SLACK FOOTWEARの”晴雨兼用”スリッポンをレビュー!
先日、こちらの記事( アンダー1万円! どんな天気もOKな”晴雨兼用”スニーカーが登場 )で雨靴にもなる万能スニーカーを紹介したが、実物を手に入れることができたので、さっそくレビューしてみる。
レビューするスニーカーは、SLACK FOOTWEAR(スラックフットウェア)の晴⾬兼⽤スリッポン「LEPOT(レポット)」。
”晴⾬兼⽤”をコンセプトに開発されていて、靴底からアッパーの半分までをラバーで⼀体成型したスリッポンだ。
現在、「Fannova(ファンノバ)」でクラウドファンディング中とのことだが、達成率217%(2021年4月20日現在)と支持を集めている。
SLACK FOOTWEARってどんなブランド?
レビューに入る前にブランドのことをおさらいしておこう。
「SLACK FOOTWEAR(スラック フットウェア)」は、2017年に東京で生まれたスニーカーブランド。
「KEEP IT SIMPLE, STAY INNOVATIVE(シンプルでありながら、革新し続ける)」をコンセプトに、すでに確立された生産ラインから見直し、シューズ業界の”既成概念”という壁に挑み続けている。
革靴ブランドとスポーツメーカーで経験を積んだ、デザイナー 「Kazuya Yasuda」の技術とノウハウを集結させたシューズは、機能性の高さと品の良さが魅力だ。
知名度はそこまで大きくないが、東京発のスニーカーブランドとして注目されているという。
「レポット」は雨の日にもちょうどいいスニーカー
靴底から4cmほどがゴムでカバーされているので、よほど深い水たまりにでも入らないかぎりは、水の侵入の心配はない。切れ目や隙間がない靴底と一体化したラバーということで、濡れに対する安心感が違う。
実際、強い雨が降り続いた日に履いてみたが、足が濡れることなく1日中快適だった。
普通のスニーカーであれば、水たまりを避けるなど、いくら気をつけていても雨がしみてきて足が濡れてしまう。
レポットの場合、たとえ水たまりに突っ込んでしまっても濡れる心配がないので、歩くときに足運びに注意を払わずに済む。
小さなことだが、ちょっとしたわずらわしさから解放されて、個人的にはうれしいポイントだった。
むしろ、子どものように積極的に水たまりに入りたくなってしまった。
ほかに、雨の日でなくても、アウトドアのシチューションでもラバー部分は有効な機能性だろう。
濡れに強いだけでなく、汚れを落としやすかったり、布地よりもはるかにタフだったり、アウトドア向きのスニーカーと言える。
夜露に濡れた草むら、整地されていない土のフィールド、石がゴロゴロしている河原など、アウトドアのさまざまなシーンで活躍してくれると思う。
SLACK FOOTWEAR「LEPOT」はムレが少なく、スニーカーと長靴のいいとこ取り
ムレも想像以上になくて、驚いた。
防水性能が高い靴は、メンブレンのような防水性のあるフィルムで覆われていたり、長靴のようにゴム素材だったり、どうしても通気性が気になる場合が多い。
ラバーで覆われていないアッパー部分は、一般的なスニーカーでも使われているキャンバス生地でできている。要するに、靴の半分は普通のスニーカーなので、湿気がこもらずムレを逃がせるのだ。
さらに、インソールがメッシュになっているのもムレ予防にひと役買っている。足の裏は汗をかきやすいが、メッシュのおかげで適度に湿気を逃がしてくれている。
長靴の防水性能とスニーカーの通気性、快適性をいいとこ取りしたスニーカーと言える。
SLACK FOOTWEAR「LEPOT」の気になる履き心地は?
