「やっぱりキャンプはいい」と再認識できるキャンプイベント
この時期も全国各地でフェスやキャンプをメインにしたアウトドアイベントが盛ん!
なかでも、今年で創業6周年を迎えるショップ「viblant(ビブラント)」が企画するキャンプイベントは、初心者から玄人まで多くの人が楽しめることで人気を集める。今回は、同イベントに参加して人気の魅力を調査してきた。
そもそも「viblant(ビブラント)」ってどんなショップ?
「ビブラント」は、二子玉川にあるヴィンテージランタンショップ。元々コールマンで働いていた石角直樹さんが立ち上げたお店で、コールマンを中心とした古いランタンの輸入販売やランタンの修理、オリジナル商品の開発販売、そしてイベント運営など幅広い事業を手がけている。
開会式が夕方15時!? とてものんびりした進行…
今回行われた「ビブラントキャンプ(通称:ビブキャン)」は2019年9月6日(金)〜8日(日)に北軽井沢「outside BASE(アウトサイドベース)」にて開催。ここは快適生活研究家でイベントプロデューサーである田中ケンさんが運営するキャンプ場で、木々に囲まれた林間サイトに1日45組が宿泊できる。
会場に到着。多くのイベントは朝から会場をオープンして昼前後に開会式をするのだが、同イベントはお昼に会場し、開会式を行うのはなんと夕方15時から。優しいというべきか、のんびりしているというか……。このゆるさが、多くのファンを集めている理由かもしれない。
イベントには、物販から飲食まで全13ブースが出店。
そのうち半分以上が毎年出店する常連で、ブース同士も仲が良く、夜にお店を閉めると仲良く飲み食いする。そう、この「ブース同士の仲の良さ」が参加者にも好感を与え、固定客を獲得する特徴なのだ!
ステージライブのナイトパーティも大盛り上がり!
夜19時になると、恒例のナイトパーティが開催される。ミュージシャンと参加者の息が一体となり、これがまたとても盛り上がる。焚き火やコールマンのランタンを灯し、キャンプムードはそのままに愉快な音楽が会場を埋め尽くす。
朝は朝でのんびりとスタート
大盛況だったナイトパーティが終わり、夜が過ぎて気持ちのいい朝が来る。筆者は朝7時くらいに起きたが、周りのキャンパーさんはすでに朝食を食べていて楽しんでいる様子。さて、本部はというとまったく動いていない様子だった(笑)。最初のコンテンツは、朝9時のラジオ体操。
某番組のラジオ体操といえば、毎朝6時半に第一回が行われ(第二回でさえも朝8:40から)、その時間に合わせて神社や校庭に集まってみんなで実施するのが定番だが、ここではそうでもないらしい。常にゆっくりのペース。それだからか、ほぼ参加者全員が参加しているように感じた。
毎回参加するという常連さんたちに話をうかがうと、
「自分のペースでキャンプを楽しみながらイベントにも参加できるので、急かされることなくのんびりと過ごせます」
「周りが楽しそうに過ごしているから、自分たちも自然と楽しくなっちゃうんですよね〜」
「ここでしか出会えないメンバーもいるし、初めて参加した人ともすぐに仲良くなっちゃうから、あればつい参加しちゃいます」
と、どの人も笑顔で話していた。
ちなみに、開会式にしてもラジオ体操にしても、きっちりとした時間には行わず参加者や出店者のペースに合わせてやっているんだとか。そのあたりの気遣いも含めて、参加者も出店者もみんな終始笑顔で参加していたのが印象的だった。
全員が終始笑顔に包まれた楽しいイベント
今回の参加者数は、83組約250名と過去最高レベルの人数を達成したビブラントのキャンプイベント。子どもから大人まで全員が楽しんでおり、会場を去るときにも笑顔で帰っている様子が垣間見られた。イベントスケジュールはショップのホームページに随時掲載されるので、気になる人はぜひ見てもらいたい。
ビブラント オフィシャルホームページ
撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。