コストを抑えてクルマのメンテナンスをしたい!
クルマはアウトドアフィールドに行く大切な相棒。とはいえ、そんなクルマの維持費は、正直安くない。
ガソリン代や洗車代、壊れた箇所の修理、そして車検など、筆者もどれだけ費やしているのか把握しきれていない。
少しでも抑えるには、自分でできる限りのことをするのが一番!
今の時期は雨が多いので、ガラスの撥水性はとても大事。そこでセルフでできるのが、撥水剤を塗ること。筆者は初めて人気ブランドの撥水剤を購入したので、試してみた。
広い面積のスポンジでコーティングも楽チン
今回紹介するのは、「雨をはじいてよく見える」をコンセプトにしたglaco(ガラコ)というメーカーのフッ素系コーティング剤「ぬりぬりガラコデカ丸」。
丸いデザインがなんともかわいらしく、120mlで600円ほど。
同商品の特徴は、ガラスに塗るスポンジの面積が広いこと。従来品の約2倍とのことで、より早く塗れるそうだ。
使い方も簡単で、本体を軽く押すとスポンジから液が染み込み、あとはガラスに塗るだけ。
本体はあまり厚みがなく、手が小さい人でも難なく握れるため、コーディング作業も苦ではなさそう。
では、さっそくレビューしてみよう。
まずはあらかじ洗車をして、きれいになった状態で撥水剤を塗っていく。洗車はただの水洗いだと、汚れや以前の撥水剤が付着していることが多く、コーティングがうまくできないことがあるため、シャンプーなどを使ってしっかり洗おう。
撥水剤は小さい円を描くように塗っていく。また、上から下へ向かう方向で塗るのがおすすめ。
なぜ上から下へ塗っていくかというと、本体を握りすぎると液が大量に出て、たれてくることがある。写真のように液が垂れた状態で放置すると、撥水にかたよりが出てしまう。上から下に向けて塗っていくことで、この液だれを防ぐことができる。
コーティングをかけるのはフロントガラスのほか、サイドミラー、運転席と助手席のミラー、あとリアガラスの6箇所はやっておこう。
サイドミラーは見落としがちな箇所なのでお忘れなく。ここがしっかり見えていれば、後ろのクルマの状況が見やすくなる。
撥水剤を塗って10分ほど時間をおき、その後に水に浸して固く絞った雑巾などでガラスを拭く。濡らしておかないと、生地の繊維やゴミがガラスに引っ付いてしまう。
これで作業は完了! 放置時間を含めて30分ほどでできる。
コーティング後に雨! 撥水力はいかに!?
「ぬりぬりガラコデカ丸」はどのくらい効果があるのか、塗る前と塗った後で比べてみた。
こちらの写真が塗る前のフロントガラスの状態。いや〜まったく前が見えない! 前のクルマのナンバープレートもまともに見られず、常にワイパーをしておかないと不安なくらい。
こちらが塗った後のフロントガラス。雨の粒が細かかったため、撥水性を見るにはわかりにくいが、小さい雨は残っているものの、大きい粒は下へ流れていった。
次に高速道路で走ったときに撮影したもの。上に向かって雨が弾いた! 個人的には、塗る前と塗った後では、やはり塗ったあとのほうが弾いてくれるので安心すると感じた。
キレイに塗るのはちょっと大変
土砂降りの際の撥水性を見たかったが、とりあえず撥水性があることが確認できたのでひと安心。が、個人的に気になったのは均一に塗ることは難しいということ。
塗った直後はキレイにできたと思ったが、数日置いてみるとコーティングにムラがあることがわかった。
この状態で街中を走るのは、ちょっと恥ずかしい……という印象。経験を積めば、うまくなるかもしれない。
緊急時に安く撥水させたいならおすすめ
一般的な撥水コーティングは、安くても数千円、専門業者に頼むと万単位になってしまうが、「ぬりぬりガラコデカ丸」であれば600円である程度の撥水コーディングができる。
そこまで質を求めず、かつ費用を抑えたい人は試してみてはいかがだろうか。
「ぬりぬりガラコデカ丸」製品情報
価格:オープン価格
容量:120mℓ
商品の詳細はこちら
https://www.soft99shop.com/i/04107
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。