世界観がすごすぎるご当地ムービーが登場!
最近、各自治体がこぞって発表している地元プロモーション動画。世はまさにご当地ムービー戦国時代なのです!
今回はなんと、あの大ヒット映画『シン・ゴジラ』に扮装統括として関わった拓植佐夫氏が総合プロデュースを手掛ける、長野県・伊那市の公式プロモーション動画をご紹介。
伊那市は、魅力を地域内外へ発信するプロモーション動画として「イーナ・ムービーズ」シリーズを作成していますが、その最新作「森のこえ」は世界観がすごいんです。
街の80%が森林 緑と共存する暮らし 長野県・伊那市
長野県南部に位置する伊那市は、周囲を南アルプスや中央アルプスの雄大な山々に抱かれ、市域の82パーセントを森林が占めます。人と森林が歩み寄り、豊かな暮らしを育む伊那市の取り組みを不思議な世界観を交えて本動画で伝えていきます。
伊那市は、長野県の南部に位置し、南アルプスと中央アルプスの二つのアルプスに抱かれ、市の中央を天竜川と三峰川が流れる豊かな自然と歴史、文化が育まれた自然共生都市です。
「天下第一の桜」と称される高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラや仙丈ケ岳を中心とする南アルプス国立公園、日本ジオパークに認定されている南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークなどの観光資源があります。
また移住定住政策にも積極的で、木育、ICT教育、キャリア教育など、特色ある教育と子育てが注目されています。将来この地域を背負って立つ子どもが健やかに育つ環境づくりや安心して子どもを産み育てることができる都市として注目されています。
地元出身の映画プロデューサーだからこそ描ける世界観
本動画の総合プロデュース・監督は、映画『シン・ゴジラ』で扮装統括、NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」で人物デザイン、舞台「PLUTO」でキャラクタービジュアル・コスチュームデザイン・ヘアメイクデザインを務めた、伊那市芸術文化大使の柘植伊佐夫氏(伊那市出身)。
新作動画「森のこえ」では、柘植氏が動画内に登場する「妖精」のキャラクターデザインを手がけるなど、同氏が生み出す世界観がふんだんに盛り込まれています。
プロフィール:柘植伊佐夫
人物デザイナー/ビューティーディレクター/プロデューサー
長野県伊那市出身。伊那市芸術文化大使。「人物デザイン」というジャンルを開拓。ドラマや映画の登場人物の衣装デザイン、ヘアメイクデザイン、小道具などを総合的に生み出している。主な作品に、NHK 大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」、NHK 大河ファンタジー「精霊の守り人」、映画「シン・ゴジラ」、舞台「PLUTO」など。2012年第30 回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞受賞。
伊那市の「いーな」がつまってる イーナ・ムービーズ
イーナ・ムービーズは、伊那市のシティプロモーション事業の一環として、平成27年4月から制作開始。これまでに、四季折々の魅力を詰め込んだ「四季編」、「信州そば発祥の地 伊那」をPRする「そばの旅人」が制作されてきました。
今回の「森のこえ」では、特に妖精のシーンをほとんど入笠牧場周辺で撮影されました。伊那市のなかでも「手つかずの自然」「手つかずに近い自然」が残されている特別な地域なんだとか。詳細は、公式サイトをご覧ください。
<イーナ・ムービーズ公式サイトURL>http://i-namovies.jp/
<イーナ・ムービーズ特設サイトURL>http://i-namovies.jp/forest_vision
<WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」 URL>https://youtu.be/Nbdno_SSKRs
WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」概要
伊那市では、「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に、自然環境・森林を次世代に引き継いでいく「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」を策定し、市民の皆さんが活用できる森林づくりなどを掲げた「ソーシャル・フォレストリー都市」を宣言しました。
これらの取り組みと森林資源を生かしたまちづくりを広く発信する活動の一環として、平成29年6月にプロモーション動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」の制作がスタートしました。動画では、随所に登場する市民の暮らしや、ユニークなキャラクターを交えて、「森のある暮らし」や「森の恵み」、「エネルギーの循環」などを映像で表現しています。
「森のこえ」の見どころポイント
動画では、柘植伊佐夫氏がキャラクターデザインを手がけ、映画や舞台の製作に関わっている特殊造形、メイク、衣装スタッフの洗練された技術により、市内在住の高校生らが「火」、「水」、「土」、「木」の「妖精」に扮して登場。「自然との共存」、「自然エネルギーの循環」、そして人と森が歩み寄りながらともに豊かになっていく様子を表現しています。
また、イーナ・ムービーズで使用されている音楽は、伊那市出身で映画やテレビコマーシャルの楽曲を制作する天山氏(市芸術文化大使)が担当。「森のこえ」では、柘植氏が作詞、天山氏が作曲したオリジナル曲を伊那市立長谷小学校6年生の児童が歌います。子どもたちの故郷を思う気持ちが力強い歌声となって、映像を引き立てます。
そして動画には、「妖精」として市内在住の高校生らが登場するほか、子どもから大人まで多くの市民の皆さんが撮影に参加しています。森林とともに生きる市民の暮らしをとおして、森林と人とのつながりを映し出しています。
伊那市の取り組み「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」について
平成28年2月に策定した「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」は、「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に、伊那市の宝である森林を次世代に引き継いでいくための計画です。これからの伊那市を背負って立つ若者達に、50年後の森林を確認してもらう気持ちを持って、50年という時間軸でビジョンの実現を目指す取り組み。
森林・林業の分野に「社会林業(ソーシャル・フォレストリー)」という森林管理手法が存在します。これは「地域住民が森林の保全に自らかかわり、森林資源の活用は地元のあらゆる産業と協働的に進め、そこから生まれる便益は地域(市民)に還元される地域社会を構築する」というもの。
自然環境・自然資源を「自然資本」と捉え、「社会資本」としての価値を高めていくためには、林業関係者だけでなく、市民が主体となった取り組みが必要となってきます。伊那市では、「山(森林)が富と雇用を支える 50年後の伊那市」とする理念を掲げ、この理念のもとに具体的な6つの「ソーシャルフォレストリー都市宣言」の実現を目指しています。
<伊那市公式ホームページ>http://www.inacity.jp/
<移住応援サイト「伊那に住む」>http://www.inacity.jp/iju/