キャンプ=夏のイメージが強いですが、実は、最近注目されているのは「冬キャンプ」なのです。
冬は寒くてな苦手という人も、きちんとした知識があれば冬でも快適にキャンプをすることができます。
冬キャンプならではのおすすめポイントを紹介していきます。
冬キャンプならではの魅力
冬はキャンプのオフシーズンと言われていますが、冬キャンプでしかできない楽しさがたくさんあります!
その魅力をいくつかご紹介します。キャンプは夏だけじゃもったいないですよ。
1 星空を楽しめる
冬は空気が澄んでいるのをご存じでしょうか? 空気中の水蒸気は、チリやホコリとくっつくことで水滴となります。その水滴が光を反射することで見通しが悪くなってしまうのです。
冬は乾燥しているので、空気中の水蒸気が少なくなり空気に透明感が生まれます。
そのほかにも、偏西風が大気中のチリやホコリを吹き飛ばしてくれることも空気に透明感がでる理由の一つです。
空気が澄んでいるということは、視界が良いということなので、夜景や星空がよりいっそう美しく見ることができるのです。
2 冬ならではの焚き火の楽しみ方
夏のキャンプファイヤーも定番ですが、焚き火は冬キャンプならではの楽しみです。寒い中での焚き火は身体を暖めてくれるのはもちろんですが、心まで温めてくれます。
焚き火を囲んでのなにげないおしゃべりは、忙しい日々を忘れさせてくれる安らぎの時間になります。
3 人が少ない
キャンプブームもあり、夏場は人が多く、キャンプ場の予約ひとつを取るのも大変です。そして当日キャンプ場でも大勢のキャンパーにびっくり、洗い場やトイレに行列ができるなんてこともあります。
それに比べると、冬キャンプは人が少ないため、静かにゆったりとキャンプを楽しむことができます。夏は予約でいっぱいという人気のキャンプ場も、冬場はすんなり予約が取れることもあります。
4 虫が少なくて快適
キャンプは自然豊かなところで行うので、虫との遭遇は避けられません。虫が苦手でキャンプに行けないという人も多いのではないでしょうか。
その点、冬は夏に比べ虫も少なく、特にやぶ蚊やブヨなどが心配という人も快適に過ごすことができます。
冬キャンプの注意点
冬キャンプの魅力を紹介してきましたが、冬キャンプをするにあたって、注意点もあります。
冬キャンプは夏キャンプに比べて、日が沈むのが早いためすぐに暗くなります。そのため早め早めの準備が必要です
15時くらいまでにはテントの設営が終え、夕飯づくりをスタートするくらいのペースがちょうどいいでしょう。
そして寒さ対策はしっかりとしましょう。日中は日が出て暖かいこともありますが、朝晩は冷え込むので氷点下を予想した十分な装備を準備しましょう。
また、寒さ対策のために暖房器具を用意したときも注意が必要です。
テント内で暖房のためのストーブを使用すると一酸化炭素中毒になる恐れがあるので、テント内で使用しなければならない状況のときは換気を心がけましょう。一酸化炭素警報機も用意して、きちんと対策をしてください。
水の確保も大切です。キャンプ場によっては、冬場は凍結対策で水道が使えないところもあります。念のためにも飲料水は多めに持って行きましょう。
雪の降るキャンプ場だと、テント周りの凍結にも注意が必要です。テント周りが凍結してしまうとポールのつなぎ目が凍って切れてしまったりするので、凍結対策として防水スプレーが有効的です。
また、就寝中に雪が積もってテントがつぶれてしまうというケースもあります。耐久性の高いテントを使ったり、雪を避けられる場所に設営するなど、注意してください。
冬キャンプでは、自然と親しむというキャンプ本来の魅力をあらためて感じることができます。冬キャンプに興味を持った人は、これを機にはじめてみてはいかがでしょうか。