見る角度を変えればホムセンは宝の山!
【ホムセン】と呼ばれることも多いホームセンター。
巨大な【ホムセン】へ行くと、それこそDIYで家でも建てられそうなほど材料が豊富に揃ってます。
一方で、これって何に使うんだろう???
ってな商品もたくさんあるわけでして・・・。
そこで発見したのが「発泡ポリエチレンシート」です。
「ソフト」 と 「黒」 の表記があるってことは、硬さや色のバラエティがあるってことでしょうか?
とりあえず発見できたのは、この「ソフト 黒」タイプのみでしたので、こちらを購入。
●お好みのサイズにカットして使用できます。
●耐候性、断熱性、対薬品性、保温性、保冷性に優れています。
という文言に惹かれてのジャケ買いで、どんなふうに使うかなんて、まったく考えてませんでした。
素性がまったくわからないので用途を思いつかず、なんとなく「持ってりゃなんかで役立ちそう」という思い込みと、ただただ安かったというだけの理由で購入。
家に帰ってからパソコンで、「発泡ポリエチレンシート」を検索してみたのです。
すると特徴は、「特有の臭いが少なく低VOC素材」とのこと。
その「低VOC」ってなんだ?
ってことで、「低VOC」を検索。
VOCは光化学スモッグなどの原因物質となっている揮発性有機化合物のことらしいです。
検索の結果、「低VOC」は環境悪が低いってことそうなので、まあ安心な素材なのかなあと認識したのです。
「発泡ポリエチレンシート」の他の特徴は、加工しやすく取り扱いも容易。
汎用性が高く、円形や棒状から、打ちぬき加工、裁断が可能。
防音性に優れる。
伸縮性に優れ、伸びても破れにくい。
大きな浮力を持っている。
弾性が高く、緩衝材に適している・・・などがありました。
たしかにソフトで厚さは10ミリもありますが、潰しても戻りが早いんですよ。
ほかにも防音・遮音性、耐熱性・耐寒性、耐電性、耐侯性、耐久性、防振性、クッション性、密着性・気密性、シール性に優れている。
・・・ってな感じで耐性を列挙すると、いとまがありません。
ちょいブサアイテムを何に使う?
特に、「軽く、気泡が独立しているので水をほとんど吸収しない」っていう特徴に注目しました。
購入した商品に水を使って実験をしてみたんですが、まあよく弾くこと!
スポンジみたいなフワフワなのに、水を吸い込む気配がまったくないんです。
それでいて耐熱性・耐寒性、耐侯性、耐久性、クッション性に優れてるわけだから、これはもうキャンプ用のマットレスがいいだろうと思った次第です。
しかし購入した商品は、1000ミリ×1000ミリ。
つまり1メートル角なのでマットレスとして使用すると、長さ的には肩からヒザくらいまでしかカバーできません。
それでいて横幅は十分すぎるほど。
それなら横幅をソロサイズにカットして、トレッキングのときに使うウルトラライトなマットレスがいいかなあと。
実際に寝るときは、寝袋カバーを枕にすれば、頭の部分にはマットレスなんて必要ないですもんね。
現状は317グラムと、すでに十分すぎるほど軽量。
はたしてそれが、どこまでウルトラライト化できるのか楽しみです!
ウルトラライト化していきます!
それでは早速、加工に入りたいと思います。
買ってきたばかりの状態は、まったく直角・直線が出てません。
なのでカッターナイフで直角・直線を作ります。
さらに幅をソロサイズにカット。
長さはなるべく元の製品サイズを維持し、肩幅いっぱいいっぱいにカットしました。
ちなみにその幅は42センチに設定しましたよ。
驚きなのは長さです。
ラベル表記では1000ミリ×1000ミリだったのですが・・・。
つまり100センチ×100センチだったはずですが、直角・直線を作るためにカットしても105センチある!
ラベル表記オーバーのサイズだったのです。
まあ、「お好みのサイズにカットして使用できます」と表記してるくらいだからカットするのはメーカーとしても大前提。
その製品が表記サイズより小さかったら問題ですが、大きい分には「余分はカットしてよ」ってな感じなんでしょうね。
そんで105センチ×42センチにカットした重量は125グラム!
厚さ10ミリもあるマットレスにしては、十分なウルトラライト化ができましたね〜♪
バックパックに括り付けるときは、こんな感じに巻いてセットするんですが、柔らか素材なので巻き取りも簡単です。
さらなるウルトラライト化を目指す!
このウルトラライト・マットレスを、さらに超ウルトラライト化していきますよ!
そこで使用するのがレザークラフトで使用する型抜きポンチ。
ネットで探せば100円もしないくらいで売ってて、むしろ送料の方が高いくらいのアイテムです。
その型抜きポンチでマーキング。
定規を使って位置を定め、美しい配列にします。
マットレス全体にマーキングできたら、型抜きポンチを押し込んでいきます。
「発泡ポリエチレンシート」がかなりの柔らか素材なのですが弾性もあるので、型抜きポンチをハンマーなどで叩くと逆に跳ね返って1発では型抜きできなのです。
だから緩やかな圧力が必要。
型抜きポンチにゆっくり体重を乗せ、じんわりと型抜きしていくのです。
手が痛くなるので、休み休みで型抜きすること3時間。
ついに完成しましたよ!
超ウルトラライト・マットレスが!
寝心地も抜群です!
早速ですが、重量を測ってみますね。
なんと72グラム!
型抜き前は125グラムだったので、約40%くらいのウルトラライト化に成功したわけです!
見た目もなんだか可愛らしい感じ!
型抜きのていねいな仕事ぶりが発揮されてるますよね。
72グラムなんて、ないのと同じ!
バックパックにくくりつけても、荷物が増えた感じなんかまったくしませんよ。
ホームセンターで売ってた使用目的のよくわからないちょいブサ用品でしたが・・・。
わずか時間で、ウルトラライト化してイケてるキャンプギアに変身したのです!
【関連記事】
【Amazon】で買った洗えるバックパックが多機能すぎて超イケてたんですよ!
https://cazual.shufu.co.jp/archives/81993
食欲の下がる暑い夏でも爆上がり!【無印良品】の冷麺は簡単だからキャンプ飯に最高!
https://cazual.shufu.co.jp/archives/81937
グルキャンが盛り上がる!地方爆盛りグルメを【業務スーパー】なら〇〇〇円で再現!
https://cazual.shufu.co.jp/archives/81891
アウトドア調味料が続々登場してるけど【ドンキ】オリジナルが隠し味最強説!
https://cazual.shufu.co.jp/archives/81844
夏だからこそ、夏っぽい沖縄キャンプレシピを【カルディ】食材で簡単に作る!
https://cazual.shufu.co.jp/archives/81759
【検証】ダイソーのペラペラなスキレットでも裏技を使えば食材がくっつかないのか?
https://cazual.shufu.co.jp/archives/80860?open
キャンプだけでなく非常用にも活躍! ゴハンもセットの【いなば】缶を実食レポ!
https://cazual.shufu.co.jp/archives/80238
【コストコ】一番人気「プルコギビーフ」で、2泊3日キャンプの7食を実践!
https://cazual.shufu.co.jp/archives/77105
photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。