケーターが備わっているので、視覚的にも十分な圧力に達したことがわかります。

圧力インジケーターの赤線が見えたらOKのサイン!

バーナー本体は手のひらに収まってしまうほど、非常にコンパクトです。

ここにゴトクまで備わっているんだから驚きですよね。

燃料ホースは非常にやわらかくフレキシブル。

だからコンパクトに収納できるんですね。

ホースとバーナーの取り付けは回転ジョイント式なので、広い範囲での使用が可能となっています。

コンパクトに収納されたゴトクを回転させて広げます。

続いて、バーナー本体とポンプ側の接続に進みます。 

ポンプ側にも、ホースの先端にもキャップでカバーがされています。

そのキャップを外して接続します。

ポンプ側のスライドリングをスライドさせ、ホースの先端を差し込みます。

深くまで差せたらスライドリングから指を離します。

使用する際はスタビライザーと呼ばれる台のようなパーツが下に来るよう設置します。

これのスタビライザーにより転がりやすいボトルを安定させ、さらには燃料を正しく供給するのです。

コントロールダイヤルを引き出すことで「LOCK」が解除となります。

続いてダイヤル回転させ「STOP」から「START」へと移行します。

MUKAストーブ SOD-371 には着火装置のようなものは備わっていません。

そこで必要となってくるのが、ライターです。

「【レビュー】キャンプで超おすすめ! SOTOのスライドガスマッチを使ってみたら機能がすごかった!」で紹介したSOTO スライドガスマッチ ST-407LV はノズルをスライド延長できるので、 MUKAストーブ SOD-371 を安心して着火することが可能です。

着火から10秒ほどでバーナーの炎が安定してきます。

そう、  MUKAストーブ SOD-371 はプレヒートの必要なく、簡単に着火でき、すぐに安定した炎となるんです!

炎が安定したらコントロールダイヤルを「START」から「RUN」へと回転させます。

この「RUN」の印ですが、回転するに従って細くなっているのが画像で確認できますね。

みなさん、もうお察しの通り、簡単に火力調節ができちゃうんですよ。

これも  MUKAストーブ SOD-371 の特徴のひとつなのです。

 

消火も簡単!

さらに消火の楽さも  MUKAストーブ SOD-371 の特徴のひとつなんですよ!

「バーナーの消火なんて、オフにすればいいだけじゃね?」なんて思いますよね。

たしかにそう。

またすぐにでも着火することも想定しての消火なら、コントロールダイヤルを「STOP」に回転させればいいだけ。

でもここで紹介している消火は撤収を含む作業まで、つまり消火の後、バーナーが冷めたらポンプと分離して収納するってとこまでの行程のこと。

こういった燃料注入タイプのバーナーは着火のためにポンピングが必要です。

ポンピングにより、ボトルの中は空気がパンパンに入ってる状態・・・燃焼使用後だったらパンパンってほどでもないのかな。

とにかくボトルには空気が入ってるし、燃焼使用後だったらホースには燃料が残っている状態なんです。

燃料注入タイプのバーナーで、なおかつバーナー部と燃料タンク部が別体ジョイント式のアイテムにも、こういったシングルバーナーのほかに箱型のツーバーナーなどいろいろあります。

別体ジョイント式ということは撤収の際にバーナー部と燃料タンク部を分ける必要です。

バルブをオフにして消火すれば燃料はタンク内で漏れることなく保存されますが、バーナー部と燃料タンク部を結ぶホースやパイプには燃料が若干残ってしまいがちなんです。

それなのにバーナー部と燃料タンク部を分けると、どうなるか!?

残留の燃料をあたりに撒き散らすという結果が待ってます。

燃料をエリア内に撒き散らすのは環境悪ですし、バックパックや収納袋などに残留燃料が漏れ出たらかなり残念なことですよね。

しかし、この MUKAストーブ SOD-371 はエア抜きをすれば同時にクリーニングに行われ、バーナー部と燃料タンク部を結ぶホースに燃料が残留しない仕組みになってるんです!

コントロールダイヤルを「AIR」の位置に回転させると、シューという空気が抜ける音とともに燃料ホース内をクリーニング。

音が鳴り止んだらコントロールダイヤルを「STOP」の位置に合わせ、押し込んで「LOCK」します。

その後にバーナー部と燃料タンク部を分離すればOK!

製品セットには 風防・しゃ熱板、 メンテナンスキットのほかに専用収納ケースが含まれます。

そして、レギュレーターストーブ用マルチケース ST−3103 をプラスして購入することをオススメします!

レギュレーターストーブ用マルチケース ST−3103 は、見た目にもスマートなデザイン。

パーツ類を整理することができ、着火に必要なライターなどを一緒に収納することができるんです!

見た目もスマート、収納もスマート、使い勝手もとてもスマートになりますよ。

【商品スペック】

MUKAストーブ SOD-371
参考価格:17,050円(税込)
使用時サイズ(本体のみ):幅135 × 奥行135 × 高さ80mm
収納時サイズ:幅80 × 奥行65 × 高さ80mm
重量:333g(本体+ホース:163g、ポンプ:170g)
発熱量:4.7kW(4,000kcal/h) ※気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。
使用時間:4,000kcal/hで使用時約1時間、2,500kcal/hで使用時約1.5時間(自動車用ガソリン480ml使用) ※気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。
使用燃料:自動車用レギュラーガソリン、ホワイトガソリン ※自動車用ハイオクガソリンはご使用できません。レギュラーガソリンをご使用ください。
材質:バーナー:アルミダイキャスト、ゴトク・スタビライザー:ステンレス、ポンプ本体・ダイヤル:アルミ、ポンプハンドル:真鍮(ニッケルメッキ)、ホース:フッ素ゴム(中)・ステンレス(外)、ピストンシリンダー:アルミ
付属品:専用収納ケース、 風防、しゃ熱板、 メンテナンスキット
※専用広口フューエルボトルは別売です。
※屋外使用専用です。

【まとめ】

パッケージの工夫が秀逸

クルマ用の無鉛ガソリンを使用できる

インジケーターにより視覚的に圧力を確認できる

燃料ホースがフレキシブル

プレヒートの必要がない

火力調節が可能

エア抜きと同時にクリーニングされ、ホース内に残留燃料が残らない

 

【関連記事】

ステンレス製ダッチオーブンで、おいしく炊くゴハンのお奥義!

朝マック風のソーセージエッグマフィンを完コピ! ダッチーブンで簡単に作っちゃう!前編 

アルコールストーブの作り方/vol.1

具だくさん味噌煮込みうどんをシェラカップだけで作り上げるミニマムクッキング!

ソロキャンプでも、家でも実践したくなるシェラカップで作るウルトラライトレシピ!

 

photo:ULALA
text:アマキン

【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。


  • この記事が気に入ったらcazual(カズアル)に いいね! / フォロー しよう

  • 漏れない”超精密タンクキャップ”!
  • おすすめ!しょうゆ香るアウトドアソース

クラウドファンディングサイト「Fannova」

クラウドファンディングサイト「Fannova」

L-Breath

新着記事

PAGE TOP
COPYRIGHT © SHUFU TO SEIKATSU SHA CO.,LTD. All rights reserved.