ダイソーのランタンスタンドがかなり使える
ダイソーのキャンプ用品に、要注目の商品が追加されました。商品名は「ランタンスタンド」。ランタンを吊り下げることで、地面やテーブルに直接置くよりも広範囲を照らせるアイテムです。
価格は1,100円(税込)とダイソーの商品としては高額な部類ですが、実際に使用してみるとそれでも安いと思えるほどの高いクオリティーと実用性を兼ね備えています。
今回は、今買うべきともいえるコスパ最強キャンプ用品の1つ、ダイソーのランタンスタンドの全貌をお伝えします。
ダイソーランタンスタンドは丈夫な収納袋つき
ダイソーのランタンスタンドを箱から取り出すと、パーツはすべて収納袋に入った状態で出てきます。収納袋は丈夫なポリエステル製で、コードはストッパーつき。閉じた状態をしっかりキープできます。
サイズ感や使い勝手に不満はなく、別途ケースを購入する必要はありません。地味なポイントですが、本体のサイズにあった収納袋がついてくるのは助かります。
ダイソーのランタンスタンドは「打ち込み式」と「固定式」の2WAY
ダイソーのランタンスタンドは、地面に突き刺して使用する打ち込み式と、テーブルのフチに取りつける固定式、2つの使い方に対応しているのが最大の特徴です。
打ち込み式として使う場合は、先端が尖っているパーツをハンマーで地面に打ち込んでから、ポールを接続します。
コンパクトなテーブルを使うときやそもそもテーブルを使わないシーンでは、打ち込み式のスタイルがピッタリです。
固定具が天板のスペースを圧迫せずテーブルの移動が容易なうえに、地面が傾斜していても垂直に立てられるメリットがあります。
いっぽうダイソーのランタンスタンドをを固定式として使う場合は、固定具でテーブルのフチをはさみ、ネジを回して締めつけます。
対応する天板の厚さは4.5cmまで。固定式が便利なのは、ある程度高さがあるテーブルを使う場合です。
ポールの長さを活かして、ランタンでテーブル全体を明るく照らせます。
ただし、テーブルに固定する場合は、耐荷重が1kgに制限されるので、重量オーバーにより破損することがないよう、注意しなければなりません。
ダイソーのランタンスタンドは約300gと軽くコンパクトで携帯しやすい
ダイソーのランタンスタンドは本体のほとんどがアルミニウムで作られているため、収納ケースを含めた総重量は約300gと非常に軽量です。
収納時のサイズも幅5cm、長さ40cmほどとコンパクトで持ち運びやすいサイズ感。
リュックに入れて携帯できるため、キャンプツーリングや公共交通機関を利用したキャンプへも気軽に持っていけます。
そもそもランタンスタンドは、決して“必須”のキャンプ用品ではありません。キャンプをより快適にするための、いわば“ぜいたく品”のようなもの。そのため荷物をコンパクトにまとめたい状況においては、持っていくという選択をしづらい道具でもあります。
しかしこれほど軽量かつコンパクトであれば、リュックやバッグに少しのスペースがあればOK。この携帯性の高さは、ダイソーのランタンスタンドを気に入ったポイントのひとつです。
ダイソーのランタンスタンドはポールの長さを調整可能
ダイソーのランタンスタンドのポールは全部で3本ですが、中間のポールを抜いて、2本だけで使用することもできます。
3本使用したときの全長が約118.5cmであるのに対し、2本使用する場合の全長は約86cm。その差は約32.5cmです。
広い範囲を照らしたい場合は3本使用し、手元をより明るく照らしたい場合は2本にする、といった使い分けもできます。
また、ポール1本分の重量は約30g。軽量化・小型化のために、あらかじめ1本抜いておくのもアリです。
ダイソーのランタンスタンドは耐熱焼付塗装済み!
ダイソーのランタンスタンドは見た目が安っぽくない点も、おすすめポイントです。ポール全体に「耐熱焼付塗装」がほどこされており、表面は梨子地のような質感。手触りはサラサラ。細かいキズが目立ちにくく、ずっときれいな状態を保ってくれそうに感じます。
「1,100円(税込)でこのクオリティは、ダイソーさんかなり頑張ったんじゃないかな」と思えるほど、高級感のある仕上がりです。
ダイソーのランタンスタンドを地面へ打ち込む際は要注意
ダイソーのランタンスタンドは地面へ打ち込むためのパーツも、ポールと同様にアルミニウムで作られています。
アルミニウムは比較的柔らかい金属のため、鉄やステンレスのハンマーで強く叩くと変形しかねません。
ハンマーで叩く部分がネジとなっており、変形すると満足に使用できなくなるためためやさしく、かつ正確に叩く必要があります。
心配であれば、ゴム製のハンマーを使用するといいでしょう。破損のリスクを軽減できます。
ダイソーのランタンスタンドは文句なしのコストパフォーマンス
ダイソーのランタンスタンドが持つ特徴のなかでも、使い勝手に大きく影響するのは以下の3つ。
・打ち込み式と固定式の2通りの使い方ができる
・全長を約86cmと約118.5cmの2段階に調整可能
・不要なパーツを除くことでさらに軽くなる
これらの特徴により、数多くの状況や用途に対応できます。そしてその対応力こそが、ダイソーのランタンスタンドが持つ強みだと感じました。コストパフォーマンスの高さについては文句なし。キャンプ用品のスタメンとして、十分な活躍をしてくれることでしょう。
ダイソーのランタンスタンドはキャンプの快適性を向上させるツールとして、おすすめできる注目の100均ギアです。
写真・文/斎藤純平
【Profile/斎藤純平】
キャンプ、バイクツーリング、スキューバダイビングを趣味とするアウトドアライター。加えてこれから狩猟を始めようかと画策中。何をするのにも基本的にすべて一人で、キャンプもツーリングも思い立ったら即出発。読み手にとって本当に役に立つ情報を発信します。
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