ポイントをおさえてペット連れキャンプを楽しもう!
最近は、ペットと一緒にキャンプを楽しむ人も増えています。
しかし、これからペット連れでキャンプデビューをする人や、なかなか不安でキャンプにペットを連れていけない飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は、ペットをキャンプに連れていく際の注意点やマナーについてご紹介します。
キャンプはペットたちのストレス解消になることも
ペットを飼っている人が旅行などに出かけようとすると、宿泊先のホテルや旅館がペット禁止だという例は多くあります。
すると、おのずとペットはペットホテルや近所などに預けることになります。このことについて気兼ねしてしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
その点、ペット連れでのキャンプが可能な場合、自然に囲まれたなか、人間にとってもストレス解消になるのは当然ですが、ふだん、家でお留守番しているペットたちにとっても、自然の中で遊びまわれ、大好きな飼い主さんと24時間一緒にいられるわけですから、ストレス解消にもなるでしょう。
ただしその場合、キャンプ場を利用するにあたってペット連れが可能かどうか確認する必要がありますので、その点は事前の確認が必要です。
何を持っていけばいいの?
ペット連れでキャンプに行く場合、人間だけの場合より荷物はどうしても多くなってしまいます。ただし、ウェットティッシュやトイレットペーパーなど人間と共有できるものもあります。
ペットフードやペット用のごみ袋などの細々したものは、まとめてすぐ出せるように準備しましょう。
このとき、ペットフードやペットシーツなどの消耗品は、少し多めに持っていったほうが現地でのトラブルの際に、追加購入の必要がないので安心です。
ふだん使用している常備薬がある場合は、人間と同じようにペットの分も持っていくようにしましょう。常備薬は、クーラーボックスなどに入れておくことで温度が高くなるのを防ぐことができます。
また、軟こうや包帯があるともしケガをしたとき、応急処置ができるので便利です。念のため、事前にキャンプ場近くの動物病院を調べておくことも大切です。
また、ペットは寒さが苦手な場合が多いので、この場合は使い捨てカイロやブランケットが大きな役目を果たします。天候によってペットの様子を見ながら使い分けることが大切です。
さらに、意外に役に立つのが消臭剤。環境が変わると、ふだんは粗相しない子でも粗相してしまうことがあるので、事前に準備して車の中に置いておいてもいいかもしれません。
夏のキャンプの場合は、防虫対策としてペット用蚊取り線香なども役に立ちます。
ペットがいることで注意したいこと&マナー
ペット連れでキャンプをする場合、特に注意したいのは、「粗相」することと、「ほえる」ことです。
他の人と共有するキャンプゾーンでの粗相はもちろん厳禁。散歩に連れて出したり、ペットシーツなどできちんと片づけをするようにしましょう。
また、キャンプ場というふだんと違う環境に戸惑ってしまったり、キャンプデビューしたばかりのペットだと、不安で鳴いてしまうことも多いかもしれません。
そんなときは、散歩に連れ出したり、車の中にいれて落ち着かせてあげたりと、飼い主さんが上手くフォローしてあげることが大切です。
はじめてのときは、ペット連れキャンプを推している施設だったり、広大なフリーサイトでキャンパー同士が密集しないキャンプ場だったり、そういった施設を選ぶとよいでしょう。
ペットが自由に使えるスペースや、ドッグランなどがあるキャンプ場も増えつつあります。
ペット入場不可エリアは事前に確認!
ペット連れOKのキャンプ場であっても、全てのエリアでペットが自由に過ごせるわけではありません。
入場可能なエリアと不可のエリアに分けられているので、必ず事前にチェックしておきましょう。
キャンプ場を利用するお客さんの中には、犬が苦手な方もいます。
「小型犬だから」「ほんの少しだから」と安易に考えるのではなく、入場不可エリアには立ち入らないよう徹底してください。
特にファミリー向けキャンプ場や公園の一角をキャンプ場にしているような場所では、注意が必要です。マナーを守って利用することで、キャンプ場を利用する方みんなが気持ちよく過ごせるでしょう。
もし入ってしまったら、故意ではなくてもきちんと謝罪し、お互いがイヤな思いをしないように心がけましょう。
意外と盲点、抜け毛にも細心の注意を!
