子どもが大好き、ポテト料理
いつもは料理をしない子も、ふだんから料理が好きな子も、アウトドアクッキングとなれば楽しめるものです。
子どもたちに大人気のポテト料理を、さらにおいしくしてくれるのが「ソトゴハン」ですね。
次のキャンプでは、スキレットを使って、子どもと一緒にチーズ×ポテトの黄金メニューを作ってみませんか。
じゃがいもの皮むきは、お手伝いにもぴったりです。
ごはんにも、満足できるおやつにも活躍するシンプルレシピ、『カリッとチーズのポテト焼き』をご紹介します。
『カリッとチーズのポテト焼き』材料と道具を用意しよう
必要な道具は、スキレット(写真は21cm)、フライ返し、それにジャガイモの皮をむく包丁やピーラー、まな板です。
スキレットは取っ手部分まで熱くなるので、ハンドルカバーや鍋つかみなどもお忘れなく。
熱源は、カセットコンロやガスバーナーなどの、火力調整ができるものを用意します。
炭火で作りたい場合は、火を起こしすぎないようにしたり、遠火にするようにしたりして、弱めの火力に調整しましょう。
<材料(2人分)>
・ジャガイモ 中2個
・水 大さじ3
・シュレッドチーズ 大さじ4
・薄力粉 大さじ1
・塩 少々
・オリーブオイル 大さじ1
☆オリーブオイル 少々(スキレットに塗る用)
『カリッとチーズのポテト焼き』の作り方
1.ジャガイモの皮をむきます。包丁でも、ピーラーでも、子どもがやりやすいほうでOKです。
必要に応じて、大人は補助してあげてください。
2.ジャガイモを縦半分に切り、平らな面を下にして、端からなるべく薄くなるように切っていきます。
大きさがバラバラになってもあまり細かいことは気にせず、切っていきましょう。
大きすぎるものや、いびつすぎるものは、子どもが切り終わったあとで、大人がを切りそろえてあげるといいですよ(目安は厚さ5mm以下、横幅1cm以下です)。
3.スキレットを火にかけ、オリーブオイルを入れて、全体になじませます。
4.強めの弱火にし、切ったジャガイモを入れて、軽く混ぜます。(小さい子どもの場合は、大人がスキレットを押さえておいてあげると安心です)
5.水と塩を入れます。ジャガイモをスキレット全体に広げて、沸騰するのを待ちます。
6.5~6分ほど、いため煮にします。
ジャガイモを厚く切った場合は、アルミホイルやフタなどをかぶせて蒸らし、火を通すといいでしょう。
7.水気がほとんどなくなったら、小麦粉を振り入れて、混ぜます。
8.シュレッドチーズを入れます。軽く混ぜてジャガイモを広げ、オリーブオイルを回しかけます。
9.フライ返しでギュッと押し付けて平らにし、1分ほど焼いてからひっくり返します。
10.味見をしてみて、塩が薄ければ足しましょう。これでできあがりです!
アレンジレシピ
ホクホク食感のジャガイモに、カリカリになったチーズがアクセントのおいしいレシピ。
シンプルな塩味にプラスして、ケチャップをかけて食べるのもオススメです。
他にも、ほんのちょっとのアレンジで、また違った見た目や味わいが楽しめます。
ガレット風
今回のレシピは子どもでも作れるようになっていますが、包丁が使える方はジャガイモを細かい千切りにして作ると、「ガレット風」の見た目になります。
ジャーマン・ポテト風
ジャガイモをいためる際に、切ったソーセージやベーコンを加えて作ると、「ジャーマン・ポテト風」になります。
子どもが大丈夫なようでしたら、黒こしょうをふってもおいしいです。
マヨネーズプラス
作り方8のところで、オリーブオイルの代わりに同量程度のマヨネーズを加えます。
塩味だけでなく、しっかりとマヨネーズのコクがきいた味になります。
まとめ
混ぜる、こねる、だけの料理から少しステップアップした、包丁やピーラーを使うレシピ。
好奇心旺盛な子どもができることを見極めて、安全に調理を楽しんでくださいね。
炒めるのがむずかしい子どもには、最初に全部の材料を入れてアルミホイルでフタをし、蒸して仕上げてしまう、という方法もあります。
ファミリーキャンパーにオススメの、季節を問わず喜ばれるシンプルスキレット料理。
ぜひ、次のキャンプで試してみてください。
【PROFILE/天嶺 葵】
アウトドア系フリーライターで、3児の母。海にも山にも出没するママキャンパー。子どもを中心に楽しめる、ファミリーライクなアウトドアライフを提案します。料理、DIYが得意。”ないもの、欲しいものはお金をかけずに作る!”がモットー。