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こんな野外活動、絶対子どもが夢中になる! ブッシュクラフトのおすすめメニューと注意点

自然の中で「生きる力」を育むブッシュクラフト

アウトドア業界で、近年注目を集めているのがブッシュクラフトです。大人が取り組んで楽しいのはもちろん、子どもたちの「生きる力」を育むことができる取り組みとして、実践する人が増えてきています。

ブッシュクラフトとはどのようなもので、その魅力はどこにあるのでしょうか。子どもと一緒に楽しむためのポイントを紹介します。

まずは基本!ブッシュクラフトとは?

ブッシュクラフトとは、「ブッシュ=しげみ」と「クラフト=工作」という2つの言葉から作られたアウトドア用語です。

近年のアウトドア業界には、多種多様な便利アイテムがそろっています。最新アイテムを駆使して便利・快適なアウトドアライフを楽しむのもよいですが、どこか物足りなさを感じたことはありませんか?

ブッシュクラフトは、こうした流れの逆をいくもの。つまり、キャンプに持ち込むアイテムをできる限り絞り込み、その場で手に入る自然素材を駆使してアウトドアライフを楽しむスタイルを言います。

このように聞くと、「アウトドア初心者にはハードルが高い……」と感じるかもしれませんが、ブッシュクラフトは自分たちのレベルに合わせて、遊びの延長としても楽しむことが可能です。

自然の中でより自由な発想でアウトドアを楽しむことは、子どもたちの成長をも促してくれるもの。ふだん便利なアイテムで囲まれた生活をしている現代っ子にこそ、体験させてあげたいアウトドアスタイルと言えそうですね。

初心者のブッシュクラフトで準備したいアイテム10選

アウトドア経験が豊富でサバイバル能力が非常に高い方であれば、ブッシュクラフトはサバイバルナイフ一本あれば挑戦可能。しかし初心者からスタートする場合、これだけではすぐにリタイアせざるを得ない状況に陥ってしまうでしょう。

より自然な形でアウトドアを楽しむためとはいえ、やはり最低限必要なアイテムだけは事前に準備しておきましょう。

ブッシュクラフトで持参したいアイテムは、以下のとおりです。

・テント
・寝袋
・アウトドアナイフ
・手袋
・火起こし用アイテム
・調理器具
・バーベキューコンロ
・ポンチョ
・ランタン
・ウォーターバッグ

テントや寝袋は、拠点づくりの重要アイテムです。テント内に敷くマットも忘れずに持っていきましょう。快適に眠ることができなければ、アウトドアを楽しむことは難しくなってしまいます。

アウトドアナイフは、使いやすいものを見極めることが大切です。活用シーンに合わせて、手斧や小型ののこぎりなども用意しておくと、非常に便利です。

ブッシュクラフト上級者にとっては、コンロも調理器具も現地調達が可能なアイテム。とはいえ初心者にとっては、「いつまでたってもご飯が食べられない!」なんてことにもなりかねません。最低限のアイテムだけをみつくろって準備をしておくことをおすすめします。

そのほか、水を確保するための手段や、自身の身を守るためのアイテムも忘れずに準備しておきましょう。もちろんこれ以外にも、自分自身が必要だと感じるアイテムは、持参するのが安心です。

持っていっても現地のものでなんとかなりそうであれば、使わなければ良いだけです。状況を見極めつつ、自分にとって必要なもの、そうではないものを把握してみてはいかがでしょうか。

子どもと一緒にやってみよう!オススメのブッシュクラフトメニュー4つ

自然の中で自由な発想で楽しめる点が、ブッシュクラフトの魅力ですが、「だからこそ何をどうすれば良いのかわからない!」と感じる方が多いのも事実です。子どもと一緒に挑戦しやすい、ブッシュクラフトメニューを4つ紹介します。

【火を起こす】

着火剤や市販の炭を使えば、あっという間に火を起こすことができますが、あえてそれらを使わないのがブッシュクラフトの魅力です。

現地で薪を調達したり着火剤を自分自身で作ったり……実際に火がついたときの達成感は抜群です。

小さい木をナイフで削って火種を作り、ファイヤスターターなどを使って着火してみては? ライターやバーナーであれば一瞬ですが、知恵と工夫、自然の産物を組み合わせて試すのがブッシュクラフトの醍醐味です。

麻ヒモをほぐしたものを火種とする。ほかにも新聞紙などでもOK

火がつきやすいように木を羽のように削ったフェザースティック

ファイヤースターター(いわゆる火打ち石的なもの)

マグネシウムの棒を金属のヘラでしごくことで火花が出る

火花を散らして麻ヒモに着火し、フェザースティックへと火を移し、大きくしていく

【魚釣り】

食料を持ち込むのではなく、現地調達で楽しんでみるのもおすすめです。

自然の素材で仕掛けを作り、川で魚をとることができれば、それも立派なブッシュクラフトです。できる範囲からスタートしましょう。

【木を使った工作】

自然の中で手に入る木材には、みんなそれぞれ個性があるもの。そうした個性を生かし、ちょっとした工作に取り組んでみるのもおすすめです。

食事を楽しむためのマイ箸作りは、試しやすい工作です。細めの木を見つけてきてナイフで削って、自分が使う箸を作ると子どもたちも喜びます。

最初はうまくいかないこともあるでしょうが、試行錯誤しながら自由に取り組むことで、子どもたちの論理的思考力が育まれます。ナイフを扱うときは、注意して見守ってください。

【秘密基地を作る】

本格的なシェルター作りは、ブッシュクラフト上級者にならなければ難しいもの。

しかしテントで居場所を確保しつつ、遊び目的で作る秘密基地であれば、もっと手軽に挑戦できます。自然の中で手に入る素材を使って、お気に入りのスペースを作ってみましょう。大人も一緒に夢中になれる、ブッシュクラフトメニューです。

例えば、3本の木を三角錐状に立てて組んで布をかければティピーの完成です。どういうサイズの木がいいのか、どう組むと倒れないかなど、子どもたちの好奇心を刺激しながら楽しんでみてください。


従来のアウトドアよりも、より自然に近い形で楽しめるのがブッシュクラフトの魅力です。とはいえ、最初からハードルを上げ過ぎるのは禁物。

特に子どもと一緒に楽しむときには、万全の準備をしつつ、できるところからブッシュクラフトを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ふだんは「便利な道具」を使って当たり前にこなしている作業も、自然の中で実践しようとすると、非常に難しいことに気づけるはず。子どもたちの知的好奇心や生きる力を刺激できそうですね。


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