リッチな石文化が残る小松エリア
今から2000万年前の地殻変動により、日本海側では緑色凝灰石(グリーンタフ)地帯が形成され、小松エリアは鉱物の宝庫となりました。小松のものづくりの源となる数多くの地下資源がこの時代に生み出されたのです。
縄文時代には碧玉の産地として、装飾品が数多く出土しています。
小松市の里山には良質の凝灰岩が広範囲に分布していて、古墳時代になるとこの石材を切り出し、建築部材としての活用がスタート。当時の古墳を見ると、国内最先端の石室構築技術があったことがわかります。
江戸時代後期から滝ケ原石切り場での採掘がおこなわれ、大正初期からは観音下石切り場にて採掘がはじまりました。このふたつの石切り場は現在でも採掘が行われていて、滝ヶ原石と観音下石はいまでも人気の石材として小松の石材産業を支えています。
このように2300年にわたり、小松の人々は人・モノ・技術が交流する豊かな石の文化を築き上げ、まちの景観、暮らしを作り出しています。小松市の石文化は日本文化遺産にも認定されているのです。
小松の石文化についてはこちらをチェック!
>https://www.city.komatsu.lg.jp/material/files/group/13/komatsu_stone_book.pdf
滝ケ原石切り場跡が幻想的にライトアップ!
そんな小松の石文化を象徴する滝ヶ原石切り場跡をライトアップするイベントが2019年2月14日〜2月28日に開催されます。山の斜面にぽっかりと開いた石切り場は人の手で作られたとは思えない圧倒的なスケール感です。かつての石切り場跡は、石工道具で丹念に手で切り出した際の文様などが残り、幻想的な空間を作り出しています。
ライトアップ実施概要
2018年に引き続き、バレンタインの2月14日から28日の2週間、滝が原地区の西山石切り場跡をライトアップいたします。
【開催期間】2019年2月14日(木)~28日(木)
【開催地区】小松市滝ケ原町地内
【ライトアップ】毎日17:30~20:30
【アクセス】JR小松駅から車で30分
【お問い合わせ】小松市観光交流課
【TEL】0761-24-8076
フォトコンテストも同時開催!
石切り場のライトアップに合わせて2月1日~3月10日までの応募期間で、フォトコンテストも開催。テーマは「石切り場のライトアップ」と「こまつの石文化」で本格派部門とインスタグラム部門の2部門です。九谷焼、あわづ温泉ペア宿泊券、こまつのおいしい特産品など、入賞者には小松市にまつわる賞品が贈られます。
フォトコンテストについて詳しくは下記をご確認ください。
>https://www.city.komatsu.lg.jp/material/files/group/13/photocontest.pdf