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手軽にアウトドア気分!コーヒー淹れの極意3選

アウトドアで飲むコーヒーってなんだか格別!

自然に囲まれてゆっくり飲むコーヒーは格別です。キャンプ好きにはもちろん、外で飲んでみたいと憧れる方も多い人気の飲み物。

しかし、コーヒーと言っても淹れ方や道具はさまざまです。そこで今回は野外コーヒーに興味のある方必見、アウトドアでコーヒーを楽しむための基本をご紹介します。

アウトドアコーヒーのすすめ

キャンプや登山などで淹れたコーヒーは、インスタントでもおいしく感じられますよね。

緑のきれいな景色、澄んだ空気、広いアウトドア空間。日常とは違う時間が流れる開放感のあるシチュエーションによって、気分がリラックスして、味わいに変化が出ているのでしょう。

ただ、野外だからと言ってコーヒーの淹れ方がいきなり難しくなったりはしません。最近は、アウトドアでも簡単に淹れられるアイテムやオシャレで便利な道具が増えています。

道具のデザインや機能性、種類の多さも、アウトドアコーヒーが人気な理由のひとつでしょう。

アウトドアシーンには欠かせない魅力がある野外コーヒーはどのような淹れ方があるのか、必要な道具は何なのか、おさらいしていきましょう。

アウトドアコーヒーの淹れ方1 パーコレーター

パーコレーターとは、ケトルの中にコーヒーを抽出するドリッパーが入っているポット型コーヒー抽出器のことです。いわゆるペーパーフィルターは使いません。

「バスケット」と呼ばれるカゴ状の部分にコーヒーの粉を入れ、ケトル部分に水を入れます。加熱し続けるとコーヒーが抽出される仕組みになっていて、簡単にコーヒーを淹れることができます。

フタに付いている透明なつまみから中の色を見て、抽出具合を確認するので、水からコーヒーになる過程もワクワクしながら楽しむことができます。

メリットはコーヒーの風味までしっかり抽出できること、一度にたくさんの量を淹れられること、火にかけるだけでコーヒーが淹れられる手ごろさなどがあります。

いっぽうでデメリットは、フィルターを通さないぶん、やや雑味が出ること、サイズが大きく荷物になること、ドリッパーの穴から落ちてしまうため細かいコーヒー粉は使えないなどが挙げられます。

自分の好きなコーヒーの濃さを調節したい方にオススメな淹れ方ですね。

必要な道具と淹れ方はこちら。

【道具】
パーコレーター

【淹れ方】
(1)本体に分量の水を入れる。
(2)付属のバスケットに挽いた豆を入れる(豆は粗挽きに)。
(3)弱火にかけて2~4分かけて抽出すれば完成。

沸騰した後は粉が沈殿するまで少し置いておくことを忘れずに。

コーヒーの淹れ方2 ドリップ

オーソドックスなドリップ式。ふだんから好んでコーヒーを飲み、さらに少しこだわりのある方はこの方法で淹れることが多いと思います。

逆さまになった三角錐「ドリッパー」に、ろ紙である「ペーパーフィルター」をセットし、挽いた豆を入れお湯を注ぐことで、コーヒーを淹れられます。

ペーパーフィルターが主流ですが、ペーパーフィルター切れを心配しなくて済む金属フィルターもキャンプではオススメです。お手入れもしやすく、使用後は粉を捨てて洗い、乾かすだけでOKです。

大手のアウトドアブランドからガレージブランドまで、さまざまなドリッパーを出しています。バネ構造で円錐型のドリッパー、薄い金属板を組み合わせて三角錐のようなドリッパーなど、ラインアップは多彩です。共通しているのは、折りたためでコンパクトになる点です。

よりこだわりたい場合は、キャンプ場で豆を挽き、フィルターでドリップしてみては?

豆を挽くところからコーヒーができる過程を見ているだけでも気分が高まりますし、なにより挽きたての豆で淹れるコーヒーは香り高く、おいしさ、風味が格別です。

ドリッパーのデメリットは、一度にたくさんの量を淹れられないこと。ゆったり時間があるときや、メンバーが少ないときはおすすめです。

必要な道具と淹れ方はこちら。

【道具】
ドリッパー
フィルター
お湯を沸かすケトルや鍋

【淹れ方】
(1)マグにドリッパーとフィルターをセットする。
(2)フィルターにコーヒー粉を入れる。
(3)コーヒー粉の中心にお湯を少量注ぎ30秒ほど蒸らす。その後、ゆっくり円を描くようにお湯を注げば完成。

コーヒーの淹れ方3 プレス式

紅茶でよくあるスタイルのプレス式。

道具は、プレス式のフィルターがついたフタとポット。沸いたお湯に挽いた豆を入れ、フィルターでプレスして抽出するものです。

プレス式は豆の風味が強く出ることが特徴です。専用の道具は必要ですが、お湯をわかして、そのまま抽出までできるので、ペーパーフィルターやケトルがいらないので、荷物を少なくしたいキャンパーにはあっています。

ただ、そこまで大きいサイズのものはないので、同時に作れるのは最大3〜4人分程度で、少人数向き。

【道具】
プレス式専用ポット

【淹れ方】
(1)水を入れてポットを火にかけ、お湯を沸いたら、火から下ろします。
(2)挽いた豆を入れ、5分程度待ち、フタをしてゆっくりとフィルターを落としてプレスします。

さらにコーヒークオリティを上げるコーヒーギア

もっとコーヒーにこだわりたい方は道具にも目を向けてみましょう。

コーヒーミル

コーヒー豆は空気に触れれば触れるほど酸化が進み味が落ちます。そのため、飲む直前に豆を挽くのが理想です。

キャンプでそれを叶えてくれるのがコンパクトなアウトドア用コーヒーミル。ミルを挽く行為自体が楽しいうえ、自前のミルがあれば、キャンプで飲むコーヒーのレベルが格段に上がります。

ロースター

コーヒー豆を挽くレベルからさらに上を目指す方は、キャンプで生豆を焙煎するところから始めてみてはいかがでしょうか?

バーナーや焚火で焙煎できる、片手サイズのロースターでムラなく豆に熱を通しましょう。パチパチ鳴る豆をじっくり育てるのもまた一興です。


キャンプで淹れるコーヒーは道具だけでなく、豆や淹れ方にもこだわることで楽しみ方がどこまでも広がります。


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