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SOTOのサーモライトでキャンプでも日常でも快適に!レビュー

トレッキングのときだけにサーモライト SOD-522を使うなんてもったいない!

アウトドア大人気ブランドのSOTOは現在、燃焼器具を中心にバラエティ豊かなアイテムが揃っています。

でもcazualの昔の記事を掘り下げていくと、なんとSOTO初となるオリジナルクッカーが登場したのは2016年とのこと。

新富士バーナー SOTO初となるオリジナルクッカーが2016年8月上旬に発売開始!

わずか5年のあいだに、さまざまなアウトドアギアが開発されていると気付かされます。

しかも誕生したアイテムのほとんどが大人気となり、キャンプブームの真っ只中な現在では入手困難な商品も数々あるようです。

そんな人気アイテムの中から今回のレビューギアとして目をつけたのが サーモライト SOD-522 です。

さて、 サーモライト SOD-522 とは一体どんなアイテムなのでしょうか。

パッケージを開けるところから、じっくりと紐解いてみたいと思います。

超絶軽い!

サーモライト SOD-522 のパッケージを開くと、いきなりリッドが見えました。

人によってはリッドという単語を聞きなれないと思う方もいらっしゃると思いますので、わかりやすく言うと「フタ」のことです。

しかもこのリッドには飲み口のような穴が2ヶ所空いてるようです。

マグとリッドの境目はパッキンで密封されますが、マグの上側全部を覆うような構造ではなく、3ヶ所というか3点ドメというべきなのか、軽い樹脂製にも関わらずさらなる軽量化が施されているのです。

サーモライト SOD-522 の総重量は154グラム。

パッケージから取り出してみるとチタン製と勘違いするほど軽い!

でも実際、マグ本体はアルミニウム製。

サーモライト SOD-522 は750mlのマグ本体、リッド、コジー、リフターの4点で構成されていますが、リッドもコジーもリフターもギリギリまで軽量化されているから、マグ本体がアルミニウム製であってもチタン製と勘違いするほど、総重量が軽く仕上がってるわけです。

軽いには、それなりのアイデアが盛り込まれている!

マグに保温力を持たせるには、真空二重構造などが一般的な手法ですよね。

真空二重構造はアウトドアアイテムに限らず、水筒などでもよく見られます。

でもこの750mlマグはシングルウォール。

それでいてマグの重量は84グラムあるんですから、単純計算にはなりますが、750mlの容量を確保しつつ二重構造にしたら、168グラム以上になったことでしょう。

まあ、二重構造になるなら薄く作ったりして、単純計算では当てはまらないとは思いますが・・・。

そんな推察はどうでもいいとして、この サーモライト SOD-522 はマグに保温力を持たせるためにコジー仕様となっています。

コジーの重量は40グラムですから、マグと合わせても124グラム。

いくら薄造りにして軽量化を図った二重構造でも、そこまでは軽くならなかったと思います。

そんな軽量化の裏側には、すごいアイデアが盛り込まれています。

それがコレ!

マグの収納ケースの役割も担うコジーのコードストッパー。

アウトドア製品の一般的なコードストッパーはスプリングが仕込んであるプラスチックパーツが使われていますが、このコジーのコードストッパーはO型のリング。

わずか数グラムしか変わらないとは思いますが、こんな軽量化が施されているんです。

しかも複雑なスプリング式より、単純なO型リングの方が破損の可能性も明らかに少ないはず!

個人的な感想ですが「今後すべてのコードストッパーが、O型リング式になればいいんじゃないのかなあ」と、単純に思ってしまいます。

シングルウォールには利点がある!

マグ本体を二重構造しなかったので、当然のことながら大きな利点があります。

それはマグ本体をバーナーで温めることができる点。

セットにはリフターも含まれているので、こんな風に簡易的なクッカーとして使用ができるんです。

バーナーで温めても、その後にコジーでカバーすればマグ本体を手で触っても熱くて持てないほどではありません。

ただ1点難を言えば、サーモライト SOD-522 をトレッキングなどでの持ち運びの際、リフターをマグの中に収納すると「カランカラン」と歩くたびに音が鳴る・・・。

マグの中がリフターでキズだらけになってしまう懸念もある。

そこで、考えました。

タオルでリフターを包めば音も鳴らなくなる。

しかもマイクロファイバーのタオルなら速乾性が高いので、洗い物にも便利!

マイクロファイバータオルは100円ショップで手に入るので、オススメの裏技ですよ。

 

メンドくさがり屋にオススメの裏技!

リッドにある2つの口をじっくり見つめ、使用方法を考えてみました。

広い方の口は、ドリンクを飲むための穴でしょう。

では点々の方の口は?

パスタなどの湯切り穴??

そういう使い方も当然想定してるでしょう。

では麺の湯切りのためだけ?

そこで考えました。

緑茶、紅茶、烏龍茶、ルイボスティーなどなど、茶葉をマグに直接入れちゃうって方法はいかがでしょうか。

茶漉しいらずで、ドリンクを飲み干したら茶葉だけ捨てるというメンドくさがりやにはピッタリの使い方!

この使い方は、SOTOでも公式的にアナウンスしてるのかな?

というわけでアウトドアシーンだけでなく、家庭でも使いたくなるアイテムです!

 

【商品スペック】

サーモライト SOD-522
参考価格:3,850円(税込)
内容:マグ750、リッド、コジー、リフターの4点セット

①マグ750
サイズ:直径102 × 高さ120mm
重量:84g
容量:750ml
材質:アルミニウム

②マグリッドL(マグ750用)
サイズ:直径102 × 奥行98 × 高さ13mm
重量:17g
材質:樹脂(本体)、シリコン(パッキン)

③コジー
重量:40g
材質:ターポリン、アルミ蒸着シート

④リフター
サイズ:直径88 × 奥行22 × 高さ22mm
重量:13g
材質:アルミニウム、ステンレス

【まとめ】

リッドは究極と言えるほど薄く軽量化を図っている

マグ本体がシングルウォール構造なので軽量

コジーがセットに含まれているので保温力アップ

マグ本体がシングルウォール構造で、リフターが備わっているので火にかけられる

リッドにある2つの口の新たなる使用法を考えるだけで楽しい時間が過ごせる

 

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photo:ULALA
text:アマキン

【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。

 


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