飼い主にとって意外に盲点なのが、ペットの抜け毛です。飼い主さんはふだんから慣れていて気にならないかもしれませんが、ペットの種類によっては抜け毛の量が多いことがあります。
キャンプに行く前にしっかりブラッシングして、なるべく抜け毛を飛ばさないようにするなど、事前に準備しておくといいでしょう。
それでも気になる場合や、どうしても毛が抜けやすい場合は、洋服を着せるなどして工夫することが必要です。
ペットと一緒に過ごすキャンプ場選びのポイント
続いて、ペット連れでキャンプに行く際のキャンプ場選びについてポイントと注意点をまとめてみました。
ペットをキャンプに連れて行こうと思ったら、必ず「ペット可」なキャンプ場を探しておきましょう。
選び方のポイントは、以下を参考にしてみてください。
ドッグフリーサイトがあるキャンプ場
ペット連れOKのキャンプ場は意外と多くありますが、リードでつないだままでは、普段の環境とあまり変わりがありません。
「せっかく自然の中に出かけるなら、ワンちゃんにももっと自由に過ごして欲しい!」というのが、家族としての本音ですよね。
こんなときにおすすめなのが、サイトの周りが柵で囲われている「ドッグフリーサイト」。この柵の中では、ワンちゃんたちはノーリードで自由に過ごすことができます。
他のキャンパーに迷惑をかけることもないので、家族もリラックスして過ごせるでしょう。
他の利用者に迷惑になりにくいキャンプ場
いくらペットの受け入れが可能なキャンプ場であっても、環境によっては、周囲の利用者の迷惑になってしまう可能性があります。
ペット連れキャンプでトラブルになりやすいのは、ペットの吠え癖や他者との距離感です。
広々としたキャンプ場で、周囲のキャンパーたちと一定の距離を取ることができれば、トラブル発生リスクも少なくできるでしょう。
あまりスペースに余裕のないキャンプ場を狙う場合は、多くの人でにぎわうオンシーズンを避けた方がのびのびと過ごせます。
ドッグランがあるキャンプ場
キャンプ場の中には、単純に「ペット可」とするのではなく、さまざまな工夫を凝らして「ペット歓迎」をうたうところも少なくありません。
ドッグラン併設のキャンプ場もその中の一つ。キャンプ場内にドッグランが併設されていれば、そのエリア内で思う存分ワンちゃんたちを遊ばせることができます。
ペットにとっても飼い主にとっても、楽しい思い出になるでしょう。
ペット同伴OKの人気キャンプ場3選
愛犬と一緒のキャンプを歓迎しているおすすめキャンプ場は、以下の3つです。
それぞれ独自のルールを設けているので、予約前には公式サイトをチェックして確認しておきましょう。
エンゼルフォレスト那須白河【福島県岩瀬郡】
”愛犬ともっともっと仲良くなれるリゾート”がテーマの「エンゼルフォレスト那須白河」は、犬好きの間でも有名なキャンプ場。
ドッグフリーサイトは2サイト、 ドッグフリーキャンピングカーサイトは2サイト用意されており、好きな過ごし方を選べます。
ドッグランやドッグウォークといった設備も自由に使えるので、大自然の中でワンちゃんとのびのび過ごしたい人にオススメ。
>施設詳細はエンゼルフォレスト那須白河HPへ
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原【栃木県那須郡】
「キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原」は子連れファミリーに人気のキャンプ場ですが、実はペットとのキャンプにもおすすめのスポット。
3区画ある広々としたドッグキャンプサイトはフェンスで囲まれているので、ノーリードでも安心です。
木陰のドッグランで、思い切りワンちゃんと体を動かしてください。
※ペット料金が別途かかります。予約時に報告必須
※ご入場は、1家族につき “3匹” まで(ドッグキャンプサイトに限り “4匹” まで可)
>施設詳細はキャンプ・アンド・キャビンズ那須高原HPへ
ドッグフィールド合衆国【静岡県裾野市】
富士山の裾野に広がる広大なエリアに、1,400坪もの広大な芝生広場が広がる「ドッグフィールド合衆国」。
ワンちゃんたちは、ノーリードで自由にのびのび遊びまわることができる上に、夏には犬用のプールも登場!
併設キャンプ場は、「愛犬同伴者限定」なので、愛犬家同士、リラックスして過ごせます。
>施設詳細はドッグフィールド合衆国HPへ
帰る時にも気遣いを忘れずに!
楽しかったキャンプが終わり、すべてが撤収した後も気遣いを忘れてはいけません。抜け毛が塊で飛んでいないか、粗相の後はないか確認しましょう。
思わぬところに粗相している場合は、水をかけるなどして後始末をしっかりしておきましょう。
キャンプ場には、ペットが苦手な方もいるかもしれません。そのような人たちに対する配慮も忘れずに、「来たときよりも美しく」を実践することで、ペットたちとの楽しい思い出が増えることでしょう。
ペット同伴でキャンプを楽しもう!
ペットは大切な家族の一員。自然の中で一緒にキャンプを楽しめば、絆がさらに深まるはずです。
愛犬歓迎をうたうキャンプ場であれば、余計な気を使うこともなく、家族みんなでのびのびと過ごせることでしょう。
ぜひワンちゃんと一緒のキャンプに、挑戦してみてくださいね。