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千葉県成田市の中心部からちょっと離れた、緑に囲まれたエリアに暮らす川辺さんご一家。
自然がそばにあるお気に入りのカントリーログハウスでの暮らしについて話を聞いた。
引渡し直後に東日本大震災が発生……
物件の引渡しからひと月で東日本大震災が起きた。
川辺さんご一家の暮らすエリアでは震度6くらいを記録した。
近隣では少なからず被害が出ているのだが、この家はビクともしない。
改めてログハウスの強度を知ることとなった川辺さんご一家。
ログを選んだのもひとつのこだわりだとは思いますが、ほかにこだわった部分は?
「土地が南向きの土地だったので、南にリビングのある家がいいなって思いました。
ハウスメーカーに依頼しても、当然南にリビングを持ってくるんでしょうけど、BESSの家だと半分リビング、半分寝室みたいな、真ん中にログ壁が出てしまうモデルもある。
このモデルは南側を全部リビングにできたんです。普通は北道路なら、北側に玄関を作るんでしょうけど、玄関の位置を変えずに南側のままにしたんです。
北玄関の仕様にもできたんですけど、あと住んでみてから気づいたんですけど、南のままでよかったかなって。お客さんが来ても、奥までは入ってこないで、途中で止まってる。だからこちらから出迎えるっていうのもよかったし」
薪ストーブの設置は?
「薪の調達のこととか何も考えてませんでしたけど、薪ストーブ設置は家を建てるときからの条件でしたね」
それで薪はどうやって調達しましたか?
「最初の年はシーズンがギリギリもつくらいをBESSでいただいて、その間に地域の集まりとかで『薪ストーブがあるので、木がでるようならお声がけください』ってご挨拶して。『個人で消費する量なんて、たかが知れてるだろう』って思われて、最初はなかなか薪が集まらなかったんですが、『そんなに使うんなら、もっとあるよ』って、そのうちいろんなところから声をかけられるようになって。
いま2シーズン分くらい薪は庭に置いてあって、もう置く場所もないので、まだ取りに行ってないのも山の中にあって」
山から薪を運ぶときは、どうしてるんですか?
「普通の自家用のワンボックスカーのシートを倒して積んでます。軽トラックとかより実は積載量もあって、ビニールシートとかを敷けば汚れとかもつかないですし、以外に積めますね。苦労するのは軽トラックと違って、ガツガツ積み込めないところくらいですかね」
これだけの量になると、薪は機械で割るんですか?
「チェーンソーを買ったので、木を短くするのはチェーンソーですが、そのあと割るのはアックスで手割りです。もっと歳をとって体が動かなくなったら、エンジン付きの薪割り機も考えなくてはならないですけど、いまは体が動くので、手割りをしています。家のことは何でもそうですけど、体が動くうちは壁にペンキを塗ったりも、自分でしようと思って」
BESSの家に暮らすようになって、趣味は変わりましたか?
「オートキャンプとか、行かなくなりましたね。
二十歳ぐらいのときにクルマを手に入れて、それでアウトドアにはまって。
クルマに乗って行ける遊びを考えると、釣りとか思いついて、それでフライフィッシングをはじめたんですよ。フローターで湖に入って行って、フライでバス釣り。ロッドが長いんで、すごくしなって面白いんです。
そんな遊びにはまっていくと、趣向がアウトドアに寄って行くんで、そのうちキャンプなんて頭に浮かんで来て、それでオートキャンプにはまって。
でもBESSの家に住んでいるほかのオーナーさんもよく言われると思いますが、BESSの家に住むとオートキャンプとかへ行かなくなりましたね。毎日の生活で、その楽しさが味わえるから。
前から山登りをやっていたんですが、それはいまでも行きたいと思いますけど」
当時クルマは何に乗ってたんですか?
「91年型のミニクーパー。キャブの一番最後のモデルなんですけど。実家には使わなくなったガレージがあったので、そこにクルマのいじれる掘り込みのピットを作ったりとか。
自分のやれることは全部自分でやったんです。ガレージにコンクリートを敷いたりとか、扉を作ったりとか。ガレージで使うチェアもDIYしたりとか。そのチェアは、この家でも使ってるんです。いまはDIYを楽しんでますけど、当時は必要に迫られて作った感じですね」
川辺さんご一家プロファイル
ご主人:央士さん(41歳)
ご職業:空港職員
ご家族:奥さま・里佳さん(41歳)、長女・ひよりちゃん(11歳)、次女・みのりちゃん(3歳)の4人家族
移住年:6年(2011年築)
住居タイプ:BESSカントリーログハウス[ウォームテイスト]
取材協力
総合展示場「BESSスクエア」
TEL:03-3462-7000
http://www.bess.jp
インターネットで調べては、何でも見よう見まねで挑戦していくご一家