今回は、みなさんが日常的に利用しているであろうブランドの地域貢献の試みを紹介します。
「無印良品」が手がける道の駅!?千葉県鴨川「里のMUJI みんなみの里」
「無印良品」を展開する株式会社良品計画が千葉県鴨川市の総合交流ターミナルの指定管理者に認定され、「里のMUJI みんなみの里」を2018年4月27日(金)にオープンします。
「里のMUJI みんなみの里」の前身、総合交流ターミナル「みんなみの里」は、1999年3月に開業しました。レストランや物産販売の”交流館”棟と農産物直売所の”体験館”棟があり、これまで郷土の文化や地域の産品を紹介したり農業体験を通じた都市住民との交流など、地域情報の発信基地として幅広い活動を行ってきました。
無印良品は、商品やサービスを通じて、人と人、人と社会、人と自然をつなぐ存在でありたいという思いを根底に持ち、活動しています。
無印良品の理念を体現する施設
中山間地のコミュニティは、過疎化やそれに伴う多くの課題に直面しています。今回の取り組みで、地元の人たちに毎日使ってもらい、地域の生活インフラとしてたくさんの人の「役に立つ」施設を目指しています。そして、地域の魅力を紹介することで施設を訪れる人々と地元住民・生産者との交流を生み出し、地域課題の解決拠点となることもゴールに設定しています。
4年前からトラスト運動や鴨川市大山地区産のお米で醸造した日本酒の販売などの活動を行ってきた無印良品。これらの活動をきっかけに2017年4月に鴨川市と「地域活性に関する協定」を締結、このプロジェクトへの参加をスタートし、施設のデザインを担当しました。改装後は、「無印良品」店舗や「Café&Meal MUJI」の導入のほか、鴨川市農林業体験交流会や鴨川観光プラットフォーム株式会社と提携し、農産物直売および地域の物産品販売を進化継続させていくといいます。
Café&Meal MUJI みんなみの里
素材そのものの味を生かし、自然のうま味を引き出すメニューを提供しているCafé&Meal MUJIの初のロードサイド型店舗としてオープンします。地元食材など、鴨川市の里山里海の幸を生かしたメニューを展開し地域の食材や食文化を紹介する予定です。里山や農村風景の中に「くつろぎ」と「やすらぎ」の空間を創出、地域のコミュニティスペースとしての役割も担います。
「開発工房」の取組み
無印良品の地域貢献として注目なのが「開発工房」。長狭米・鴨川七里・柑橘類などを使用した加工品の研究及び開発、ブランド化を生産者をはじめ関連団体や事業者とも進めていきます。地場雇用の創出、鴨川の新たな地域銘品の開発・紹介を通して、今まで気づかなかった鴨川の魅力を伝えるのを目標として活動していきます。
日ごろ親しむブランド無印良品が取り組む鴨川市総合交流ターミナル。道の駅としての役割の期待できるので近くに寄ったときにはぜひ立ち寄ってみたいですね。
「里のMUJI みんなみの里」詳細
住所:千葉県鴨川市宮山1696番地
営業時間:9時00分-18時00分
オープン:2018年4月27日