キャンプを安心して楽しむための基礎知識
自然の中でリラックスして過ごせるのがキャンプの醍醐味ですが、キャンプ場は家のように電源や空調が整備されているわけでなく、貸切でないかぎり完全なプライベート空間ではありません。
そのため、最低限のマナーを守って自分の経験値に適したキャンプ場を選ぶのがとても大切です。
しかし、これからキャンプに初めて参加するにあたって「誘われたけど何を持っていけばいいのかわからない」「マナーや持ち物の準備が不安」などの不安を抱えていませんか?
今回は、初心者がキャンプを安心&快適に楽しむための基礎的な知識とマナー、キャンプ場選びのコツを解説していきます。
キャンプはパッキングからはじまっている
まずはキャンプを楽しく行うための準備として、パッキングの基本を知っておきましょう。
はじめてのキャンプだと心配であれもこれもと持っていきたくなってしまいますが、あまりに荷物が多いと身動きが取りづらくなり、移動の負担も大きくなってしまいます。
あれもこれもと欲張らず、慣れるまでは必要なものだけを選抜して持っていきましょう。
まだキャンプ用品(ギア)を購入していない人は、できるだけ軽量化されたものを選ぶのがおすすめ。ひとつひとつの重さは大したことがなくとも、必要なものを詰めていくと予想以上に重くなっていた…ということはよくあります。
また見落としがちなのが、帰りの荷物。キャンプのゴミはもちろん不法投棄禁止。キャンプ場にもよりますが、ゴミ箱がない場合は持ち帰らなければなりません。
「ゴミが増えて行きよりも荷物が増えてしまった」なんてことがないよう、事前にゴミ捨てOKなキャンプ場なのか確認したり、できるだけゴミを出さない工夫を考えたりすると気持ちよく帰れます。
キャンプの相棒となるバックパック選びは慎重に!
キャンプをストレスなく楽しむための荷造りは、バックパック選びから始まっています。
バックパックを選ぶ際には、以下の2点を必ずチェックしておきましょう。
チェックポイント/容量
容量の目安は、テント泊の場合50〜80Lほど。”大は小を兼ねる”という言葉もあるので、少し余裕を持ったサイズを選ぶとさまざまなシチュエーションにタイプできますが、背負える容量には個人差があるので無理のない範囲内で選びましょう。
何泊するのか、何を持っていきたいのか、行くシーズンはいつかなど、目的や季節によってバックパックの容量や機能を選ぶ必要があります。
どんなバックパックを選べばいいのか分からないという人は、アウトドアショップの人と相談しながら決めるのもおすすめです。
テント、シュラフ、スリーピングマット、調理器具など、自身のキャンプギアを実際に並べてみて、どのくらいの容量になるかを把握してください。
「冬のキャンプに行きたい!」という人は防寒具などで荷物が増えがちなので、大きめのバックパックを選んだりサブバッグを持っていったりなどの工夫が必要です。
チェックポイント/自分にフィットしているか?
