全国の遊休地をキャンプ場として活用できるキャンプ版Airbnbを開始!
筑波大学発スタートアップのforent株式会社は、キャンプができる場所として遊休地を貸し出して頂けるオーナー(個人、法人)の募集を開始しました。
写真で探すキャンプ場検索サイト「ExCAMP(https://excamp.jp/)」には、全国のキャンパーが合計 2000枚枚以上のキャンプ場の写真の掲載を行なっています。
ExCAMPは、自分にあったキャンプ場をユーザーの皆様が投稿する写真から簡単に探せる検索サイトです。
また写真だけでなく、そのキャンプ場がペットOKかどうか、 川遊びなどのアクティビティができるか、綺麗な星空を鑑賞できるかなどの情報も掲載され、それぞれのキャンプスタイルに合ったキャンプ場を簡単に検索することができます。
さらに今までに行ったことのあるキャンプ場や、これから行きたいキャンプ場を記録し、ストックすることができます。
今回はExCAMPから遊休地のキャンプ場を予約できるようにするため、全国の遊休地の募集を開始しました。
遊休地キャンプの概要
日本には、山や川、海といった雄大で美しい自然に囲まれた土地が数多く存在します。
日本の国土のうち、52.7%は私有地です。(平成27年3月31日時点)
私有地のうち、特に地方部の自然豊かな土地の多くは利用されておらず、放置されている現状があります。
このような土地(遊休地)の割合は年々増加していて、遊休地の有効活用は全国的な課題となっています。
forent株式会社では、そのような遊休地の活用方法としてキャンプに着目し、自然豊かな遊休地でキャンプをしたいキャンパーの方と、遊休地を一時的にキャンプ場として貸し出すことで土地を有効活用して収入を得たい方の双方のニーズをマッチングする、遊休地のシェアリングエコノミーサービスを実現するため、遊休地のホストの募集を開始しました。(https://excamp.jp/host )
現時点で事前登録頂いているオーナー様の声
「私たちは筑波山近くの山里で小さな旅館を経営しております。
筑波山へと続く尾根の高台に位置しており、眼下に見下ろす関東平野や霞ヶ浦の雄大な眺めが自慢の旅館です。
この開放的な立地を活かすため、旅館の経営当初からすぐそばの林を切り開き、当時流行していたパークゴルフ場を併設して運営しておりました。
しかし最近ではパークゴルフ場のお客さんも減り、2コースあったうちの1コースは閉鎖しておりました。
さらに旅館の方も一時期に比べお客さんが減り、活気が少なくなってしまいました。
しかし、この土地から見える美しい景色や山里の自然な雰囲気を皆さんにもっと体験していただきたく、このまま土地を使わないまま放置しておくのは勿体無いと思い、閉鎖していたパークゴルフ場をExCAMPでキャンプ場として登録することにしました。
特に土地への大きな手入れは必要なく場所を貸し出すだけなので、土地の所有者としては嬉しいです。
さらに、キャンプをしていただいた方に旅館でご飯を食べていただいたり、温泉に入っていただいたりなど、旅館の方も活気付くと期待しています。」(茨城県土浦市)
遊休地キャンプ開始の背景
日本では現在、年間830万人の方がキャンプをすると言われ、その人数は年々増加しています。
それに伴い、通常のキャンプ場では予約が取れなかったり、人が多すぎて混雑しすぎたり、周りの騒音がうるさいなど思うようにキャンプができないなどの問題が生じている事実があります。
一方で日本の私有地の約20%は、所有者がわからない、持ち主の居所や生死が判明しない土地の「所有者不明化」問題が農村から都市に広がっています。
空き家、耕作放棄地問題の本質であり、人口増前提だった日本の土地制度の矛盾が露呈してしまっています。
過疎化や土地相続の面倒な手続き、地価の下落による相続放棄、国・自治体の受け取りの拒否などで所有者が不明な土地が急増しています。
forent株式会社はこの問題をどうにか解決したいと考え、このアイデアに至りました。
今回の遊休地をキャンプ場として活用する取り組みはそのような問題を解決する糸口になり得ます。
日本の魅力を最大限に残しつつ、日本の高齢化社会に対する対策の一つとして有効であり、今後の地方創生の結節点となる事業だと、forent株式会社は考えています。
日本は美しい自然で溢れています。
自然を愛するキャンパーのために、全国の遊休地をキャンプ場として活用できるキャンプ版Airbnbを開始しました。
遊休地ホストの方に提供して頂きたい土地
見晴らしの良い高台や川の近くなど、自然豊かなロケーションの遊休地をご提供いただきたいとforent株式会社は考えています。
さらに何もない空き地だけではなく、牧場や農場、レストラン、ワイン畑、酒蔵、温泉施設の一画の空き地などもキャンプに適した土地である場合があります。
例えば自然豊かな温泉施設の空き地がある場合、そこをキャンプ場として提供することで、土地の有効活用だけでなく温泉施設へのキャンパーの流入が見込めるなど、副次的な利益を提供することができます。
すでに茨城県を中心として多くの遊休地のホストの方から土地をご提供いただいていますが、全国で遊休地キャンプを可能にするため広く募集しています。
お問い合わせ先
forent株式会社
茨城県つくば市天王台1-1-1 産学リエゾン共同研究センター
代表者 代表取締役CEO 塚﨑 浩平
設立 2018年1月
メール contact@forent.co.jp
遊休地のキャンプ場登録は下記からご登録下さい。(個人、法人可)