次に、履き心地について、レビューしてみよう。
ライニングにはネオプレーン素材が採用されていて、足入れした際に、柔らかくサラッとしたドライな感触が心地よい。
伸縮性、柔軟性にも特徴のある素材で、足全体をほどよく包んでくれている。きちんとホールドされているが、窮屈さがないのだ。
歩いてみると、ソールの適度な反発力を感じるのだが、なんというかコシがあってしなやかさなのだ。ほかのスニーカーではあまり感じたことのないものだった。
スペックの説明を確認すると、柔らかい層と硬めの層を張り合わせてインソールを作り、⾜のバランスを崩さないよう柔らかすぎないつくりにしたそうだ。
そして、レポットはバルカナイズ製法で作られたシューズであるのも特徴。
スニーカーは、アッパーの布地部分と靴底のゴム部分をくっつける必要があるわけだが、ざっくり言うと、バルカナイズ製法はゴムの特性を生かして圧着させる製法だ。
この製法は手間とコストがかかる製法だが、接着剤を使用したスニーカーよりもしなやかで屈曲運動に強く、加水分解などの経年劣化にも強い。
インソールの構造、バルカナイズ製法によって、独特な履き心地を実現している。
正直、靴の半分がラバーで覆われているということで、硬そうというか、ゴワゴワして動きにくそうだなと想像していた。
履いた瞬間は、そんな懸念が頭をよぎったが、歩き出したら忘れてしまい、履いている最中は少しも気にならなかった。普通のスニーカーと同等以上の履き心地だった。
また、製法上の特徴から靴底がフラットになるので、地面との設置面積が広く、静止状態でのグリップ性が高い。これは、雨天時のすべりにくさにもつながっている。
靴底全体でしっかりと地面をとらえられている感覚があった。
アウトソールにも繊細なこだわりが見てとれた。
つま先、かかとなど、足裏の部位ごとに接地面とのかみ合わせや安定性を考慮して、溝のパターンを使い分けている。
それだけでなく、足の動きや構造を計算しながら屈曲しやすいようにスリットを入れたり、横ブレやゆがみを抑える機構を取りいれたり、非常に芸が細かいなと感じた。
ふだん着に合わせやすいデザインのSLACK FOOTWEAR「LEPOT」
デザインは、ブランドコンセプト通り、いたってシンプル。カジュアルにもスポーティにもシックにも、いろんなコーデで使いやすそうだ。
かかとについたループ部分はリフレクター素材で、ちょっとしたアクセントになっている。
ラバーで覆われているスニーカーは他ブランドからも出ているが、それらはぼてっととボリューミーなものが多い。レポットは細身の木型を使っているため、シュッとした顔つきだ。
個人的にはプレーンな服装が好みで、ジャストサイズで着ることが多いので、細身のほうが合わせやすくてよい。
レポットはユニセックスなので、コンパクトなシルエットは女性でも合わせやすいと思う。
SLACK FOOTWEAR「LEPOT」は子連れ世代やアウトドア好きにおすすめ
レポットには”靴選びに迷わない”というキャッチコピーがある。
実際に履いてみてわかったことだが、これはなにも天気に限ったことだけでないと実感した。
晴れでも雨でも履ける。
街でもアウトドアでも履ける。
どんなコーデのときも履ける。
まさに万能。1足で何役もこなせるので、ミニマリスト志向がある方にもおすすめ。短期間しかレビューしていないが、玄関にレポットがあると、ついつい履いてしまうのだ。
スリッポンなので、スッと足を入れるだけで履ける。このラクさは非常に魅力的だ。
子どもを抱っこしながら、勝手に出て行く子どもを追いかけて……幼い子がいると玄関で余裕はない。ひもを結んだり、シュータンをつかんで履いたり、そんな数秒すら惜しいときがある。
やはり、そういうときに、手を使わずサッと履けるスリッポンは重宝する。そういう意味でも靴選びに迷わずに済むのはありがたい。
子どもと公園で遊ぶときもタフで汚れにも強いレポットは頼れる相棒になるだろう。小さな子がいるパパ、ママには強くおすすめしたい1足だ。
スリッポンの履きやすさは、アウトドアのシチュエーションで言えば、テントの出入りのときにとても便利。出入りはけっこう多いので、ちょっとしたことだが、そこでストレスがないのはかなりラクになる。
また水だけでなく、汚れや引っかきにも強く、ラフに使えるのでアウトドアユーザーにもハマるスニーカーだと感じた。しかも、アンダー1万円というプライシングも非常にコスパがよい。
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晴雨兼用スリッポン「LEPOT(レポット)」商品概要
定価:9,790円(税込)
サイズ:23.0~28.5
製法:バルカナイズ製法
アッパー:キャンバス/ラバー
ライニング:ネオプレーン
インソール:メッシュ
原産国:中国
カラー:ブラック/ネイビー/カモ
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TEXT&PHOTO:tokoro
【PROFILE/tokoro】
茨城県東海村出身の36歳。2児のパパ。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、2019年からcazual編集長。9年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。基本の装備は「軽くコンパクトに、とにかく身軽」が信条。