キャンプで安全&快適に行動するためには、自分の体にフィットしたバックパックが重要となります。
バックパックのバックパネルと体の間に隙間はないか、ショルダーハーネスが肩にフィットしているか、背面長に合ったサイズか、ヒップベルトはついているか、チェックしてください。
負担軽減のため、体にフィットする工夫が凝らされたバックパックはたくさんあります。その中から自分にピッタリのものを探しましょう。
他にも便利なサイドポケットや収納スペースの数など、軽くて収納しやすい自分に合ったバックパックを選んでください。
キャンプに持っていくべき最低限のアイテム
快適さや利便性を求めていろいろと揃えたくなりますが、設営や撤収の時間短縮&手間軽減のためにも、アイテムは少ないに越したことはありません。
キャンプの目的によりますが、最低限揃えておきたいのは以下の14点です。
・テント
・タープ
・寝袋
・マット
・ランタン
・テーブル
・チェア
・ストーブ
・料理道具(クッカー)
・カトラリー類(箸やスプーン)
・下着と着替え
・タオル
・ゴミ袋
・カッパ(雨具)
上記以外にも、常備薬・モバイルバッテリーなども季節や人数に合わせて持参しましょう。
慣れてきたら焚き火台、ナイフ、カメラなど、自分の好みに合わせてより楽しめるアイテムを追加していくのも、キャンプの醍醐味です。
パッキングのコツ1.使用頻度の低いアイテムは底へ
バックパックと持参するアイテムが決まればいよいよパッキングです。
出番の少ない寝袋や着替えなどは、いちばん下に入れておきましょう。
反対によく使うスマホや懐中電灯、すぐに取り出したい雨具や防寒具などは、いちばん上や取り出しやすい外ポケットに入れるようにしてください。
パッキングのコツ2.使用カテゴリーごとに小分けしてまとめる
「あれどこいった?」と荷物をひっくり返すことがないよう、ギアは使用シーンごとにまとめておきましょう。
例えば「料理&食材セット」「火起こしセット」「休憩セット」などカテゴリー別に分けてパッキングしておくことで、探す手間が省けるうえに、現地での使い勝手もよく便利です。
また、小分けしたものはテトリスのように、隙間なくどんどん埋めてパッキングしていきましょう。
そうすることで荷物がコンパクトになるだけでなく、荷重の偏りがなくなり、背負うときの負担を減らすことができます。
もしものケガや病気に注意!
心配になって応急処置の道具や薬をたくさん持っていく必要はありませんが、万が一のケガや病気に備えて、絆創膏や常用薬など最低限のものは用意しておきましょう。
また、電波の入る範囲の確認やスマホのモバイルバッテリーの用意など、緊急時の通信手段の確保も忘れずに。
突然の雨に注意!
多くのキャンプ場がある山の上では、天気予報が外れて突然の雨に降られることもめずらしくありません。
バックパックごと防水の袋に入れたり、荷物を小分けする袋をビニール袋に変えるなど、自分なりに工夫してみましょう。
透明な密閉袋を使えば、一目で中身が分かる上に水にも強いのでオススメです。
ソロキャンプのパッキングのコツはできるだけ軽量化を心掛けること。上手にパッキングできれば負担が軽減され、快適にキャンプを楽しめます。
キャンプ場でのマナーを守ろう
キャンパー同士が気持ちよく過ごすためには、最低限のマナーを守ることが大切です。
ここからは、キャンプ場でのマナーを服装編・行動編・持ち物編・他人との関わり編の4つに分けてご紹介します!
キャンプのマナー:服装編
どんな格好でキャンプに出かけようと、自分の自由!なんて思ったことはありませんか?
確かに最近は、キャンプのイメージも変わってきています。以前よりも洗練されたイメージで、オシャレに楽しむ人も増えてきていますよね。
とはいえ、自然の中で過ごすキャンプには、やはり「適した服装」というものが存在しています。用途に合った服装を選ぶことが、最低限のマナーだと言えるでしょう。
例えば以下のような服装はキャンプにおけるマナー違反です。
・汚れると困る華美な服装
・ハイヒールやサンダルなど、動きにくい靴
・気温の変化に対応できない服装
・露出が極端に多い服装
汚れて困る服や動きにくい服では、キャンプ中に必要な役割を果たすことはできません。一緒に訪れた仲間たちに、迷惑をかけてしまうでしょう。
また自然の中で過ごすキャンプだからこそ、気温や天候の変化に対応しやすい服装を選ぶことも大切なポイント。
