アウトドアの第一歩がお祭りだっていいじゃない
虫の声を聞き、そよぐ風を頬で感じ、お天道様の光を浴びる・・・そんなアウトドアの原始的な喜びを感じられるのは、なにも山や川、大自然だけではありません。近所の神社に行ったり、ちょっと街中を散策してふと立ち止まったり、それでも十分にアウトドアって感じられるんです。文字どおり、” 扉の外”=アウトドアであるならば、こんなcazual的過ごし方もアリなのでは? というわけで、今回は、うまく外の空間を活用してローカルが元気になったお祭りを紹介します。
シャッター商店街に2万人もの人が集まる地域祭の決定版「明和義人祭」
シャッター通りとなっていた新潟市の古町商店街。いまでは地域祭りを起爆剤に地域活性に成功し、県の内外から注目を集めています。そのお祭りが「明和義人祭」。2016年も8月24日(水)に開催されます。
「明和義人祭」ってどんなお祭り?
「明和義人祭」とは、江戸時代に新潟町(現在の新潟市古町周辺)の住民自治を勝ち取った涌井藤四郎・岩船屋佐治兵衛を中心とした人々「明和義人」を慰霊・顕彰するお祭りです。元々は、古町愛宕神社が地元のお祭りとしてスタートさせましたが、地元商店街と連携しながら開催しています。終日、屋台、紙芝居や明和義人行列、古町芸妓の舞、奉納盆踊り(蜑(あま)の手振り)など、イベントが開催され、商店街では一日落書きし放題のらくがきコンテストも開かれています。2015年はなんと約2万人もの人が来場し、地方の商店街のお祭りとしては異例の盛り上がりを見せ、地域活性の一助となっています。
12のイベントで一日中、外で遊び尽くす
「明和義人祭」は一日中、外で過ごすイベントが目白押し。商店街の道路や壁に落書きし放題のらくがきコンテストでは、外で自由に遊びまわる子どもたちの様子がほほえましいものです。
ほかにも、伝統芸能”奉納神楽舞”、灯ろう点灯、明和義人行列、盆踊り(蜑(あま)の手振り)など、12のイベントが繰り広げられます。なかでも目玉は、3万個の御神菓(お菓子)を無料配布する日本最大級”明和神菓まき”。
朝から晩まで、外でゆったり遊べるところが、多くの人を魅了しているようです。
こういった元気な地方のトピックもどしどしアップしていきますね。この夏は、お祭りきっかけにたまには一日、外で過ごしてみませんか? 家の外に出る、それがアウトドアにはまる第一歩です。
【明和義人祭 詳細】
主催:古町愛宕神社
〒951- 8063 新潟市中央区古町通二番町四九五番地
社務所:〒951- 8063 新潟市中央区古町通一番町五〇〇番地 神明宮社務所内
TEL:025(224)3640
開催場所:新潟市中央区古町通1番町~4番町/上古町商店街・古町愛宕神社
※アクセス情報や概要など、詳しくはHPをチェック!
http://www.meiwagijin.jp/
text:george
【PROFILE/george】
茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条。