気軽に使える無料キャンプ場の落とし穴
日本各地には、無料で楽しめるキャンプ場がたくさん。
「無料でキャンプが楽しめるなんてラッキー!」と思いがちですが、無料だからこそ、その特徴を踏まえた上で上手に活用する必要があるのです。
今回は、無料キャンプ場を利用するメリット・デメリットと共に、注意点を解説します。
無料キャンプ場ってどんなところ?
無料キャンプ場は、ほとんどの場合自治体が運営しているため、無料で利用できるのが大きなメリット。
「無料=古くて汚いのでは?」なんて先入観がある人も少ないかもしれませんが、きちんと管理された快適な環境が整っているキャンプ場も多く存在します。
無料キャンプ場であっても、予約が必須となっているところも少なくありません。
公営施設の場合、施設利用の申し込みは、運営元の自治体へと届け出る必要があります。
手続き方法や提出する書類の書式など、自治体ごとのルールが設定されているケースも多いので、事前にチェックしておきましょう。
無料キャンプ場を利用するメリット・デメリット
無料キャンプ場の利用には、メリットもあればデメリットもあります。利用前に両方をチェックして、後悔や失敗がないようにしましょう。
無料キャンプ場利用のメリット
・費用がかからない
・利用時間の設定が自由
・フリーサイトで大型テントも使いやすい
・キャンセル料がかからない
無料キャンプ場を選択すると、費用面で大きなメリットがあります。
キャンプ場に支払うお金を節約できれば、ほかの部分にお金を費やすことも可能。より充実したキャンプライフを楽しめるのではないでしょうか。
また予約不要の施設であれば、チェックインやチェックアウトもないので、「仕事帰りに夜からキャンプ!」なんてことも可能となります。
フリーサイトなら大型テントも難なく利用できますから、より気軽に開放的な時間を楽しめるのではないでしょうか。
特に初心者キャンパーや家族キャンパーの場合、天候や家族の状態によって、直前にキャンセルせざるを得ない場合もあるはず。
こんなときでも無料キャンプ場であれば、キャンセル料が発生することはほぼありません。こうした意味でも、気軽に利用できる施設だと言えます。
無料キャンプ場利用のデメリット
・利用できるキャンプ場が限られる
・設備が最低限
・管理人が常駐していない
・人気キャンプ場は混雑しがち
無料キャンプ場は全国に存在していますが、有料キャンプ場と比較すると、施設数が限られてしまいます。キャンプ場所で絞り込むと、設備や環境については、ある程度妥協せざるを得ないかもしれません。
公営キャンプ場の場合、管理人が常駐しているかどうかは、施設によって異なります。管理人がいないキャンプ場の場合、初心者キャンパーにとっては少しハードルが上がってしまうでしょう。
無料で利用できる設備は限られていることがほとんどですが、ごく稀に、施設が充実した無料とは思えないキャンプ場も存在しています。
こうしたキャンプ場の場合、キャンパーたちの口コミで人気が高く、予約が取りづらい、取れても混雑していてくつろげない…といったデメリットが生じる可能性も。
無料キャンプ場を利用する時の注意点
無料キャンプ場を活用するためには、注意しなければならないポイントがあります。
この3つの注意点を意識すれば、無料キャンプ場で安心・快適に過ごせるはず。
管理人常駐時間や緊急連絡先をチェックしておこう!
公営の無料キャンプ場の場合、「夕方まで」などの条件付きで、管理人がいるキャンプ場も少なくありません。この場合、何時までなら管理人が滞在していて、どんなことに対応してくれるのかを確認しておきましょう。
また、管理人がいない時間帯は、緊急連絡先が用意されているはずです。事前にチェックしておくと、いざという場面でも慌てず対応できます。
★利用できる施設は事前に確認しておこう!
無料キャンプ場は、有料キャンプ場と比較して使用できる施設が限られています。水道やトイレ、調理場などは、快適に過ごすために最低限必要となる施設。問題なく利用できるかどうか、事前に確認しておきましょう。
無料キャンプ場の場合、「当然あるだろう」という思い込みは禁物です。キャンプ場で安全に過ごすためにも、実際に利用した方の口コミなども参考にしてみてください。
★持ち物は充分に準備していこう!
無料キャンプ場の場合、忘れ物をしたからといって現地調達できるとは限りません。食料や水、防寒具などはあらかじめ準備しておきましょう。
お気に入りの無料キャンプ場を見つけて楽しもう
リーズナブルかつ気軽にキャンプを楽しめるのが、無料キャンプ場の魅力。
無料なので仲間を誘いやすい上に、予約不要な無料キャンプ場も多いので、思い立った時に足を運べる利点もあります。
今回ご紹介した無料キャンプ場での注意点を守って、思う存分キャンプを楽しんでくださいね。