夏場であっても、山の夜は意外と冷えるもの。冷え対策グッズやアウトドア用のウェアを持参すると安心です。
オシャレは自身の自由ではありますが、周囲の人に心配や迷惑をかけてしまうのはマナー違反です。人からどう見えるのかを意識して、TPOに合った服装を身に付けるようにしましょう。
キャンプのマナー:行動編
つい何気なくやってしまう行為がマナー違反となり、思わぬトラブルにつながってしまう可能性も。
以下のような行動がマナー違反は、絶対にNGです。
・キャンプ場が定めたゴミルールを守らない
・他人のサイトに入る
・夜遅くまで騒ぐ
・施設を独占する
ゴミに関するルールは、キャンプ場によって異なるもの。
分別した状態で回収してくれるところもあれば、キャンパー自身が責任を持って持ち帰ることを基本にしているところもあります。ルールを確認した上で、それに沿って行動しましょう。
出たゴミを、その都度きちんと処理するのはもちろんのこと、片付けが終わったあとの最終チェックも忘れないようにしてください。
他人のサイトに無断で侵入したり、爆音で音楽を流したり夜遅くまで騒いだりするのも禁物です。
キャンプ中に楽しくなってついはしゃぎ過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、”キャンプを楽しんでいるのは自分たちだけではない”ことを忘れないようにしましょう。
キャンプのマナー:持ち物編
キャンプ場でマナーを守って過ごすためには、持ち物に関する事前準備も必須。マナー違反になるケースは以下の通りです。
・テント設営用グッズを忘れ、手抜き設営になる
・スラックラインやハンモックを使うのに、ツリーウェアや保護タオルを持参しない
テントを正しく設営するためには、ペグやロープが必須です。これらを忘れてしまうと、安全にテントを設営することができなくなってしまいます。
「とにかく設営できたから大丈夫!」と考えるのは、非常に危険。
急に天候が変わることも考えられますし、万が一テントが飛ばされるようなことがあれば、近隣サイトに迷惑をかけてしまう可能性があります。
また自然の木を使ったレジャーは、キャンプならではの醍醐味の一つ!
豊かな自然を傷つけることがないよう、保護用アイテムも忘れずに持参するようにしてください。
キャンプのマナー:他人との関わり編
キャンパー同士の交流も楽しめるキャンプ場では、ちょっとした気遣いが必要不可欠。
特に注意したいのが、近隣サイトのキャンパーへの挨拶です。
・テントの設営をしているとき
・これから焚火をしようとしているとき
これらのタイミングでは、隣のキャンパーと顔を合わせることもあるでしょう。
会釈程度であってもお互いに挨拶をしておくことで、トラブル発生リスクを低下できます。
お互いに気持ちよく挨拶できれば、万が一トラブルが発生したときでも、お互いに協力して解決できるはず。
困ったことが起きたときでも、気軽に声をかけられるのではないでしょうか。
自然の中では、不自由さに悩まされることも多いからこそ、人同士の関わりやコミュニケーションが重要な意味を持ちます。
挨拶をきっかけにして、お互いに気持ちよく過ごせると良いですね。
キャンプ場では、マナーを守って気持ちよく過ごそう!
初心者キャンパーにとっては、キャンプ場独自のマナーに戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
キャンプ場のマナーはどれも、キャンプ場を利用する方それぞれが、気持ちよく利用するためのもの。
難しく考える必要はないので、他のキャンパーの迷惑になるような行為、自然を破壊するような行為は慎みましょう。
最低限のマナーをしっかり守って、キャンプを心ゆくまで楽しんでください。
初心者向けキャンプ場選びのポイント
キャンプ場を選ぶ際には、営業期間を確認しましょう。
冬は閉鎖されるキャンプ場が多いですが、最近ではオールシーズンオープンしているキャンプ場も少なくありません。
気になるところを見つけたら、以下の点をチェックしてみてください。
初心者向けキャンプ場選びのポイント1.移動距離
初心者キャンパーにとって、移動に無理のある計画はおすすめできません。
特に冬は、日が落ちるのが早いです。渋滞に巻き込まれたり迷ったりして到着が遅れると「すでに真っ暗でテントの設営が難しい…」なんてことにもなりかねません。
