東日本大震災から早6年
3.11。
東日本大震災から早いものでもう6年が経ちました。当時、僕は仕事をしていて東京にいましたが、実家がある茨城は被害を受けました。さいわい、家族はみんな無事でしたが、1週間近く、水もガスも電気も止まったままで大変な日々を過ごしたとあとから聞きました。
備えあれば憂いなしといいますが、非常時のために防災グッズを集めることを真剣に検討しています(いまさらかよってツッコミも飛んできそうですが…)。
cazualでもさまざまなアウトドアグッズを紹介していますが、そのなかから、個人的に、これは災害時にも役立ちそうというアイテムをピックアップしてみました。
3年間保存OK ふわふわ食感の防災パン
食料の備蓄は防災対策ではかなり重要です。水や食料は3日分程度は各家庭で用意していたほうがいいでしょう。こちらは長期保存可能のアルファ米でおなじみの尾西食品のパン。その名もひだまりパン。
アルファ米の場合は、食べるためにはお湯や水が必要ですが、パンならそのまま食べられます。しかもふわふわ食感ときたら、食事も楽しみになるはず。災害時は食べ物くらいしか、楽しみがなかったという声も耳にしました。非常時でもおいしいものを食べられれば元気もでることでしょう。
3年間の長期保存が可能で、こちらのパンは袋入り。長期保存ができるパンとしては、よく缶入りのものがありますが、東日本大震災のとき、空き缶ゴミの処理が大変だったという声も聞かれました。その点、このパンなら缶ほどかさばることもないので、安心です。
詳しくはこちら(cazualの過去記事に飛びます)
電源問題も解決! 世界最薄・最軽量・防水のモバイルソーラー充電器
続いては電源問題を解決してくれるモバイルソーラー充電器。現代生活にスマホは欠かせません。家族と連絡を取り合ったり、情報収集をしたり、災害時にはより一層、重要になります。避難所では充電するために、コンセント行列が起こったりもしましたし、そもそも電気がストップしてしまって電源を確保できない地域もありました。
そこでオススメなのが、ワット数対比で世界最薄最軽量の「ソーラーペーパー」。
メインパネル本体は9cm×19cm×1.1cm、75g。サブパネルは薄さ2mmで65g。とにかくコンパクトで軽いのが特長です。これなら防災袋に入れておいてもかさばりません。「ソーラーペーパー」という名が示すとおり、太陽光を受けて自家発電するので、災害時にもってこいです。
快晴の日なら、スマホを約2.5時間でフル充電できる機能性の高さも魅力です。この充電時間はコンセントからの充電とほぼ同じ速さなんです。さらに、防水なので過酷な環境下でもタフに使えます。
詳しくはこちら(cazualの過去記事に飛びます)
懐中電灯にもバッテリーにもなる多機能LEDランタン
明るさ確保に重宝するランタンも用意しておくと、より安心です。なんといっても暗いところにいると気分も参ってしまいますからね。夜間でも活動できますし、なにかしら明かりを確保できるアイテムを準備しておくことをオススメします。
今回、紹介するのはコールマンのハイパフォーマンスLEDランタン「クアッドTMマルチパネルランタン」。
発光パネルは本体から取り外して使うことができ、懐中電灯のように使えます。分割した発光パネルはボタン操作で100lm(ルーメン/high/約3時間点灯)、約25lm(ルーメン/Low/約14時間点灯)の2段階に明るさの調節が可能。
背面の可動式ハンドルはスタンドになるので、炊事など手がふさがっているときや、就寝時には枕元に置いてナイトライトにもなりますね。また家の中の各所に置いておくのにも便利です。
また、本体にはUSBポートが付き、点灯しながらのモバイル機器充電が可能です。
発光パネルはマグネット付きなので金属に固定できる点もポイント。金属があれば好きなところに固定できるので、さまざまな角度から照らしたい方向を照らせて便利。軽量でしっかりとくっつくので、落下の心配も少ないです。
まとめ 3.11を防災対策を見直す日に
今回、紹介したのは食料とバッテリーと明かりにまつわるアイテムだけですが、ほかにも水、着替え、薬、救急セット、歯ブラシ、子どもがいれば離乳食やオムツなど、挙げだすとかなり多岐に渡ることがわかります。
アウトドアグッズは自然の中で使うことを前提に作られているだけあって、災害時にも力を発揮するものがたくさんあります。そんな観点からアウトドアグッズをチョイスするのもアリだと思います。
まずは、3.11を防災対策を考える日にして、非常用持ち出し袋を作ってみてはいかがでしょうか?
text:george
【PROFILE/george】
茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条