これまでの努力は、どんな形として現れてますか?
「ほんの少しずつだけど、仕事の枠も広がって来ていて、今度新しくできるホテルのアクティビティとしてヨガのレッスンをして欲しいって依頼もあったんです。
『私やっていけないかも』って何度も泣きましたけど、ゆっくりゆっくり、ほんとゆっくりすぎるけど進んでいってるなあって、実感できるようになったんです。
主人もダイビングのインストラクターだから観光客相手だし、夏がメインの仕事。毎日のように主人と話してるんですけど、『コツコツ、少しずつだけど、コツコツやることだよね』って」
ご主人も移住者ですか?
「私より1年先に宮古島に入った移住者です。私が新城でビーチヨガをやっていたときに、やはりシュノーケリングのお客さまを連れて海に来たダイビングのインストラクターでした。そのときご挨拶程度に名刺をお渡ししたら、フェイスブックに申請してくれて、というつながり方でした。彼はもともとヨガに興味があったんです。
ダイビングをやっているときって、呼吸方法がとても大事。潜っててもパニックにならないように、陸でヨガをやってから海に入るっていう方も多いらしくて。知り合ってから、ヨガのレッスンを何回も受けに来てくださって」
結婚の話は順調に?
結婚の話も順調に進んだんですか?
「東京で暮らしていたら、なかなか出会いもなかった。10歳にもなる大きな子供もいるのに結婚しようと言ってくれる人なんてそうそういないから、ずっと一人でいようと考えてました。
主人と出会ってからも、最初は結婚まで考えてなかったです。子供のために宮古島に来たので、子供が一番でしたから。
彼は初婚なので『同じように初婚の方と結婚したほうがいい。私はいずれ宮古島を去りますから』って彼に告げたんです。
子供の小学生のあいだは宮古島で暮らすけど、いずれは東京に戻るつもりでした。小学校6年間だけ宮古島で暮らすというのが、いろいろ心配しながら手をかけてくれる両親との約束でもあったんです。
でも彼が『どうしても結婚したいんだ。子供もきちんとみるから』と言ってくれて。
私のことも子供のことも大切に思ってくれる素敵な人だから、母親に相談したら『いいんじゃないの』って後押ししてくれて。その瞬間、6年間期間限定移住のつもりだったのが、永住に変わりましたね(笑)」
結婚してからは、経済的にゆとりが出ましたか?
「夏はいいんですけど、冬は仕事がない。妊娠したときにはホテルの方から『もうヨガのレッスンはいいです』と、お断りされたこともありました。
母子家庭が長かったせいなのか、そんなときも主人に頼れない自分がいて。自分で全部やりくりをしないと気がすまない性格なんです。なんだか可愛くないですよね(笑)」
移住して変わった?
移住して自分が変わったところは?
「恥ずかしい話ですけど、私はもともと料理がすごく苦手だったんです。普通のことはできるんですけど、あまり凝ったことはしない。ヨガをやってるのに、料理に無添加なものを取り入れるとかもしてなくて。
ところが主人は料理が得意な人で、『沖縄の自然な野菜とかを使ってごらん』とか教えてくれて。それは子供たちの健康のためにもなるし。いまは料理がすごく楽しくなりましたね。
渋谷で働いていたときは仕事が終われば、まわりにいくらでも美味しそうなレストランはあるし、ヨガの後でお腹は減ってるし、友達に誘われれば、断ることなく食べに行ってました。物欲も多い方だったんで、素敵なものがあれば、働いてるご褒美だって言いながら、買ってましたし。
でも宮古島に来たら、渋谷にあるようなものが何もない(笑)。だからすごく家庭的になりましたね」
【三嶋さんの移住ライフ記事まとめ】
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沖縄県宮古島移住ライフ・ヨガインストラクター/三嶋梨乃さん2
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沖縄県宮古島移住ライフ・ヨガインストラクター/三嶋梨乃さん4
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