キャンプ場でも余裕をもったスケジュールで過ごせるように、移動距離が短いところを選んでください。
またキャンプ場に行くまでに、険しい山道を通るのもおすすめできません。
なるべく迷わず行けるよう、インターチェンジからできるだけ近いところを選択すると安心です。
初心者向けキャンプ場選びのポイント2.標高
キャンプ場の場所について、もう一点忘れてはいけないのが標高についてです。
標高が高ければ高いほど空気が薄くなり、冬は寒さは厳しくなって降雪の可能性も高まります。
ベテランキャンパーにとっては魅力的な条件でも、初心者キャンパーにとっては高リスクです。
ふだん生活しているのと同じくらいの標高であれば、キャンプ場の気温や天候もイメージしやすくなるはずです。
初心者向けキャンプ場選びのポイント3.設備
電源や駐車場の有無など、キャンプの設備についても確認しておきましょう。
電源サイトであれば、スマホの充電や照明、電気ストーブなどの器具を手軽に使用できます。
自分で電源を用意する方法もありますが、初心者にとって必要な電力量を見極めるのは難しいもの。
「携帯の電源が切れて周囲と連絡が取れない」「電源が使えないと不安」という初心者は、電源サイトを選択すると安心です。
初心者向けキャンプ場選びのポイント4.お湯
キャンプ場のなかには、炊事場でお湯が使えるところもあります。
手洗いや料理の下ごしらえ、洗顔などにお湯が使えると快適です。
初心者向けキャンプ場選びのポイント5.売店やレンタルアイテム
必要なアイテム忘れてしまったり、何らかのアクシデントで足りなくなってしまったりしたときでも、売店やレンタルアイテムが充実していれば安心です。
こうしたキャンプ場は、少し値段は高めですがさまざまなサービスが行き届いていて初心者にもやさしいという特徴があります。
衛生商品や防寒用アイテム、食糧などキャンプに欠かせないアイテムのレンタル・販売が行われているかどうか確認しておくと安心です。
初心者向けキャンプ場選びのポイント6.コテージの有無
キャンプと言えばテント泊! というイメージを抱く人が多いと思いますが、冬キャンプが初めてであれば、コテージ泊からスタートするのもおすすめです。
コテージがあるキャンプ場であればテント設営の手間が省けますし、室内環境も整っています。自宅で過ごすような快適さと、豊かな自然の両方を満喫できるでしょう。
特に子どもと一緒のファミリーキャンプだとテント泊は難易度が高めですが、そんなときでもコテージ泊ができるキャンプ場なら、家族みんなで安心して過ごせます。
どうしてもテント泊にこだわるなら、テントを設営できるスペースが併設されたコテージなどもあるので、そういったキャンプ場を探すのもおすすめです。
休憩施設としてコテージを活用しながら、状況を見てテント泊に挑戦できるため、家族のメンバーに合わせて、「コテージ宿泊組」と「テント泊組」に分かれて対応するのも良いでしょう。
【番外編】近隣に温泉施設があるとさらにおすすめ
キャンプ場にシャワー施設があると便利ですが、温泉施設があるとよりいっそう快適です。
温泉地が近いキャンプ場の中には場内に温泉施設を備えていたり、近隣施設と提携していたりするところも多いので、余裕があればキャンプ帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
初心者向け「テントサイトを選ぶポイント」
「キャンプ場の予約をしよう!」と思ったときに、初心者が悩みがちなポイントといえば、テントサイトの種類。
理想のキャンプを実現するためには、それぞれの特徴を事前に把握して、テントサイトを選ぶ必要があります。
フリーサイトと区画サイトの違い
テントサイトとは、キャンプで使用するテントを張るためのスペースのこと。キャンプサイトと呼ばれることもありますが、どちらも同じ意味の言葉です。
そんなテントサイトは、大きく分けて「フリーサイト」「区画サイト」の2種類に分類できます。
まず、フリーサイトとは、それぞれのスペースが明確に区切られていないテントサイトのことを言います。利用者は、それぞれの希望に応じて好みの場所を選んでテントを張ることになります。
一方の区画サイトとは、あらかじめそれぞれのサイトが区切られているスタイルのこと。それぞれの土地が明確に区切られた、住宅街をイメージするとわかりやすいでしょう。予約時に割り当てられたサイト内でテントを張り、キャンプを楽しみます。
さらにここから細かくテントサイトを分類すると「オートサイト」「電源付きサイト」「ペットサイト(ドッグフリーサイト)」の3つに分けられます。
オートサイトとは、フリーサイトの一種で、車の乗り入れが可能なサイトのこと。
専用区画内に電源が用意されているのが電源付きサイト、そしてペットと一緒に自由に過ごすことができるのがペットサイトです。
フリーサイトを利用するメリットと注意点
利用者ごとの区画が明確にされていないフリーサイトは、広々としたキャンプ場の好きな場所で、自由に過ごせるというメリットがあります。
区画サイトのように、利用できるスペースに限りがあるわけではないので、大型のテントや大人数でもワイワイ楽しみやすいとも言えるでしょう。
また、キャンプの目的に応じて、臨機応変に場所を設定できるという魅力もあります。
さらにフリーサイトでは、区画サイトよりもリーズナブルな価格で利用できるケースも多いもの。フリーサイトは区画サイトよりも、運営者側の負担が少なくて済むため、価格も安く設定されがちです。
このような情報を目にすると、「フリーサイトは良いことばかり!」なんてイメージを抱きがちですが、実際にはこんな注意点も。
・ハイシーズンには、場所取り合戦が行われる
・オートサイトの場合、事故に気をつける必要がある
・プライバシーが守られにくい
自由に場所を選んでテントを張れるフリーサイトでは、受付順に好きな場所を選べるスタイルが一般的です。
キャンプシーズンには、朝一で到着しないと良い場所が確保できない可能性があるだけでなく、キャンプ場への入場そのものを締め切られてしまう可能性もあります。
さらに、小さな子どもと一緒にキャンプに行く場合、車の乗り入れについても注意が必要。特に混雑する時期には、それぞれのテントで見通しが悪くなりがちなので、事故が起こらないようしっかり見守っておきましょう。
また、非常に自由度が高いからこそ、プライバシーやマナーが気になってしまうのもフリーサイトの特徴です。
区画サイトを利用するメリットと注意点
フリーサイトと比較すると解放感は少ないイメージの区画サイトですが、電源や水道など、専用設備が充実している点が大きなメリットです。
また、区画を指定して予約するため、場所取り合戦に巻き込まれる心配もなく、自分たちのペースでキャンプ場を訪れることができるでしょう。
ただし、予約をキャンセルしようとすればキャンセル料がかかる可能性がありますし、サイトの大きさや隣との距離などは、キャンプ場によって差があります。
特に、省スペースにたくさんのサイトを詰め込んでいるキャンプ場の場合、「せっかく予約したのに隣のキャンパーの気配が気になって仕方がない!」なんてイライラしてしまう可能性も0ではありません。できるだけ広く、ゆったりしたキャンプ場を選択しましょう。
フリーサイトと比較すると自由度は低いものの、初心者キャンパーには区画サイトの方がおすすめ。
あらかじめ自分たちのスペースが確保されているため、テント設営やレイアウトで悩んだり焦ったりすることもありません。設営に慣れるまでは、区画サイトで経験を積んでいくと良いでしょう。
フリーサイトと区画サイトを使い分けよう
同じキャンプでも、フリーサイトを選択するのか区画サイトを選択するのかによって、その雰囲気は大きく異なります。
お客さんが少ない時期を選んでフリーサイトを選べば、リーズナブルに開放感のあるキャンプを楽しめます。
ただ、混在する時期はテント同士の距離が近くなりがちなので、注意が必要。事前に場所を確保して、ある程度整った環境でキャンプをしたいなら区画サイトを選択した方が快適に過ごせるでしょう。
しかし、区画サイトもテントの大きさや使えるギアに制限があったり、料金がフリーサイトに比べて割高であることも事実。
キャンプ場に足を運ぶ際は、メンバーや楽しみ方によってフリーサイトと区画サイトを使い分けることをオススメします。
マナーを守って自分らしいキャンプスタイルを探そう
ベテランキャンパーたちのSNSを見て、憧れの気持ちを強める方も多いはず。
初心者がキャンプに挑む際には、まずは安全・快適に過ごせるキャンプ場を選び、必要なものだけを厳選して持参していくこと、そしてマナーを守って楽しむことが大切。
最低限のマナーを守りながら少しずつ経験を積んで、自分らしいキャンプスタイルを探していきましょう。
※この記事は2020年の記事を再編集して再掲したものです。